JOYSOUND 音楽ニュース
powered by ナタリー
「JOYSOUND X1」公式サイトJOYSOUND公式キャラクター「ジョイオンプー」

フレデリックがオーラルへのリスペクト胸に3曲カバー、切磋琢磨の歴史をたどって「MOVE OUT」

フレデリック
2年近く前2024年12月05日 8:04

フレデリックのライブイベント「UMIMOYASU 2024 MOVE -MOVE OUT-」が11月30日に東京・Zepp Haneda(TOKYO)で行われた。

フレデリックはZepp Haneda(TOKYO)を舞台にした対バンライブ企画「UMIMOYASU 2024 -MOVE-」を9月から3カ月連続で開催。第1弾公演「MOVE ON」ではgo!go!vanillas、第2弾公演「MAKE A MOVE」ではPerfumeと熱いパフォーマンスやコラボレーションが繰り広げられた。

第3弾の「MOVE OUT」ではTHE ORAL CIGARETTESとの対バンを実施予定だったが、オーラルは年内のライブ活動を休止することを10月に発表。「MAKE A MOVE」公演のMCで三原健司(Vo, G)が「いろいろ考えましたが、結果あいつらの代わりはいないということになりました」と語った通り「MOVE OUT」はフレデリックのワンマンライブとして行われた。

「俺の喉に潤いを与えてくれ!」序盤から観客沸騰

開演時間を迎えると健司、三原康司(B, Vo)、赤頭隆児(G)、高橋武(Dr)が登場。赤頭がギターをかき鳴らしたのを合図に勢いよく「シンセンス」で滑り出す。健司は「手を振って」という歌詞に合わせて手を振りつつ「よく来たね!」と来場者を歓迎した。近未来感のあるサウンドの「銀河の果てに連れ去って!」では、健司が「乾燥がすごいですね。俺の喉に潤いを与えてくれZepp Haneda!」と煽って観客の心に火を付ける。続いて演奏されたのは、今年リリースから10周年を迎えたメジャーデビュー作「oddloop」の収録曲「オドループ」だ。序盤でのヒット曲の投下に観客は沸騰。Zepp Hanedaに大合唱が巻き起こり、3曲目にしてアンコールのような盛り上がりとなった。

健司はこれまでの「UMIMOYASU 2024 -MOVE-」について、「バニラズはデビューのタイミングが一緒で、9月の『MOVE ON』は自分たちのこれまでの歩みをお互いに確かめ合った日。Perfumeは、まさかこんな大先輩と競演できると思ってなくて。でも10月の『MAKE A MOVE』では自分たちの愛を受け取ってくれて、しかもかなりデカいもので返してくれました」と回顧する。

そして彼は「MOVE OUT」で競演予定だったオーラルについて「同じ事務所で、一番最初のオーディション(2012年に行われた「MASH FIGHT! Vol.1」。オーラルがグランプリ、フレデリックが審査員特別賞を受賞)に受かった2組なんですよね。ライブ審査では俺らもやっぱりちょっとピリピリしてた。そんな中でボーカルの方(山中拓也)から『俺たちでムーブメント作ろうぜ!』というニュアンスのことを言われまして。『気のいい人たちやな』と思ってオーラルのライブ観たらめちゃめちゃカッコよくて。優勝するつもりで来たけど、優勝を取られるならこいつらがいいなと思うくらいいいライブでした。そういうところから始まって、1つのところに収まってないところやオーラルにしか作れないものを作ってるところが彼らのよさやと思ってて。そういうバンドと初めてツーマンしたらどんな感じになんのやろうというのを確かめたかった。ワンマンになりましたけど、彼らの気持ちと音楽はここに残して行こうと思っています」と語った。

その後、フレデリックはオリジナル劇場アニメーション「数分間のエールを」の主題歌「CYAN」、雰囲気の異なるパートが入り乱れる「PEEK A BOO」、切ない歌詞が印象的な「ペパーミントガム」、シンガロングが響く「煌舟」など、今年11月にリリースされたミニアルバム「CITRUS CURIO CITY」の収録曲を披露し、バンドの最新のモードを打ち出した。

