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THE YELLOW MONKEY東京ドームで3年半ぶりライブ、メンバーと観客5万人が最も輝いた日

「THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2024 "SHINE ON"」の様子。
約1か月前2024年04月28日 8:07

THE YELLOW MONKEYの東京・東京ドーム単独公演「THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2024 "SHINE ON"」が、昨日4月27日に開催された。THE YELLOW MONKEYの東京ドームワンマンライブ開催は、コロナ禍による動員人数の制限がある中で行われた2020年11月3日の公演以来。またバンドとしては2020年12月28日に開催した東京・日本武道館公演以来、実に3年半ぶりのライブとなった。

「皆さんと俺たちが最も輝く日」

ステージ両サイドの巨大LEDビジョンで時を刻んでいたカウントダウンの数字が小さくなるにつれ、オーディエンスは徐々に立ち上がり歓声を上げ、力強い手拍子を鳴らし始める。「000,000,000 SECONDS」を迎え場内が暗転し、ステージには再集結後のライブを支えてきたサポートメンバーの鶴谷崇(Key)と、往年にサポートを務めていた三国義貴(Key)、そして吉井和哉(Vo)、菊地英昭(G)、廣瀬洋一(B)、菊地英二(Dr)が現れた。吉井は「ついにこの日がやってきました! 今宵は“SHINE ON”、皆さんと俺たちが最も輝く日でありたいと思います」と叫ぶ。そして2020年、観客の声出しが叶わなかった東京ドームではファンの合唱音源を場内に流したことを振り返り「そのときの声も今夜ここで一緒に復活させたいと思います。今日は遠慮なくたくさん大きな声で騒ごうぜ!」とオーディエンスに呼びかけた。

その言葉に続いて披露された1曲目は「バラ色の日々」。THE YELLOW MONKEYのライブ史上最多動員となった5万人の観客は笑顔で大合唱し、2020年当時に用いられた音源もそのパフォーマンスに彩りを添えた。その後は今回のライブのタイトルにもなった新曲「SHINE ON」へ。最新のバンドのモードを提示するエモーショナルなロックチューンで観客の心をつかむと、吉井は「今夜はとにかくイエローモンキーのロックンロールをひさしぶりにぶちかましたいと思いますんで。 代表曲のオンパレードで行きます!」と叫び、観客の期待を高めた。

ここで菊地英二が刻み始めたリズムは「Romantist Taste」のイントロ。オーディエンスは大歓声を上げて一斉に右手を振った。「Tactics」では東京ドームのスタンド席に伸びる全長約126mのメインビジョンも用いた、ダイナミックな映像演出で観客を楽しませる。菊地英昭と鶴谷が奏でる不穏なブリッジに続いて始まったのは「聖なる海とサンシャイン」。深みのある音像が独自の世界を作り上げた。

ドームが楽しみすぎたヒーセに「遠足じゃないんだから」

MCで吉井が前回の東京ドームからの日々を振り返り「俺たちだけじゃなく皆さんも本当に大変な4年間だったと思います。4年のブランクがあって、平均年齢58歳のバンドにもかかわらず集まってくれて……」と話すと、ひと足先に還暦を迎えている廣瀬はいじけてみせて観客の笑いを誘う。そんな廣瀬を見た吉井が「ヒーセはね、今日興奮しすぎて一睡もしてません(笑)。いないだろこんな61歳! 遠足じゃないんだから!」と暴露すると、廣瀬は大爆笑して舌を出した。

その後は「楽園」「SPARK」といったヒットシングルが披露され、ドーム内のテンションを再び上昇させる。菊地英二と廣瀬のパワフルなソロ回しから始まったのは新曲「ソナタの暗闇」。ビジョンに歪んだフォントで大写しになった歌詞が、シニカルな楽曲の世界を観客に印象付けた。「太陽が燃えている」ではアリーナ席を練り歩いていた菊地英昭がセンターのリフターに上がるというパフォーマンスで、客席を大いに沸かせた。

