木村拓哉が2年7カ月ぶりのオリジナルアルバム「SEE YOU THERE」を8月14日にリリースする。
「あの場所で会おう」を意味する「SEE YOU THERE」というタイトルには「どんな逆境が待っていても常にブレることなく、ファンのことを第一に考え、そしてライブ会場には必ず自分がいて、ファンに出来る限りのパフォーマンスを提供する」という熱いメッセージが込められている。アルバムはCDのみの通常盤に加え、ブックレットが付属する初回限定盤A、アルバム収録の2曲のミュージックビデオとメイキング映像を収めたDVDをパッケージした初回限定盤Bの計3形態が展開される。
本作には、今年1月放送のフジテレビ「さんタク」にてテレビ初披露された、明石家さんま作詞のラブソング「メニュー」やUruによる木村の主演ドラマ「風間公親-教場0-」主題歌「心得」のカバーのほか、AI、久保田利伸、竹内まりや、堂本剛、柳沢亮太(SUPER BEAVER)、吉田拓郎が提供した楽曲が収められる。
吉田には木村自らが楽曲提供を依頼。吉田が制作した「君の空気に触れた瞬間(とき)」の編曲は、吉田のツアーメンバーでもあるギタリスト鳥山雄司が担当している。竹内が手がけた「10月の恋人たち(Lovers in October)」は当初60年代の雰囲気が漂う楽曲であったが、「ロックテイストで表現してみたい」という木村のアイデアを踏まえ、多保孝一(ex. Superfly)アレンジのもとミディアムロックサウンドに仕上がった。久保田は長きにわたって木村と親交を深めてきたが、本作で初めて楽曲提供を行う。アルバムの企画が立ち上がった当初は1曲のみの収録予定だったが、本人の強い希望で、最終的に「No Night, No Starlight」「Cause I love you」の2曲が収録される形となった。
ニューアルバムでさまざまなアーティストとタッグを組むことについて、木村は「今回楽曲提供して頂いた方々のフィルターを通すと自分はどのように写っているのか?それを受け取った時に自分はどのように表現するべきか、自問自答しながら表現してみました。ぜひ全ての曲を皆さんに早く届けたいと思っています。今回まず第一に思ったことは自分を支えてくれている人と何か一緒にできないかということでした」とコメントしている。
YouTubeでは、AIが提供したバラード曲「Stay Safe」のMVが公開された。同局のコーラスにはAIも参加している。
木村拓哉 コメント
2022年のアルバムリリース、コンサートツアー後、すぐに次の作品を届けたいと思って、作業をさせていただいたものがようやく形となりました。今回もたくさんのアーティストの皆様のお力を借りてアルバムを完成させることができました。本当に感謝しています。さんまさんとは前回のロケの時の話を受けて有言実行していただきました(笑)。
今回楽曲提供して頂いた方々のフィルターを通すと自分はどのように写っているのか?それを受け取った時に自分はどのように表現するべきか、自問自答しながら表現してみました。ぜひ全ての曲を皆さんに早く届けたいと思っています。今回まず第一に思ったことは自分を支えてくれている人と何か一緒にできないかということでした。今作はそんな気持ちを持ちながら皆さんと共にアルバムを形作っていきたいと考えています! ぜひ、共に進んでいきましょう!
楽曲提供アーティスト コメント
AI
木村さんってどんな気持ちなんだろう、、というところから色んな映像を見たり言葉や振る舞い、声をよーく聴いてみたり、きっと色んな事を乗り越えてきたんだろうな、、と勝手にですが、彼の立場になって今1番伝えたい事はなんなんだろう、、、こういう気持ちでいるんじゃないかなーーー、、、、って考えて作ったらこうなりました。
トラックはUTAくんなのでもう最高しか作らないし、作りながら木村さんが歌った時に彼の周りの全ての人達が何かを感じてくれたらいいよねーって言いながらでした。
そしてついに木村さんの声が入ったの聴いた時はもう、、感動でした。。
とにかく是非聴いてみてください
明石家さんま
前回のさんタクで奄美大島のロケに行った時に、「次のアルバムではバラードを書く」と言ったのを木村が覚えていて、もう一度作詞に挑戦することになりました。考えた末に今回は「メニュー」というタイトルの曲を書いてみることにしました。「ドキドキさせるデートメニュー」を懸命に用意したのにも関わらず、木村が振られてしまうという曲にしようと思って作詞しました。二人の関係がうまく行くいっていた時(1番のサビ)のデートメニューには必ず単語の頭文字が「H」になっていて、振られた後のデートメニューの提案(2番のサビ)は「H」が付かない、そんな大人の恋愛ソングにしたかったです。男性の目線で書いたつもりだったんですが、完成してみたら女性の心も入っていると木村に言われてしまいました。
これで作詞は最後にさせてください!
