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ザ・リーサルウェポンズ、2024年最後まで“爆進”!RHYMESTER宇多丸とのコラボ実現した5周年ライブ

ザ・リーサルウェポンズ
4か月前2024年07月13日 12:06

ザ・リーサルウェポンズが昨日7月12日に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で結成5周年記念ライブ「THE BEST OF THE LETHAL WEAPONS 2019-2024」を開催した。

アメリカ生まれのサイボーグジョー、作詞家 / 作曲家のアイキッドからなる2人組ユニット・ザ・リーサルウェポンズ。2019年1月に活動を開始し、インディーズ時代を経て2020年にSMEレコーズよりメジャーデビューを果たした彼らは、1980~90年代のポップス、パンク、ディスコ、プログレ、シンセウェイブを取り入れ、その時代のエンタテインメントをオマージュした楽曲群と、アイキッドが自ら監督を務めるミュージックビデオで話題を集めてきた。2024年12月31日をもって長期休暇に入ることが発表されている中、結成5周年ライブはザ・リーサルウェポンズ史上最大級の単独公演として行われた。

愛らしいキッズダンサーや和太鼓で会場の空気がひとつに

開演時刻を迎えるとお決まりの「アニキ!」コールが場内に響きわたり、ライブのオープニングナンバーとして5年間定着している「80年代アクションスター」が勢いよくスタート。1980年代のアクションスターの名前が連呼されるたびに客席のボルテージがぐんぐんと上昇していく。続く「ポンズのテーマ」ではアイキッドがギターを置き、ステージ後方に“両手開き”の形で配置されたキーボードの前へ。シンセサイザーを奏でつつ、ステージの上段で“ポンズポーズ”を高く掲げた。

初期曲の1つ「サイボーグメカニンジャ」では、ボコーダーの音色がクールな近未来SFの世界観を強調。月給日を待ちきれない貧しさをさわやかなポップスで表現した「シェイキン月給日」の曲中には、アイキッドがステージを降りて客席通路を練り歩き、ポンザー(ザ・リーサルウェポンズ)に向けてうまい棒をばら撒いた。さらにジョーとアイキッドがデュエットする「ウェザーリポート」で場内の空気がひとつに。「スシダンス」で愛らしいキッズダンサーが登場し、ポンズの2人と一緒にダンスすると、その空気が一気に和んだ。

その後もポンザーとともに声をぶつけ合う“ツイン怒号システム”で会場に心地よい熱気を生み出していくポンズの2人。「東海道中膝栗毛」ではステージ上段に和太鼓が登場し、アイキッドが三三七拍子のリズムで勇ましい音を打ち鳴らした。最新アルバム「OKシンセサイザー」に収録されている「チクタク」は、「Show nin yock cue」などTikTokに対する思いをシニカルに表現した楽曲。SNSの流行ソングからはかけ離れた野太い“怒号”が盛大にこだました。

ついにRHYMESTER宇多丸とステージで共演

この日のライブで大きなハイライトとなったのが、終盤の「シューティングスターレディオ」のパフォーマンス。この曲はTBSラジオ「アフター6ジャンクション」とのコラボとして、番組のパーソナリティを務める宇多丸(RHYMESTER)と準レギュラーのスーパー・ササダンゴ・マシンを客演に迎えて制作された。ライブで披露されるときは宇多丸のパネルがステージに登場するのが恒例となっていたが、楽曲の発表から約2年、今回のライブではついに宇多丸本人を交えてのコラボパフォーマンスが実現した。宇多丸は「私が騒げと言ったら、どいつもこいつも声を大に騒ごうよ!」と煽ってポンザーのテンションをより一層引き上げると、曲中に鋭いラップを炸裂させ、大きな歓声を浴びる。宇多丸とともに登場したスーパー・ササダンゴ・マシンも、音源ではオートチューンの加工を施されてしまった自身のパートを力強く叫び、己の存在を思い切りアピールした。

そしてラストスパート、ライブは映画「マッドマックス:フュリオサ」にリスペクトを捧げたハードロックナンバー「ヒャッハー」へとなだれ込む。さらにライブの鉄板曲「昇龍拳が出ない」「ホッピーでハッピー」と続き、ジョーとアイキッドは熱狂の中でステージをあとにした。

新譜や新ツアーなど発表続々

アンコールの開始前には、イギリスのエクストリームメタルバンドDragonForceのマーク・ハドソン(Vo)とのコラボ曲「あいさつメタル」を制作したこと、この曲を含む3曲入りのCD「ロック ロック コンバンワ」が9月18日に発売されること、11月から12月にかけてライブツアー「ロック ロック コンバンワ ツアー2024」が行われることが発表された。公演後、イギリスで撮影された「あいさつメタル」のミュージックビデオがYouTubeで公開され、各音楽配信サービスでの楽曲配信もスタートした。

活動休止前まで2024年を駆け抜けていくことを宣言したジョーとアイキッドは、アンコールで「さよならロックスター」を披露。そしてこの5年間、ワンマンライブのラストを毎回飾ってきたキラーチューン「キミはマザーファッカー」を勢いよく投下した。「F! U! C! K!」の4文字が晴れやかに響きわたるLINE CUBE SHIBUYA。こうしてザ・リーサルウェポンズの結成5周年ライブは大盛況の中で締めくくられた。

セットリスト

ザ・リーサルウェポンズ「THE BEST OF THE LETHAL WEAPONS 2019-2024」2024年7月12日 LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂) セットリスト

01. 80年代アクションスター
02. ポンズのテーマ
03. ボウズ
04. マハラジャナイト
05. 押すだけDJ
06. サイボーグメカニンジャ
07. シェイキン月給日
08. ウェザーリポート
09. スシダンス
10. 半額タイムセール
11. 毎日たのしい1週間
12. Super Cub is No.1
13. 夏の日のメガドライブ
14. 東海道中膝栗毛
15. チクタク
16. 雨あがる
17. シューティングスターレディオ feat. 宇多丸, スーパー・ササダンゴ・マシン
18. ヒャッハー
19. 昇龍拳が出ない
20. ホッピーでハッピー
<アンコール>
21. さよならロックスター
22. キミはマザーファッカー

ツアー情報

ロック ロック コンバンワ ツアー2024

2024年11月3日(日)東京都 渋谷CLUB QUATTRO
2024年11月4日(月・祝)愛知県 CLUB UPSET
2024年11月10日(日)大阪府 梅田 BANGBOO
2024年11月30日(土)埼玉県 西川口Hearts
2024年12月1日(日)福岡県 Queblick
2024年12月7日(土)神奈川県 F.A.D YOKOHAMA
2024年12月20日(金)北海道 札幌(※イベント出演)
2024年12月21日(土)北海道 苫小牧(※イベント出演)

撮影:片岡光正、kimi、原田岳、境野コウタ

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