ライブ中盤では吉井の喉頭がんの発症から、克服しステージに戻るまでを追ったドキュメンタリー映像が上映された。吉井を支えるメンバー3人が赤裸々にそれぞれの心境を語る表情、内視鏡写真や病院での診察風景まで交えた吉井の闘病生活の様子に、観客は息をのんで見入る。今年春に行われたファンクラブ限定イベントでひさびさにステージに上がった吉井が「人はみんな死ぬし、人は過去には戻れない。命とは何かを考えた数年間じゃないですか」と語る場面で映像が終わり、動けずにいる観客に向けて披露されたのは、1997年リリースの6thアルバム「SICKS」に収録された「人生の終わり(FOR GRANDMOTHER)」。命の終わりに対する思いを歌ったこの曲は、より強い意味をもってオーディエンスの心に響いた。

5万人の拍手が静まると、4人は「SUCK OF LIFE」「LOVE LOVE SHOW」といったナンバーで再びエンタテインメント性に富んだパフォーマンスを繰り広げていく。吉井は「こんな状況の中、アルバムが完成しております。いろいろと思い正すこともあって作ったアルバムです」と発売を控えた新作「Sparkle X」に込めた思いを明かす。そして「歌詞に『人生の7割は予告編で 残りの命 数えた時に本編が始まる』とありますが、本当にそう思ってこの曲を作りました。皆さんと一緒に“本編”を楽しみたいと思います」と紹介して「ホテルニュートリノ」を丁寧に届け、ステージをあとにした。

復活の日を終え不滅の道へ

観客の拍手に応えてメンバーは再びステージへ上がり、「アバンギャルドで行こうよ」を披露。「ALRIGHT」の落ちサビではアリーナを練り歩いていた吉井がセンターのリフターに上がり「何よりもここでこうしてることが奇跡と思うんだ!」と、高らかに歌い上げた。「悲しきASIAN BOY」で花道を駆け回った吉井は「俺はまだ完璧な声になってなくて、なんの保証もないまま東京ドームやっちゃって本当に申し訳ないんだけど、皆さんの歓声があるからできると思った」とこの日のライブへの情熱と、ファンへの感謝を明かした。ここで4人の強い思いを乗せて演奏された曲は「JAM」。彼らが奏でる真摯なサウンドに、5万人は力強い手拍子と歌声で応えた。

メンバーがステージを去ったあと、場内のビジョンでは「Sparkle X」の収録曲「復活の日」の映像が流れる。こちらをまっすぐに見据え“復活”への思いを歌う吉井の姿は、THE YELLOW MONKEYが歩み始めた新たな道を印象付けた。オーディエンスが感動に包まれているとメンバーは三たびステージへ。吉井の「ようやくまたこれが言えるような気がしています。我がイエローモンキーは永久に不滅です!」という言葉のあと、メンバーたちはラストナンバー「WELCOME TO MY DOGHOUSE」を披露。最後に吉井は「治ったら2DAYSでやるぞ!」と再びこの地に戻ってくることを誓い、ステージを降りていった。

今回披露された新曲「SHINE ON」「ソナタの暗闇」「ホテルニュートリノ」を収録したニューアルバム「Sparkle X」は5月29日にリリースされる。また各音楽配信サービスでは、今回のライブのセットリストをまとめたプレイリストが公開されている。

セットリスト

「THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2024 "SHINE ON"」2024年4月27日 東京ドーム

01. バラ色の日々
02. SHINE ON
03. Romantist Taste
04. Tactics
05. 聖なる海とサンシャイン
06. BURN
07. ROCK STAR
08. 楽園
09. SPARK
10. ソナタの暗闇
11. 天道虫
12. 太陽が燃えている
13. 人生の終わり(FOR GRANDMOTHER)
14. SUCK OF LIFE
15. LOVE LOVE SHOW
16. ホテルニュートリノ
17. アバンギャルドで行こうよ
18. ALRIGHT
19. 悲しきASIAN BOY
20. JAM
21. WELCOME TO MY DOGHOUSE

Photo by Masato Yokoyama, Takeshi Yao, Yukitaka Amemiya

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