……次はフォークソングを書かせてください(笑)
Uru
ドラマ「風間公親-教場0-」の主題歌を担当させていただけたことがとても光栄で嬉しかったのですが、
木村さんが「心得」を歌ってくださると聞いた時にはものすごく驚きましたし、この楽曲を大切にしてくださっていることに心から感謝しています。
原曲とはまた違った新鮮なアレンジと、木村さんの凜とした歌声に「風間」を感じながら聴かせていただきました。
「心得」の新しい顔を見ることができました。本当にありがとうございました。
久保田利伸
何だってできる、どの種のGrooveも見事にものにしてしまう木村くん!
最先端のTrapだってAflo BeatsだってCoolに乗りこなしてしまうだろう。
でも唯一無二の木村くんの個性はそれで片付かない。時代を超越した堂々感と飄々感!
そんな視点で2曲作らせてもらった。Old School遊びのFunkと、EvergreenなBlues。
両曲ともSo Beautifulな出来! 人生観まで声に乗せてくれた。天晴れ、Bro!
竹内まりや
この度は光栄にも作曲のご依頼をいただきありがとうございました。曲を作るにあたって真っ先に考えたのは、「50代の拓哉君だからこそ少年のような胸キュンラブソングを歌ってみてほしい」ということでした。多保孝一さんの編曲によるギターサウンド全開のゴキゲンなトラックが完成し、さらに拓哉君の伸びやかな歌声が乗って、みごとにその願いは叶えられました。ライブでこのロッカバラードが聴ける日を心から楽しみにしています!
堂本剛
25年以上も続くこの音楽人生のなかで、シンガーソングライターとしての活動も20年以上の時が経ちました。
その後半には楽曲をご提供させていただく機会も多くなり、日本を代表する偉大なミュージシャンの方々へと数々の楽曲をご提供させていただきました。そしてこの度は大先輩である木村拓哉さんからオファーをいただきました。僕の人生のなかにこのような日が訪れるとは夢にも思っておりませんでした。
お兄さんの色気が音と音の隙間にまで漂うダンスナンバーを是非ご堪能ください。
柳沢亮太(SUPER BEAVER)
ご縁あって「ここにいる」という楽曲を提供させて頂きました。
子どもの頃から一方的に観続けてきた木村拓哉というその「人」を、自分なりに想って想って書いた楽曲です。
デモ音源を聴いて下さった後に伝えられた木村さんの想いを伺って、この楽曲の矢印が完全にあなたへと向き切ったことを実感しました。
曲に込めた本意であり、とてもとても嬉しい瞬間でした。真っ直ぐ届きますように。
吉田拓郎
「テレビの番組で何回か笑いあった
その中で彼の「心臓」を見た事があった
それは僕が「肺」でいつも感じていた夢と合致した
世の中はある種のイメ-ジで彼をとらえている
それは「胃」がもたれるような勝手な想像だ
曲の依頼があった夜
僕は彼の「呼吸器」に飛び込む決心をした
酸素と水分と多少のサプリを持って
彼はそれ等を吸収しながらも
結果的にオリジナルな「消化器」を駆使して
彼が信じる「血液」へと導いた
だから今ここにキッチリと彼がいる
彼は彼自身を誰より知っている
彼だけが知っている道を前へと進む
そして彼への憧れの「脳波」を生みだす
僕は愛用の胃薬を今日から飲まない
またいつか彼に会える日を想い描いている」
木村拓哉「SEE YOU THERE」収録曲
01. No Night, No Starlight
[作詞:前田甘露 / 作曲:久保田利伸 / 編曲:柿崎洋一郎]
02. 10月の恋人たち(Lovers in October)
[作詞・作曲:竹内まりや / 編曲:多保孝一]
03. ここにいる
[作詞・作曲:柳沢亮太(SUPER BEAVER)/ 編曲:柳沢亮太、河野圭]
04. Head Shot
[作詞:MiNE 作曲・編曲: Albin Nordqvist]
05. Cause I love you
[作詞:佐藤舞花 / 作曲:久保田利伸 / 編曲:柿崎洋一郎]
06. メニュー
[作詞:明石家さんま、Tiger / 作曲・編曲:井出泰彰]
07. 君の空気に触れた瞬間(とき)
[作詞・作曲:吉田拓郎 編曲:鳥山雄司]
08. Crazy in love」
[作詞・作曲:堂本剛 / 編曲:堂本剛、Gakushi]
09. 心得
[作詞・作曲:Uru / 編曲:清水俊也]
10. Cherry Bomb
[作詞:Komei Kobayashi / 作曲:Rasmus Viberg、Stefan Ekstedt、Samuel Waermo / 編曲:Stefan Ekstedt、Samuel Waermo]
11. Stay Safe
[作詞:AI 作曲・編曲:AI、UTA]