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WACKの2025年始まる!日比谷野音でツアー開幕、シャッフルユニット7人がBiS「STUPiD」で組体操

WACKシャッフルユニットによるBiS「STUPiD」披露時の様子。(Photo by sotobayashi kenta)
3日前2025年01月11日 13:06

音楽事務所WACKの所属グループが出演するツアー「Could you still be WACKiNG TOUR」の初日公演が、本日1月11日に東京・日比谷公園大音楽堂(日比谷野音)で開催された。

WACKツアー2025、日比谷野音で開幕

WACKでは同事務所所属アーティスト全組が集う「Could you still be WACKiNG TOUR」と、各地で異なる2組が登場する「GAZE a part of WACK TOUR」という2つのツアーを1月から3月にかけて開催。全組出演ツアーの初日公演には、明日1月12日に日比谷野音での解散ライブ「Finale of third BiS」を行うBiSを含む7組が出演した。ライブの模様はニコニコ生放送で生中継も行われ、会場に足を運べないファンも各組のパフォーマンスを見届けた。

ASP

トップバッターを飾ったグループは、昨年47都道府県ツアーを行い、東京・日本武道館でのワンマンライブを成功させたASP。エナメル素材とパンキッシュなスタッズが印象的な黒い衣装をまとった7人は、モグ・ライアンの「WACKツアー始めようぜ!」という呼びかけを合図にキラーチューン「拝啓 ロックスター様」でアグレッシブにライブをスタートさせる。昨年発表の人気曲「TOTSUGEKI!!!!!」が始まると、野音いっぱいにメンバーのロングシャウトが響きわたった。さらに2022年8月に日比谷野音で初披露したメジャーデビュー曲「Hyper Cracker」などを披露したASPは、これまでに積んできた多数のステージ経験に裏打ちされたライブ運びで観客をASPワールドに引き込んだ。

ASP セットリスト

01. 拝啓 ロックスター様
02. the MAN CALLiNG
03. Black Nails
04. TOTSUGEKI!!!!!
05. Hyper Cracker
06. M

BiTE A SHOCK

続くBiTE A SHOCKは、WACKで唯一の男女混合のダンスボーカルグループ。デビュー曲「Patient!!」で迫力あるパフォーマンスを見せたかと思えば、バラード「カノープス」では切ない表情を浮かべて情感豊かな歌声を響かせる。MCではHANANOが「私たちはオーディション番組『BiSH THE NEXT』で誕生した男女6人組グループです」とグループ紹介をし、RYUSEiが「盛り上がってますか! 僕たちBiTE A SHOCK、初めての野音ということで楽しみにやって来ました。今日はすごく寒いですが、2番手の我々はここで皆さんの体力を使い果たすくらいの勢いでやっていきます!」と意気込んだ。気合いみなぎるバイショは、「盛り上げてから先輩にバトンを渡したいんですが、盛り上がる準備できてますか!」というMAHiTOの煽りから、真冬の野外でサマーソング「常夏プラネット」を熱唱した。

BiTE A SHOCK セットリスト

01. Patient!!
02. Overline
03. 抱きしめながら歌うなら、世界はギュッと愛で溢れそうだ
04. カノープス
05. 言えない言葉
06. 常夏プラネット

KiSS KiSS

3組目のKiSS KiSSはこれまでのWACKにはいなかったような、かわいい王道アイドルをコンセプトにしたグループ。5人はフリルがついた白を貴重とした新衣装を着てステージに上がった。アイナスターが新衣装になったことを報告しつつ、「一段とかわいくなりました!」と話し、キャ・ノンが「ふわふわもこもこで冬の妖精さんみたいじゃないですか?」と続く。ナルハワールドは「私たちは確かにかわいいけどさ、もっと違うところでも褒めてもらいたくない?」とかわいいを全肯定。アイナスターの「今日は新曲を持ってきました! かわいいだけじゃないKiSS KiSSちゃんの自己紹介ソングです!」という曲紹介から、新曲「かわいいなんて言わないで」が初披露された。

