SANDAL TELEPHONEの活動5周年を記念したワンマンライブ「SANDAL TELEPHONE 5th Anniversary Party "DO YOU LOVE ME?"」が、4月26日に東京・WOMBで行われた。夏芽ナツ、小町まい、藤井エリカの3人はダンスミュージックの要素に特化した“クラブセット”のライブを展開。初披露の新曲を含む合計16曲でダルファン(SANDAL TELEPHONEファンの呼称)たちを踊らせた。
SANDAL TELEPHONEのクラブセットライブは、ド派手なレーザー照明やスクリーン映像も魅力のひとつ。スクリーンはステージ背面のみならず天井にも設置されており、インパクトの強い視覚効果をもたらす。オープニングSEに乗せて登場したSANDAL TELEPHONEは、今年2月にリリースした楽曲「SHUTDOWN→REBOOT」で5周年ライブの幕を開けた。開演前のDJタイムからすでに臨戦状態だったフロアのダルファンたちは、大音量のサウンドと3人の歌声に身を委ねて踊る。そんなダルファンを煽るように、3人は「Magic All Night」のリミックスバージョン、高速ナンバー「碧い鏡」を畳みかけた。なお、この日のライブはゲームがコンセプトとなっており、3曲を終えたところで“STAGE 1”はクリア。メンバーをゲームのキャラクター風に描いたCGをバックに、3人はこのライブのために準備してきた新衣装のアピールポイントを紹介すると、“STAGE 2”へと進む。
「コーリング」のリミックスバージョンではメンバーがステージを飛び出し、フロア後方の左右に設置されたお立ち台へ。続く「BLACK DIAMOND」ではシンガロングが起こり、フロアは異様な熱気に包まれた。そこから3人は「Silent」「SYSTEMATIC」「レビュープレビュー」と大人びたムードの楽曲で緩急を付け、「Be Free」で“2nd STAGE”はクリア。その後に挟まれた“DANCE STAGE”ではメンバーがレクチャーするダンスにダルファンが挑戦する「SDTPリズムゲーム」が行われ、ダルファンは段階的に難度が上がるダンスに必死に食らいつく。そしてライブは「Step by Step」からいよいよ佳境の“STAGE 3”へ。2月発売の2ndミニアルバム「SHUTDOWN→REBOOT」から電気グルーヴのカバー「Shangri-La」とアッパーチューン「Allegro」が歌われ、「Shangri-La」ではメンバーが再びステージを飛び出してフロアにシャボン玉を飛ばす。最後は未発表の新曲「最大風速」が初披露され、ゲームは終了となった。
メンバーが去ったステージでは、この5年の間に発表された楽曲のミュージックビデオから切り取られたシーンがダイジェストで上映され、最後は夏芽、小町、藤井の3人が映像で登場。「We Love ダルファン!」と5年間の活動を支えてくれたダルファンへの感謝の思いを伝えたうえで、2024年を「チャレンジ」の1年とし、新しいジャンルやまだ立ったことのないステージなど、未体験の出来事にも意欲的にチャレンジしていきたいと抱負を語った。改めてステージに立った3人は、アンコール“EX STAGE”として「Lightsurfer」のリミックスバージョンをパフォーマンス。ダルファンとともに記念撮影を行い、それぞれダルファンへのメッセージを伝えると、さらに「恋の魔法使いにはなれない」と「Sparkle」の2曲を歌って5周年ライブを終えた。
セットリスト
「SANDAL TELEPHONE 5th Anniversary Party "DO YOU LOVE ME?"」2024年4月26日 WOMB
01. SHUTDOWN→REBOOT
02. Magic All Night(Kenichi Chiba Remix)
03. 碧い鏡
04. コーリング(Kenichi Chiba Remix)
05. BLACK DIAMOND
06. Silent
07. SYSTEMATIC
08. レビュープレビュー
09. Be Free
10. Step by Step
11. Shangri-La
12. Allegro
13. 最大風速
<アンコール>
14. Lightsurfer(Kenichi Chiba Remix)
15. 恋の魔法使いにはなれない
16. Sparkle