新たなギターブランド・Zodiac NEOが誕生した。
Zodiac NEOは、ZODIACWORKSの創業者である故・松崎淳氏とともに布袋寅泰のシグネチャーモデルの開発や製造に携わった播木努をマスタービルダーに迎えたギターブランド。Zodiac NEOの記念すべきファーストモデルは、5月に行われたCOMPLEXの東京・東京ドーム公演「日本一心」で使用された布袋の新たなシグネチャーモデルのエレキギター「Zodiac NEO Eternal Legacy HOTEI Model」で、発売は今年の冬を予定している。ギターのスペック、付属品、販売方法などはZodiac NEOのブランドサイトで随時アナウンスされる。
松崎氏は先日に自己破産の話題が駆け巡った楽器メーカー・フェルナンデスに勤務していたが、1992年に独立。ZODIACWORKSを立ち上げた。布袋はZodiac NEOのローンチに際してコメントを発表しており、フェルナンデスについて「僕のギタリストとしての歴史に欠かせない布袋モデルは、コンコルドヘッドにEMGのピックアップと手描きの幾何学模様ペイントという、それまでのテレキャスターのイメージを一新する斬新な発想のもと、1985年にフェルナンデスの協力のもと誕生しました」と紹介。「時代と共に変化する僕のプレイスタイルを更新し続けることができたのは、フェルナンデス社と松崎氏を初め多くの方々の支えと協力があったからこそと感謝しています」と述べている。
なお2022年に松崎氏が死去し、ZODIACWORKSは昨年5月に事業が終了した。布袋はZodiac NEOについて「先人たちの意志を継ぎ次世代のプレイヤーたちに繋げると同時に、ジャパニーズ・クラフツマンシップの技と力を世界に伝えたいという思いと共に準備してきた新たなギターブランド」と説明。そして「時代が変わろうとも、ギターの魅力は普遍的で色褪せることはない、と僕たちは信じます」とコメントしている。