WEST.が出演するライブ映画「WEST. 10th Anniversary Live "W"」の公開初日舞台挨拶が本日11月22日に東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、WEST.のメンバー7名と監督を務めた丹修一が登壇した。
「WEST. 10th Anniversary Live "W"」は、10月にWOWOWで放送・配信されたWEST.のライブ特番「WEST. 10th Anniversary Live "W"」を映画化したもの。映画版には番組本編に加え、新たに2曲分のパフォーマンスシーンと未公開の舞台裏の様子を追加。全編が再編集されたほか、サウンドもDolby Atmosに対応したプレミアムな内容となっている。六本木の劇場で行われたこの日の舞台挨拶の模様は、全国の劇場へも同時中継された。
劇場公開に際しての思いを聞かれた桐山照史は「特殊な撮り方をしてるから、僕たち自身も新しいことをしてる感覚だった」と語る。重岡大毅も「アリーナツアー終わりのタイミングで収録をしたので、熱を持っているその流れのままやらせてもらって。新鮮で楽しかったですね」と続く。中間淳太は重岡、小瀧望、藤井流星とともに試写を観たことを明かし「のんちゃん(小瀧)が手応え感じてたよね」と明かした。
収録の現場は、重岡いわく「感じたことのない空気感」だったそうで、桐山も「遠くにいる鳥を撮るみたいなデカ長いカメラがあったり」と、現場で目撃した特殊機材に驚いたことを明かす。一方で藤井は「的確にわかりやすく説明をくれたうえで撮っていったのでありがたかった」と丹監督の手腕を絶賛。すると濵田崇裕は「監督が絵を描いたもの(絵コンテ)で説明をしてくれるんですけど、その絵がびっくりするほどヘタなんです!」と続き、「お前、なんてこと言っとんねん!(笑)」と周囲から総ツッコミを受けていた。
「パフォーマンスの中で、特に印象に残っているシーンは?」という質問がMCから投げかけられると、藤井は「一筋のエモい光が差しているところに、ずっと重岡がいて。なんか1人『ショーシャンクの空に』みたいになってて……」と答えて重岡を笑わせる。一方で桐山が「キメがうまいのが神山さんなんですよね。目がバキついてるんですよ」と独特の言い回しで神山智洋の眼力を絶賛。メンバーから「バキついてる」と称された神山は笑いながら「どこのカメラで抜かれてるかわからない状態だったので。1曲ずっと集中しているような感じだったんですけど、バキついてましたか!」と返した。
トークセッションの最後には、MCからメンバーへ「この10年間を漢字で表すなら?」という問いが投げかけられ、7人はフリップでこれに回答。まず「骨」と書いた桐山が「この10年で骨組みができたと思うので、ここから肉が付いていく……」と言うと、「土台」と書いた重岡が「(言いたかったことは)まったく一緒です」とうれしそうに反応し「これ、土台って書いて“ほね”と呼びます!」と堂々宣言して会場を笑わせる。「愛」と書いた濵田、「青春!」と書いた小瀧に続き「七」と書いた藤井は「10年間、この7人でいられてよかったなというのが一番」と語り、小瀧も「この7人が面白い人、楽しい人たちで本当に助かっているから。この7人じゃないと、心が崩れるような瞬間もあったかもしれない……って言い続けてるんですけど、みんなには無視されます(笑)」とコメントする。神山が「音楽」という言葉で10年を表現すると、「七侍放浪記!!!!!!!」と書いたフリップを掲げた中間は「刀の代わりにマイクを持つ侍なのかなって。いろんな経験をしているのが“放浪記”になるのかなと。なので、七侍放浪記と書いて“ほね”!」と無理矢理すぎる当て字で「骨」をアピールし、メンバーの爆笑をさらっていた。