Aぇ! group × Netflix再び！デビュー後を追う新作ドキュメンタリーで映す、より生々しくてリアルな5人

11分前2024年11月05日 20:02

Aぇ! groupのデビューツアーの模様に密着したNetflix制作のドキュメンタリー番組「BORDERLESS Aぇ! groupデビューツアーの裏側」が11月28日より配信されることが決定。11月1日、東京・Netflixオフィスにて行われた制作発表会にメンバー5人が出席した。

今年5月15日に悲願のCDデビューを果たしたAぇ! group。1stシングル「《A》BEGINNING」を引っさげたデビュー後初のツアー「Aぇ! group Debut Tour ～世界で1番AぇLIVE～」では全国8都市で公演を実施し、およそ37万人を動員した。「BORDERLESS Aぇ! groupデビューツアーの裏側」では、さまざまな壁を乗り越えてデビューをつかんだ5人が、力を尽くして「世界で1番AぇLIVE」を作り上げるべく奮闘する姿を追う。ドキュメンタリーは全4話構成。初回は11月28日21:00に配信スタートし、これ以降は毎週木曜日21:00に新しいエピソードが公開されていく。

小島健「地面師」ネタで場を掌握

制作発表会の冒頭、小島健が意気揚々と「Aぇ! groupのリーダー、小島健でございます。水と塩があれば1カ月……」と自己紹介を始めるも、報道陣からマイクの電源が入っていないことを指摘されてしまう。挨拶を中断してマイクのスイッチを入れた小島は、改めて「上々の滑り出しとなりました、小島健でございます」と気を取り直し、「水と塩があれば普通の人間は1カ月生きていけると言いますが、僕の場合はそこにNetflixも必要となっております」と何事もなかったかのように挨拶を再開。「デビュー会見よりも緊張してしまって恥ずかしい出だしですけど、本日はよろしくお願いします」と続け、会場を和ませた。ほかのメンバーも小島と同様ににこやかに挨拶をし、草間リチャード敬太は「映像の中では髪の毛長いんですけど、同一人物です。お間違いなく」と、短くなった自身のヘアスタイルをアピールした。

今年5月、Netflixではデビュー前のAぇ! groupに密着するドキュメンタリー「BORDERLESS Aぇ! group デビューまでのキセキ」を配信。これに続く“第2弾”にあたる今作が配信されることについて、小島は「『BORDERLESS』第2弾ということで、まず役作りからしっかり入って、髪の毛は役を重ねるごとに白髪を増やして、眼鏡の形とかも心情によって変えたりしまして……」と、すらすらとでまかせを口にする。饒舌に嘘を重ねる小島を横目に正門良規は「マイク持ってるやつ誰か行けー」とメンバーにツッコミを要請するも、佐野晶哉らは「巻き込まれたくないねん」とこれを拒否。誰にもツッコまれなかった小島は「すみません、勘違いしてました。『地面師たち』の綾野剛さんの役作りの話と……」と自ら訂正し、発表会を見守るNetflix関係者の笑いもかっさらった。

衣装でも実感「デビューってすごい」

会場を笑いで包んだあと、Aぇ! groupのメンバーはデビューツアーを振り返りつつ、ドキュメンタリーの見どころについてトーク。正門は、「『デビューツアーって何をするんだろう？』というところから始まって、今までで一番5人が話し合ったライブになりました。その分、初日のステージに立ったときの気持ちは、今までのライブとは違う、なんとも言えない不思議な感覚がありました」と語る。また「当時は本当に無我夢中でしたね。演出や曲順はもちろん、ファンや観客のことも含めて、とにかく5人で一生懸命に考えました。そのときの熱量やがむしゃらさこそ、『これぞAぇ! group』というものだったと思います」とドキュメンタリーの見どころに触れた。

末澤誠也は、自身が携わった衣装制作についても言及。「デビューツアーのオープニングは派手にいきたいと思って、黒いファーを使わせてもらいました」と振り返り、デビューに伴い衣装の予算が増えたことを明かす。ツアーの始まりの地・北海道で着用した衣装について、スタッフとの話し合いで「今の衣装は色合いが暗いので、もう少し明るい色がいい」との意見が出たため、別の衣装が作られ、北海道公演以降はお蔵入りになったという裏話も披露。そして「私服風の衣装もあったんですが、メンバーの要望を聞いたうえで制作をお願いしたら、そのままのイメージで仕上げてくれて。ブランドもこだわってくれて、本当にデビューってすごいなと改めて感じました」としみじみ語るひと幕もあった。

