JOYSOUND 音楽ニュース
powered by ナタリー
「JOYSOUND X1」公式サイト「ジョイオンプー」LINEスタンプ販売中

佐々木彩夏、水カン、ポンズ、ExWHYZら登場 サンリオのハロウィンフェス今年も大盛り上がり

「SPOOKY PUMPKIN 2024」の様子。
6分前2024年11月02日 4:06

10月26日に東京・サンリオピューロランドにてオールナイトイベント「SPOOKY PUMPKIN 2024 ~PURO ALL NIGHT HALLOWEEN PARTY~」が開催された。

5ステージに総勢60組以上のアーティスト / DJが登場し、「ハローキティのバースデーをカウントダウンで祝う」という、ハロウィンの恒例行事となったこのイベント。コロナ禍を経ての完全開催となった昨年に続き、今年もチケットは早々とソールドアウトを記録した。当日は「オレンジorパンプキン」というドレスコードを身に着けたオーディエンスがピューロランド前に長蛇の列を作り、開演を今か今かと待っていた。本稿ではこの日の模様をフロアごとにレポートする。

MAIN STAGE

会場エントランスから続くピューロランドのセンターに立つ、知恵の木を中心にした、最大のフロアMAIN STAGEには、オープンと同時にオカモトレイジ(OKAMOTO'S)& YourLimitCheers(ChibiChael & Nano Dia)がDJで登場。開場と同時にフロアに流れ込むオーディエンスをJ-POPを中心にした選曲で温める。そこからバトンを受けたDJクロミがキュートなアクションでDJを展開すると、「かわいい!」という声がフロアから起きる。そして「盛り上がらないの、それ違法です」と遠藤憲一のモノマネで会場に呼びかけるモノマネ芸人のねんねんに呼び込まれたキンタロー。は、ゴンドラに乗って前田敦子のモノマネで現れ、会場には笑いの渦が巻き起こる。続けてフロアにはX JAPANのToshlのそっくりさんであるsa’Toshlも登場する。「ハッピーバースデー!」という呼びかけに応えて姿を見せたのは、10月31日が誕生日のクロミと、11月1日が誕生日のハローキティ。オーディエンスたちの「おめでとう!」という声にフロアは包まれた。

そしてDJで登場したLEGENDオブ伝説 a.k.a. サイプレス上野は彼の土俵であるヒップホップからポップスまでを、観客をマイクで盛り上げながらプレイし、日付の変わったフロアをさらに温める。そのままステージには水曜日のカンパネラが登場し、大きな歓声を浴びながら「エジソン」などのヒット曲を矢継ぎ早に披露。続くDJ HELLO KITTYの洋邦織り交ぜたDJプレイとかわいらしいアクションに、オーディエンスは歓声や手振りでその興奮を伝える。「Baby you」などを披露しクリアなボーカルが会場に清涼感を与えた有華に続き、J-POPや歌謡曲を中心にしたDJピエール中野、m-floクラシックからシティポップのリミックスまで幅広い選曲の☆Taku Takahashi(m-flo)、ダンスロックや四つ打ちを中心に盛り上げたDJ To-i(from DISH//)と、DJ陣がフロアを盛り上げ続ける。ハロウィン衣装で登場したピーナッツくんは「グミ超うめぇ」など8曲を披露し、会場からは合唱も起きた。そのまま最新チューンを中心にオーディエンスを踊らせた佐野文哉(OWV)から、自身が応援する野球チームの球団歌やK-POPという脅威のDJを披露したDJセク山のプレイで、メインフロアはクローズした。

ENTERTAINMENT STAGE

クリエイターユニットVJ REAKSの手がける映像がステージ上に設えられた巨大スクリーンに映し出され、映像とステージとの相乗効果も特徴だったENTERTAINMENT STAGE。トップバッターとなるGANG PARADEは、フォーメーションを組んだダンスと熱気のこもったボーカルで会場を盛り上げる。クロミのグッズを取り入れたゴシックな衣装で登場した佐々木彩夏(ももいろクローバーZ)はアイドルとしての圧倒的な実力の高さをパフォーマンスで証明。シャウトも含めてシアトリカルなステージングで観客の感情を揺さぶるBimi、パワフルかつしなやかなパフォーマンスで会場を盛り上げるOWV、タイトなラップとステージを縦横無尽に使ったパフォーマンスで魅せるNovel Core、色気のあるボーカルが深夜のステージを彩ったAile The Shotaと、このステージの中盤は男性アーティストが中心となって展開した。ENTERTAINMENT STAGEを締めくくったのはExWHYZ。深夜4時からのステージにも関わらず、ライブハウスかと思うほどの観客の興奮に包まれたステージは圧巻だった。