オーラルへのリスペクトを胸に

ライブで恒例のコーナー「FRDC Remix」はこの日ならではの構成に。手始めにフレデリックはファン人気の高い「プロレスごっこのフラフープ」、ループするメロディが印象的な「Wake Me Up 」をつなげてオーディエンスを踊らせる。この日のハイライトとなったのは、このRemix内に組み込まれたオーラルのカバー3曲。「容姿端麗な嘘」はシンセサウンドを織り交ぜたフレデリックならではのカバーに。さらにベースラインが印象的な「N.I.R.A」では、運指が難解なフレーズを康司が軽やかにかき鳴らす。そしてフレデリックはオーラルのヒット曲の1つ「起死回生STORY」もパワフルに演奏し、健司は「これがフレデリックなりのリスペクトです。オーラルどうもありがとう」とオーラルに感謝の言葉を贈った。なお、オーラルは1stシングル「起死回生STORY」を2014年7月に、フレデリックは2ndミニアルバム「oddloop」を2014年9月にリリース。ともに同時期にヒットを飛ばしており、お互いが切磋琢磨してきた歴史を感じさせる選曲のセットリストとなった。

フレデリックの真骨頂のような中毒性の高いメロディの「スパークルダンサー」で「FRDC Remix」が締めくくられたところで、健司は「いいバンドですね」とオーラルに思いを馳せるようにしみじみとひと言。続けてフレデリックとオーラルの関係性について「同じ事務所で、気付いたらライバル的な感じになっていて。そのバチバチした感じが刺激になりつつ、お互い適度な距離感を保っていた2組でした」と説明し、「今日ここにオーラルがいないのが、彼ららしいなと思って。視野が広いのよ。彼らは全部を救おうとしているんだと思います。ただこれで終わりにする気はないので。いつかまたツーマンするからね、楽しみにしといて」とファンの期待感を高めた。

アンコール1曲目はシンセが高らかに鳴り響く「VISION」。健司は未来へ思いを馳せるかのように伸びやかに歌い上げる。フレデリックは最後にキラーチューン「オンリーワンダー」をプレイし、オーディエンスを大いに盛り上げてライブを締めくくった。演奏後、健司は「これが年内最後のワンマンかな。来年、武道館で待ってます」と言い残してステージをあとにした。

なおYouTubeでは、「MOVE OUT」の全編を12月8日23:59までの期間限定で公開中。

セットリスト

フレデリック「UMIMOYASU 2024 MOVE -MOVE OUT-」2024年11月30日 Zepp Haneda(TOKYO)

01. シンセンス
02 銀河の果てに連れ去って!
03 オドループ
04 名悪役
05 CYAN
06 飄々とエモーション
07 PEEK A BOO
08 峠の幽霊
09 ペパーミントガム
10 煌舟
11. FRDC Remix
12. Happiness
<アンコール>
13. VISION
14. オンリーワンダー

関連記事

「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2026」ロゴ

「ロッキン」最終日は台風25号接近の影響を受け中止 Ado、ホルモン、WANIMA、櫻坂46ら出演予定だった

5日前
「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2026」ロゴ

「ロッキン」台風の進路変化に伴い9月20日公演の開催が決定、21日の開催は引き続き検討

6日前
「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2026」ロゴ

「ロッキン」9月20日と21日の開催可否は確認中、20日はチケット払い戻しも対応

7日前
「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2026」ロゴ

台風接近中の「ロッキン」9月20日と21日の開催可否は現在も確認中、本日18:00までに新たなアナウンス

7日前
「FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2026」ビジュアル

「レディクレ」出演者第1弾はアイナ、スカパラ、サウシー、WurtS、Chevon、ホルモンら36組

8日前
「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2026」ロゴ

「ロッキン」台風接近の影響少ない19日公演は開催、20日&21日は引き続き開催を検討中

8日前
「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2026」ロゴ

「ロッキン」熱帯低気圧の接近に伴い開催可否を確認中、今後は毎日13:00に案内予定

9日前
「LIVE AZUMA 2026」出演者一覧

福島「LIVE AZUMA」タイムテーブル公開、湘南乃風や電気グルーヴが出演

9日前
THE ORAL CIGARETTES

THE ORAL CIGARETTESが3カ月連続リリース第3弾の新曲発表、2027年アリーナツアーも

13日前
「WONDERLIVET 2026」キービジュアル

韓国の音楽フェスにオーラル、ドロス、ゆず、サンボ、大塚愛、KUROMI、星街すいせい、きゃんちゅー、Chevon、QWER、HANROROら

28日前