映画「逃走中 THE MOVIE」の完成披露舞台挨拶が本日6月24日に東京・TOKYO DOME CITY HALLで行われ、メインキャストを務めるJO1の川西拓実、木全翔也、金城碧海、FANTASTICSの佐藤大樹、中島颯太、瀬口黎弥が登壇した。
7月19日に全国公開される「逃走中 THE MOVIE」は、賞金総額1億円超、参加総数1000人という史上最大級の「逃走中」を舞台にしたアトラクションムービー。川西は名門・明応大学陸上部の短距離選手の橘大和、木全は投資にハマり中の大学生・伊香賢、金城は資金繰りに悩む町工場の3代目・北村勇吾を演じ、佐藤はある日突然姿を消した元陸上部のエース・寺島譲司、中島は堅実な数学科の大学生・大澤瑛次郎、瀬口はファッションオタクの専門学校生・西園寺陸に扮する。
開演時刻を迎え6人がファンの前へ姿を見せると、イベント会場にも「逃走中」のハンターが現れるという観客へのサプライズ演出が驚きの声を誘った。レッドカーペットは一瞬にして「逃走中」の舞台と化し、会場を駆け抜ける6人はバルコニー席から登場したり、黒幕を持ってステージ上手でカムフラージュしたりと、ハンターとの追いかけっこをリアリティたっぷりに演じてみせた。
オープニングの登場演出を経て、改めてステージに6人で集まると、川西は「楽しい!」とひと言。中島も「こんなに走ると思わなかった」と続き「足が“疲労”舞台挨拶です」とギャグを飛ばして会場のムードを和ませた。トークが本題に入り、撮影の感想を問われた佐藤は「何よりJO1のみんなと共演できるのが楽しみで仕方なかったです」と、グループの垣根を超えた映画共演を喜ぶ。同じ質問に川西は「規模がものすごく大きくて。僕が思っていた100倍は大きかったです」と、驚き混じりに撮影を振り返った。
金城は、同じJO1メンバーの川西、木全の現場での様子について「JO1のメンバーという雰囲気を感じられないくらい役にハマってて、素晴らしいと思いました」とメンバー視点の感想を語る。そののち話題がお互いのグループの印象に及ぶと、木全は「昔から大好きなので、FANTASTICSの皆さんと作品を作れたことがまず夢のようでした。皆さんウエルカムオーラがすごくて、僕もついボケまくっちゃいました」と打ち解けた様子でコメント。すると今度は佐藤が撮影前に行われたという陸上練習でのエピソードを挙げ「僕の誕生日が近かったんですけど、(JO1から)この世にあるありったけのレモンサワー詰め合わせをプレゼントにいただきました」と明かす。瀬口も「JO1ってカッコいいイメージだったけど、みんなおちゃらけちゃん!」と笑顔で観客に語りかけ「6人一緒にいる中で、新たに1グループできたんじゃない?っていうくらい友情が生まれました」と続けた。
西浦正記監督による6人それぞれの見どころポイントが語られたのち、話題はJO1による主題歌と、FANTASTICSによる“ファイティングテーマ”へ。JO1が歌う新曲「Believe in You」について、金城は「バラードソングなのですが、歌詞の中に劇中のキャラクターのことだったり、駆け抜けるシーンを思わせるようなフレーズも入っています。メロディも素敵に仕上がっていますので、ぜひたくさんの方に聴いてほしいです」と思いを語る。FANTASTICSが歌う「ブレイクライン」については、中島が「それぞれのキャラクターにストーリーがあって、葛藤や絆が描かれる、メッセージ性のある映画。この映画のために書き下ろされたこの曲は、ファンタにはあまりないロック調で、勇気付けられるような楽曲になっています」と説明。するとJO1メンバーは公開されたばかりの「ブレイクライン」のミュージックビデオを「観た!」と明かし、木全は「舞台挨拶の前にもテンションを上げたくて観ました。やっぱすごいですね!」と興奮気味に語っていた。
イベントの最後、佐藤は「誰もが知っている『逃走中』が、誰も知らない結末で終わります。皆さんにとって大切な何かを思い浮かべながら帰ってほしいと思います」とコメント。川西は「SNSにもバシバシ感想を書いて」と観客に呼びかけつつ「後悔しないと思うので、楽しんでスリルを味わってください」とメッセージを送った。