KiSS KiSS セットリスト

01. 楽園きゅ~とぴあ♡
02. 雨天決行
03. かわいいなんて言わないで
04. ほっちゅ!
05. Twilight
06. いないいいないばー

豆柴の大群

ライブ後半には豆柴の大群が登場。豆柴はTBS系「水曜日のダウンタウン」発のアイドルで、プロデューサーはクロちゃん(安田大サーカス)が務めている。昨年は都内某所と合併し、豆柴の大群都内某所 a.k.a. MONSTERIDOLとして活動していた。この日ステージに上がったのは、一度グループを離れるも今回のタイミングでグループに復帰したハナエモンスターを含む5人。豆柴はグループの始まりの楽曲である「りスタート」で復活の狼煙を上げ、ハナエのハイキックパフォーマンスも炸裂。ハナエは「出戻りメンバーのハナエモンスターです!」と挨拶し、新年一発目のライブで復帰できた喜びを語った。また新曲「りロード」では、指名された観客1名がハナエとじゃんけん。勝敗によって歌詞が変わるというエンタメ要素のあるライブが展開された。なお、初披露時のじゃんけんの結果は「あいこ」だった。

豆柴の大群 セットリスト

01. りスタート
02. わんダーらんど
03. りロード
04. MUST GO
05. 豆柴の大群 -お送りするのは人生劇場-

ExWHYZ

ExWHYZは2024年にmayuが活動休止を経て復帰。その間にメンバー2名が脱退するという激動の1年を過ごした。2025年は4月5日に東京・Spotify O-EASTでグループ史上最大規模のオールナイトイベント「ExWHYZ presents 'CLUB Ex Vol.1'」の開催を控えており、WACKとしてもグループとしても攻めた姿勢を崩さないのがExWHYZだ。オープニングナンバー「Dresscode」でキレのある踊りを見せる4人はとてもスタイルがよく、衣装の隙間から覗く腹筋は割れている。洗練された出立ちの彼女たちはBPM177のファストチューン「NOT SORRY」や、ドープな低音が支配する「Unknown Sense」などクラブライクな楽曲を連投。ライブが進むにつれて、盛り上がりは加速するばかりだった。

ExWHYZ セットリスト

01. Dresscode
02. NOT SORRY
03. Unknown Sense
04. Obsession
05. SHOWTIME
06. ドラマ
07. STAY WITH Me

GANG PARADE

19:00を回り、冷え込みが厳しくなった日比谷野音。続いてはWACK所属グループで最多の11人が在籍するGANG PARADEが登場した。ジャジーなムードの最新シングル曲「Sparkling Moon」でお洒落にライブを始めたギャンパレは、息の合ったラインダンスなど、大所帯ならではのパフォーマンスを展開。月ノウサギは「極寒の中、お越しくださった皆さんこんばんは! 野音でツアー初日を迎えられて光栄です。最後までギャンパレらしく、“遊び場”を作っていけたらと思います!」と熱く語った。ギャンパレは「グッドラック・マイフューチャー」をまっすぐに届け、最後には2025年にさらなる高みを目指す思いを込めて「ROCKを止めるな!!」を披露した。

GANG PARADE セットリスト

01. Sparkling Moon
02. パショギラ
03. グッドラック・マイフューチャー
04. Happy Lucky Kirakira Lucky
05. ROCKを止めるな!!

BiS

トリを飾ったのは明日1月12日に解散ライブを日比谷野音で行うBiS。転換中にメンバーの名前を叫ぶ研究員(BiSファンの呼称)もいる中、5人は「テレフォン」のイントロが流れると同時にステージに駆け込む。ヒューガーが「世界で一番ブチ上げていこうぜ!」と煽り、トギーのシャウトが炸裂。中指を立てながらステージを駆け回るなど大暴れのパフォーマンスを展開していく。

