Mrs. GREEN APPLEが、6月14日公開の映画「ディア・ファミリー」の主題歌を担当する。
「ディア・ファミリー」は「君の膵臓をたべたい」で知られる月川翔監督による最新作。心臓疾患を持った娘を救うため、医療の世界とは無縁な町工場の経営者でありながら、人工心臓の開発に挑んだ家族の実話を元に描くヒューマンドラマだ。主人公の父・坪井宣政を大泉洋、彼を支える妻・陽子を菅野美穂、心臓疾患を抱えた娘・佳美を福本莉子が演じる。
主題歌はMrs. GREEN APPLEが映画のために書き下ろした新曲「Dear」。不可能なことを成し遂げるためにどんなときも歩みを止めない家族の背中を押すような、前向きな歌詞と壮大なアレンジが特徴の楽曲となっている。この曲について大森元貴(Vo, G)は「壮大でさわやかな楽曲ですが、地に足がついて芯が一つ通っているような楽曲です。歌詞も今まで表現したことないようなワードが入っているので、そこにもぜひ注目してください」とコメントしている。
また、この主題歌が流れる映画の予告映像がYouTubeで公開された。
Mrs. GREEN APPLE コメント
本作は全て実話ということで、すべての出来事の先にバルーンカテーテルが生まれたと考えるととても感慨深いです。目の前にある現実の大きさは計り知れないものですが、家族の皆さんの絆の強さを感じて胸がキュッとなりました。
事前に資料をいただき、拝見してから楽曲を制作したのですが、凄く泣けました。
とてつもないエネルギーや生きる活力のようなものをいただきました。
主題歌の「Dear」は壮大でさわやかな印象ですが、地に足がついて芯が一つ通っているような楽曲です。
歌詞も今まで表現したことないようなワードが入っているので、そこにもぜひ注目してください。
岸田一晃プロデューサー コメント
「この映画は作りたいだけの映画ではなくて“届けなくてはいけない映画”だと考えています」という言葉と共に主題歌のオファーをさせていただきました。ある家族が願った切なる想いが世界中に広がって、そして今も尚、その想いは輝いて生き続けている。実話を元にしたこの映画には単純に感動的な音楽がエンディングを飾るだけではダメだと考えていて、ディア・ファミリーが持つ熱量が欲しかったのです。初めてデモ音源を聴いた時に最後のピースがハマったと実感しました。決して悲しいだけの物語ではなく、愛と熱意が突き抜けて、希望が生まれる。この楽曲の鼓動が「次へ、その先へ」と私たちの背中を押し、新しい未来に向かわせてくれる。この映画は最高の音楽と共に終幕します。