「劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』」の完成披露プレミアが本日5月6日に東京都内で行われ、ジャングルポケット役の藤本侑里、アグネスタキオン役の上坂すみれ、マンハッタンカフェ役の小倉唯、ダンツフレーム役の福嶋晴菜らが登壇。本編上映後には主題歌「Ready!! Steady!! Derby!!」を披露するサプライズライブを行った。
「劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』」はクロスメディアコンテンツ「ウマ娘 プリティーダービー」シリーズ初の劇場映画作品。ジャングルポケットとアグネスタキオン、マンハッタンカフェ、ダンツフレームら“最強世代”の熱い戦いが描かれる。
藤本、上坂、小倉、福嶋はトレーナー(「ウマ娘」プレイヤーの呼称)たちの前に、それぞれが演じるキャラクターを彷彿とさせるカラーリングの衣装で登場し、楽しみな表情と緊張感を入り混じらせつつ挨拶した。4人に続きサプライズゲストとして登壇したのは、本作の応援隊長に就任したジャングルポケット。トレーナーの沸き方を眺めていた3人は「『サプライズ感ゼロだ』みたいな……」「温かさの中にちょっと嘲笑がある感じ?」と苦笑い。さらなるサプライズとして日本中央競馬会(JRA)所属の武豊騎手、クリストフ・ルメール騎手からのお祝いメッセージが上映されると、どよめく会場に向けて斉藤慎二は「(自分たちの登場が)このあとじゃなくてよかったです(笑)」と話しかけた。
映画化を聞いたときの思いやアフレコの感想を尋ねる質問がキャスト陣に投げかけられると、上坂が「じゃあ、実装されてる人から言うね(笑)」とイニシアチブを取る。「『劇場版ではジャングルポケットの世代を題材にします』と言われてすごくびっくりしたけど、アグネスタキオンは“幻の三冠馬”と言われていたので『どんなふうに描かれるんだろう』とワクワクしました」と語る。一方、小倉は「実はこっそり聞いてたんですよ……」とほかのキャストよりひと足先に劇場版の詳細を知っていたと明かし、上坂から「なんで教えてくれなかったの?(笑)」とツッコまれる。そしてかたわらの3人に目線を送り「アフレコも4人でできたので、マンハッタンカフェの魅力も引き出せたんじゃないかと」と楽しそうにアフレコを振り返った。
一方、実装されてからまだ日が浅いダンツフレーム役の福嶋は、今回の劇場版が「ダンツフレームとしてほぼ初めてのお仕事」だったとのこと。「『どんな子なんだろう』ということをアフレコを通じて知ることができました」と二人三脚で走り抜けた思いを語る。藤本もジャングルポケット役に選ばれてから初めて決まった仕事が今回の劇場版だったと振り返り「『ウマ娘』に携われるという喜びが吹っ飛んで、いきなり不安と緊張に包まれました(笑)。でも4人とタナベトレーナー役の緒方賢一さん、フジキセキ役の松井恵理子さんとご一緒できた頼もしさで、無事に乗り越えられたかなと思います」と笑顔で語った。
舞台挨拶の後半では作品の第1弾ビジュアルのキャッチコピー「最強は俺だ」にちなみ、登壇者たちが周りの人々と比較して“最強”だと思っていることを紹介するひと幕も。上坂は「女性声優の中で一番年間飲酒量が多いです!」と胸を張り、トレーナーの笑いを誘う。隣で小倉が「どうしよう、なんだろう?」と困惑していると、上坂は「“かわいい王”に決まってるよ!」と呼びかけてハグし、トレーナーを沸かせた。
麺類が大好きだという福嶋は「麺の摂取量ナンバーワンです! 毎日3食が麺でも全然ウェルカムです」とアピール。「思いつかない!」と焦る藤本には、上坂が「女性声優の中で一番“ギャップがある王”じゃない?」と助け舟。「ウマ娘」の楽曲や劇場版の予告編で聴くことができるジャングルポケットの力強い声と、藤本のかわいらしい地声のギャップにほかの登壇者からも「確かに!」という声が上がる。自信を取り戻した藤本はジャングルポケットの声で「ギャップ王は俺だ!」と言い放ち、大きな拍手を浴びた。
舞台挨拶に続く試写会が終わり、スクリーンが上がるとそこには先日終了したライブツアー「ウマ娘 5th EVENT ARENA TOUR GO BEYOND」大阪公演の衣装に身を包んだ藤本、上坂、小倉、福嶋の姿が。トレーナーたちが驚きの声を上げる中、4人は大石昌良が提供した主題歌「Ready!! Steady!! Derby!!」と、「ウマ娘」シリーズのテーマソング「うまぴょい伝説」をパフォーマンスした。サプライズに大喜びするトレーナーを前に、4人は改めて完成披露を終えた心境を語り合い、この日のイベントを締めくくった。