FAIRY STAGE

森をモチーフにしたメルヘンチックな雰囲気のフェアリーランドシアターに設けられたFAIRY STAGEには、これからのシーンを担う気鋭のアーティストが次々に登場。A SOUのDJに続いて登場したSTAP Sigh Boysは、80’sを意識させるサウンドで観客をスタートから盛り上げる。そして“今どき”と“普遍的”なメッセージを軽やかに歌った浜野はるき、MCバトルで培ったステージングで観客の心をつかんだ#KTちゃん、男女混成のヒップホップユニットというハイブリッドならではのバラエティに富んだパフォーマンスを繰り広げたlyrical schoolと、ステージはカラフルに展開していく。そしてここからFAIRY STAGEは一気にダンスモードに。ダンスビートとラップを混合させシーンの突端を走るどんぐりずを皮切りに、集団MC / ラッパーならではのワサワサした団結感で聴かせるSound's Deli、軽やかなさとハードさを併せ持ったパフォーマンスに会場の一体感が増したlil soft tennis、トラップビートにタフなラップを乗せ会場がモッシュピット状態となったJUMADIBAと、ステージの熱気はひたすらに高まっていく。その熱はB-BOYスタンスと現代性を鮮やかに切り取ったライブを見せたCampanella、ワールドワイドなダンスビートと縦横無尽なラップでフロアを踊らせるMFS、ナイーブさも含めた世界観を丁寧にラップするSHO-SENSEI!!、希代のエンタテイナーぶりに加え、徳利とvalkneeの客演参加に歓声が上がったSKRYUでさらに高まり、ラストとなるオカモトレイジ&YourLimitCheers feat.YAGI YOYO TEAMのクロージングDJまで下がることはなかった。

Marchen STAGE

シアターに設えられたMarchen STAGEは、キュートさと力強さの両面を持ったステージに特に女性からの歓声が大きく上がったREIRIEでスタート。森田美勇人はメロウでシックなパフォーマンスで夜の情景を深めていく。エモーショナルなボーカルとダンサブルなビートで観客の琴線を刺激する水槽、対照的にコミカルな楽曲とパフォーマンスで独自のエンタテイメントを繰り広げるザ・リーサルウェポンズ、そしてリンダカラー∞とぱーてぃーちゃんによるお笑いコーナーなど予測不能な展開が広がるこのステージ。バンド編成で楽曲をパフォーマンスし、スクリーンに映されたイラストとのコラボも印象的なGuianoに続き、lil soft tennisとJUMADIBAも登場したステージには入場規制がかかり、その期待に圧倒的なダンスビートで応えたPAS TASTAのパフォーマンスでMarchen STAGEは終了した。

FOOD COURT STAGE

フードコートに併設された「FOOD COURT STAGE」には、interplay、Lilniina、muzik will、xiangyu、文坂なの、bala、PAPPY LOVE、ゆっきゅん、SHACHI & Yackle、徳利、なかねかな、つぶあん、Shun Izutani(Re.)、DJ ZAI、Awesome Brothersと、ヒップホップからアイドル、シンガーソングライター、DJまで幅広いアーティストが華を添えた。

ジャンルを横断したアーティストが登場し、高いホスピタリティの中で、深夜のサンリオピューロランドという非日常を舞台に、ハロウィンを楽しむ特別な日である「SPOOKY PUMPKIN 2024 ~PURO ALL NIGHT HALLOWEEN PARTY~」。来年はどんなアーティストが登場するのか、音楽シーンの動向ともリンクしたこのイベントの次回開催を楽しみにしよう。

※Marchen STAGEの「a」はウムラウト付きが正式表記。

(c)2024 SANRIO CO., LTD. APPROVAL No.P1610311 / ENTERTAINMENT STAGE撮影:きるけ。 / Marchen STAGE撮影:sana utsumi

関連記事

「RADIO CRAZY 2024」ロゴ

大阪「RADIO CRAZY」にandrop×SHE'S、奥田民生、サバシスター、マカえん、RIZEら18組

約14時間
「Novel Core "BRAIN LAND" at K-Arena Yokohama」ゲスト第2弾告知ビジュアル

BE:FIRST・SHUNTO&RYOKI、Novel Core初のアリーナ公演にゲスト出演

約17時間
ザ・リーサルウェポンズ「半額タイムセール」ミュージックビデオより。

ザ・リーサルウェポンズ、33本入りMV集をクリスマスに発売

約17時間
宝鐘マリン

宝鐘マリンはブラック企業社員、不破湊はバンドマンだった?「バズリズム」で歌うVTuber特集

約21時間
「日経エンタテインメント!」12月号表紙

BMSGの12人が「日経エンタ」表紙&巻頭に登場、クロストークインタビューや関係者証言も

1日
ExWHYZ。右端がnow。

ExWHYZのnowが10月31日付けでグループ脱退、WACK退所

2日
「ODDJOB Inc. 20th Anniversary “GOODJOB”」フライヤー

ODDJOB Inc.の20周年個展開催、初日オープニングパーティにAFRAやオカモトレイジ出演

3日
左から別所哲也、詩羽(水曜日のカンパネラ)、小室哲哉(TM NETWORK)。

小室哲哉と詩羽が「MUUUSE」をひと足先に体験、音楽に没入し知的な気分に

3日
PAS TASTA

PAS TASTAの2ndアルバムにキタニタツヤ、清竜人、chelmicoも参加

4日