エルスウェア紀行の配信シングル「ロマンチックサーモス」が本日8月14日にリリースされた。
「ロマンチックサーモス」は「体温や鼓動の速さは、考えることや言葉よりもっと瞬間的な真実なんじゃないか」という考えを主題にした楽曲。白黒つけられない思いや何かに迷ったときに諦めず、“今ここにある温度に素直でいる”ための応援歌となっている。ベースは千ヶ崎学が演奏。サウンドは80'sシティポップと、ヒナタミユ(Vo, G)のルーツであるゴスペルを基盤に制作された。
また10月にはニューアルバム「ひかりを編む駐車場」のリリースが決定。10月から11月にかけて全国4カ所を巡るリリースツアーが開催される。チケット先行予約はイープラスとファンクラブ「夢幻飛行社」で本日12:00から8月25日23:59まで受け付ける。
ヒナタミユ(Vo, G)コメント
しばらく前から「平熱感」というのがエルスウェア紀行の根底にあることに気がつきました。平熱って、決して冷めているシラフなまなざししことではなく その人自身が健康なときの安静時の体温のことで、人それぞれに違っているらしい。
前回出したシングル「素直」ではありのままとは?をテーマに書いたけれど、温度ってとても素直だ。うれしくても、堪らなく悲しい時にも、身体が闘っている時、あたたかかい時にも体温は上がるし、寒い時、心が硬くなっていく時、少しでも血が巡らなければ、簡単に下がってしまう。
コロコロと変わる体温や鼓動は、心や思考、言葉にすることよりも、もっと前にある瞬間的な真実かもしれないなと思いました。
頭で考えるほど心に空白ができたり、心が満たされるほどに頭が軽くなったりする感覚。温度や鼓動に耳を澄ませる穏やかで野生的な景色をイメージしてうたっています。
サウンドは、エルスウェア紀行の基盤にある日本の80'sシティポップと自身のルーツであるゴスペルの、懐かしさと新しさの、真ん中を目指しました。
楽曲を支えながら弾み方を教えてくれるようなベースは千ヶ崎学さん。
演奏編曲録音ミックスマスタリングすべてを担当しているトヨシさんと、道に迷う度にユーモアを詰め込みながら歩き続けて辿り着くような制作でした。
誰かや何かとの関係を諦めてしまいそうな時に感じる温度がまだあたたかかったらもう一度向かっていけるような、もう会えない人や時間を思う時の温度があたたかかったら少しだけ寂しくなくなるような、勇気や寂しさに寄り添える音楽になったらいいなと思っています。
2nd album ひかりを編む駐車場 -release acoustic tour-
2024年10月26日(土)栃木県 鹿沼シカノクラ
2024年11月1日(金)大阪府 伽琉駝門カフェ
2024年11月2日(土)愛知県 sunset BLUE
2024年11月9日(土)東京都 Time Out Cafe & Diner