BiSはさらにキラーチューン「STUPiD」でさらなる熱狂を生み出し、フルカワユタカ(DOPING PANDA)プロデュース曲「LAZY DANCE」などを次々にパフォーマンス。5人からオーディエンスに向けた愛のこもった「LOVE」が披露されたあと、春の訪れにはまだ遠い寒空の下でラストナンバー「Sakura」が届けられた。BiSはノーMCで駆け抜け、去り際にはヒューガーが翌日に日比谷野音で解散ライブを行うことを告知。「また明日、ここでお会いできたらうれしいです」と観客に来場を呼びかけた。

BiS セットリスト

01. テレフォン
02. STUPiD
03. LAZY DANCE
04. teacher teacher teacher
05. LOVE
06. Sakura

シャッフルユニット

BiSのライブ後にはBiSの代表曲「STUPiD」が流れ、過去のWACKツアーでもおなじみのシャッフルユニットが登場した。イコ・ムゲンノカナタ(BiS)、ユメカ・ナウカナ?(ASP)、HANANO(BiTE A SHOCK)、アイナスター(KiSS KiSS)、レオナエンパイア(豆柴の大群)、yu-ki(ExWHYZ)、月ノウサギ(GANG PARADE)というWACK所属全グループの各1名、計7名がステージに並んだ。イコが明日のBiSのライブをもって活動を終えるため、このシャッフルユニットの編成はこれが最後。レアなメンバー構成での組体操も披露され、ツアー初日は締めくくられた。なおBiSの解散ライブのチケットはローソンチケットで販売中。

シャッフルユニット セットリスト

01. STUPiD(BiS) / イコ・ムゲンノカナタ(BiS)、ユメカ・ナウカナ?(ASP)、HANANO(BiTE A SHOCK)、アイナスター(KiSS KiSS)、レオナエンパイア(豆柴の大群)、yu-ki(ExWHYZ)、月ノウサギ(GANG PARADE)

Could you still be WACKiNG TOUR(※終了分は割愛)

2025年1月19日(日)宮城県 SENDAI GIGS
<出演者>
ASP / BiTE A SHOCK / ExWHYZ / GANG PARADE / KiSS KiSS / 豆柴の大群都内某所 a.k.a. MONSTERIDOL

2025年3月22日(土)大阪府 なんばHatch
<出演者>
ASP / BiTE A SHOCK / ExWHYZ / GANG PARADE / KiSS KiSS / 豆柴の大群都内某所 a.k.a. MONSTERIDOL

2025年3月30日(日)愛知県 Zepp Nagoya
<出演者>
ASP / BiTE A SHOCK / ExWHYZ / GANG PARADE / KiSS KiSS / 豆柴の大群都内某所 a.k.a. MONSTERIDOL

GAZE a part of WACK TOUR

2025年1月26日(日)福岡県 DRUM LOGOS
<出演者>
ASP / ExWHYZ

2025年2月1日(土)香川県 高松MONSTER
<出演者>
ASP / GANG PARADE

2025年2月2日(日)広島県 LIVE VANQUISH
<出演者>
ExWHYZ / KiSS KiSS

2025年2月8日(土)新潟県 NEXS NIIGATA
<出演者>
ASP / 豆柴の大群都内某所 a.k.a. MONSTERIDOL

2025年2月11日(火・祝)神奈川県 F.A.D YOKOHAMA
<出演者>
BiTE A SHOCK / KiSS KiSS

2025年2月16日(日)茨城県 mito LIGHT HOUSE
<出演者>
BiTE A SHOCK / 豆柴の大群都内某所 a.k.a. MONSTERIDOL

2025年2月24日(月・祝)千葉県 KASHIWA PALOOZA
<出演者>
KiSS KiSS / 豆柴の大群都内某所 a.k.a. MONSTERIDOL

2025年3月12日(水)東京都 Zepp DiverCity(TOKYO)
<出演者>
ExWHYZ / GANG PARADE

2025年3月16日(日)北海道 札幌PENNY LANE24
<出演者>
BiTE A SHOCK / GANG PARADE

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