さらに、「衣装について、メンバーから無茶な相談はあったか？」と聞かれると、末澤は「みんな要望をわかりやすく伝えてくれるので助かってます。ただ佐野だけは服に興味がなくて、『なんでもいい、お任せします』が基本で少し困りますね。なのでまあ、なんとなく適当に……」とコメント。これに佐野は「（自分の衣装は）適当だったのか……」と残念そうにつぶやきつつ、「でも衣装、すごくよかったよ、100点」と末澤のセンスを称賛した。なおこのほかにも、デビューツアーではケータリングが「めっちゃ豪華になった」ことやケータリングを食べる際の皿が紙ではなく陶器に変わったとも述べ、皿については「それだけで食欲が違うんすよ！」と佐野が熱心に主張する場面もあった。

弱みも見せて真っ裸

12月4日にはデビューツアーの模様を収めたDVD / Blu-ray「Aぇ! group Debut Tour ～世界で1番AぇLIVE～」が発売される。同作に付属するメイキング映像とこのたび配信されるドキュメンタリーとの違いについて質問が及ぶと、佐野は「まだ僕たちはメイキング映像を見れてないんですけど、全く違うものができ上がってる」「同じツアーの裏側を映しているのに、これでもかってくらい違う」とさらりとコメント。するとメンバーからは「いや、見てないやろ！」「嘘ばっかりや」「ドキュメンタリーのエピソードも嘘か？」と一斉にツッコミが飛び、物議が醸される。

小島は、そんな佐野をたしなめつつ「たぶん、『BORDERLESS』のほうがよりリアルかも」と助け舟を出すと、佐野も「確かに、弱みも見せてるよな！」と同意。シーズン2にあたる今作ではNetflix作品ならではの“生々しさ”がより映像に表れており、メンバーが「この映像が本当に使われるのか？」と驚く場面も多々含まれているという。小島は「悪い言い方に聞こえるかもですけど、あえて表現をすると、『より生々しく、リアルに、現実をそのまま切り取った』形でお届けしています。まるで丸裸ですね」と意味深に語った。

まさかの場所にチューしてる

さらに佐野は、「俺らが掃除しながら真面目なインタビューを受けてるシーンで、小島くんが自分が持ってるモップをカメラマンさんにワッて近づけたあと、次のシーンに切り替わる場面があるんですけど。あれ、マジでいらんかった。あの場面はある意味一番リアルなAぇ! group」と感想を述べ、メンバーと報道陣を笑わせる。ドキュメンタリーには、このほかにもたくさん、メンバー同士が“ダル絡み”する様子が収められており、小島が佐野にキスをするシーンも登場するとのこと。当事者の小島は「ほっぺたにチューとかは、アイドルならあるあるかもしれないけど、『ここは一生に1回しかやらないだろう』って場所にチューしてる」と告白して場内をざわつかせた。

ドキュメンタリーの撮影にあたり、Aぇ! groupに向けては常時カメラが回されていたという。司会から「四六時中カメラが回っている状況には慣れましたか？」と問われると、小島は、「『BORDERLESS』の最初のシーズンでは、仕事中ずっとカメラが回っていて。僕らがダンスの練習するだけの様子なんかも全部撮ってくださってました。最初の頃はカメラの前で少しカッコつけている部分もあったと思うんですけど、今回の『BORDERLESS』では、カメラがある状態が当たり前になって、逆に何もカッコつけられなくなりました。僕たちも見ていて、その点が（シーズン）1と2の違いだなと思っています」と、前作との違いを語った。

最後にメンバーを代表して正門が、「第1弾では（デビューするまでの）5年間を追っていただいてたんですけども、今回は“デビューしてからのAぇ! group”の約3カ月ほどの映像が4つのエピソードに分かれて配信されます。Aぇ! groupのパーソナルな部分とか、『普段こうやってものづくりを考えてるのか』っていうのが、本当にいい意味で生々しく映像に映ってると思います。非常に濃い4本になっていると思いますので、ぜひ隅々まで楽しんでいただけたらうれしいです」とコメントし制作発表会を締めくくった。