映画「言えない秘密」の公開記念舞台挨拶が東京都内で行われ、主演を務める京本大我(SixTONES)がキャストの古川琴音、西田尚美、尾美としのり、監督の河合勇人とともに出席した。
公開中の「言えない秘密」は音楽大学を舞台にした、トラウマを抱える湊人と秘密を持つ雪乃のラブストーリー。雪乃が奏でるピアノの音色に導かれるように出会い自然と惹かれ合う2人だったが、ある日突然、雪乃は湊人の前から姿を消してしまう。
恋愛映画への出演を受けて、湊人役の京本は「大人っぽいラブストーリーではなくピュアな恋愛模様が描かれていて……一緒に海に入って水をビシャビシャ掛け合ったりとか。現実的に考えたら恥ずかしいのかなと思うキュンの要素が盛り込まれていて、人生を通してなかなかないので、新鮮な気持ちで全部のシーンに取り組めたかなと思います」と撮影を振り返る。ラブストーリーにプレッシャーもあったという雪乃役の古川は「ピアノの練習とかダンスシーンとか乗り越えなければならないシーンがあったので、それを通じて戦友みたいな関係性が築けたのがよかったです」と京本に視線を送った。
湊人の父を演じた尾美は「京本くんがいつもピアノに触ってるんですよ。現場でセリフのやりとりはしましたけど、セッティングしてるときは常にピアノを弾いていました。俺、臭いのかな? 避けられてるのかな?って。他愛もない会話は特になかったです……」と少しいじけた様子。京本は笑顔で否定しつつ、「これからたくさん話したいですね」と返した。
本作のストーリーにちなんで「最近、涙を流したことは?」というトークテーマになると、京本は「マーベルの作品が大好きで『アイアンマン』から順番に観て人生で4、5周してるんですよ。展開がわかってても泣けちゃうんですよね。最近も夜な夜な泣いております」とマーベル愛を爆発させる。尾美と西田はそれぞれ愛犬にまつわるエピソードを明かした。
「言えない秘密」が第26回上海国際映画祭に出品され、現地を訪れた京本、古川、河合監督。京本「(江戸川)コナンくんに遭遇するといううれしい出来事もありつつ、着いた日にまずレッドカーペットを歩くという重大なミッションがあって。歩く数秒前に監督が『手をつなごう』って言ってくれたのが心強かったですね、カッコつけて堂々と歩くよりもファミリーみたいに歩けたのがよかったです」と思い出を語る。空港で待っていた京本ファンの多さに驚いたという古川は「スターってこういうことかと思って。SixTONESの皆さんは上海に行ったほうがいいです」と提案。すると京本は「待ってくださる方がいるのはうれしいです。一眼レフを持って待ち構えてくださってる方もいて、そんなことになるとは思ってなくて。次に行くときは“カメラバトル”したいですね。僕もカメラ向けちゃおうかなと思います」と無邪気に話した。
最後に京本は「僕が雨男のせいだと思うんですけど、昨日は雨が降って。梅雨も続いているということで、出かけるには億劫な日もあるかと思いますけど、絶対に観に行ったら後悔しない素敵な世界観と感動の物語が待っていますので、悩んでる方は一歩踏み出していただいて、この作品の魅力を感じて広めていただけたら幸いです」と本作を改めてアピールした。
(c)2024「言えない秘密」製作委員会