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ギャランティーク和恵のワンマンライブに平山みき登場、昭和歌謡で巻き起こした熱狂の渦

左から平山みき、ギャランティーク和恵。(Photo by Chum)
約1年前2025年02月08日 9:06

ギャランティーク和恵(星屑スキャット)のワンマンライブ「あなたと夜と音楽と ~ただそれだけのこと~」が2月2日に東京・U.F.O. CLUBで開催された。本公演ではHi-Lucky(G)、SMILE(B)、菊池麻由(Key)、鈴木和美(Flute)、鈴木やすし(Dr)からなる鈴木やすしグループが演奏を担当し、平山みきがゲスト出演。チケットは発売後すぐにソールドアウトとなった。

1部

けたたましいスネアの音色とともに、ステージの幕がゆっくりと開いていく。ミラーボールの光が妖しく場内を照らす中、「さすらいのギター」でライブがスタート。和恵の艶やかな歌声がこだまし、満員のフロアに大歓声が沸き起こる。続いてご機嫌なフルートの旋律で始まったのは「悪なあなた」。グルーヴィなベースラインの上で、和恵の美しいビブラートが観客を魅了した。

「今回は念願のワンマンです! そりゃあっという間にチケット売れちゃうわよね!」と切り出した和恵は、この日先行発売されたニューシングル「ただそれだけのこと」のジャケットに触れ「気持ち悪かったでしょ?(笑) 初めて生成AIを使ってジャケットを作ったんです」と説明。同シングルの収録曲「恋はまっさかさま」を経て「蜜の誘惑」が披露されると、和恵の凜とした歌声がフロアにさらなる熱狂を生んでいく。ファンはドリンクカップを高々と掲げ、華やかなバンドアンサンブルを称えた。

次に演奏されたのは「新宿ふらふら」。和恵がオーナーを務めるスナック・夜間飛行が所在する新宿の風景が抒情的に歌われたのち、「酔いどれ女の流れ歌」ではHi-Luckyが哀愁あるアルペジオを響かせ、鈴木がフルートを篠笛かのように鳴らす。和恵の歌声はより一層色気を帯び、時代を超える名曲の力を観客に見せ付けた。「ガラスの城」では「あなたのつめたい 横顔」という歌詞に合わせて、横を向く和恵。美しい横顔に大歓声が上がる中、ステージの幕がゆっくりと閉じていく。

2部

15分ほどの休憩を挟み、「少女の記憶」で再開されるライブ。和恵は「むらさきの京都」で深いビブラートのかかった歌声を妖しく響かせる。ハイハットの4カウントを合図に、満を持して始まったのは「ビューティフル・ヨコハマ」。平山みきの登場を予感させる楽曲に、観客は興奮を隠しきれない。1コーラスを歌い終えた和恵が「皆さんお待たせしましたー!」と平山を呼び込み、バンド演奏は一瞬で女性キーに転調。ラッキーカラーの黄色を身にまとった平山が熟練の歌心を披露すると、フロアから鳴り止まない拍手と歓声が送られた。

歓喜のあまりいつまでも叫び続けるファンたちを横目に、和恵は「ようこそいらっしゃいました!」とMCをスタートさせる。平山は「まだ和恵さんがデビューする前に、一度お会いしたことがあるけど、こんなふうにお話しながら一緒にステージに立つのは初めてね。今日の選曲は、和恵さんが全部やってくださったんです」と話し、ライブは平山のソロパートへ。往年の名曲「真夜中のエンジェル・ベイビー」を当時と変わらぬ歌声で、身振り手振りを交えながらパフォーマンスした平山は「私はデビューして55年目なんです」と語り始める。「ここでこうして歌えていること、素晴らしいと自分で思います。ただ、大変なんですよ。歌詞をだんだん思い出せなくなってくるからね。そういうわけで、温かく見守っていてください」と会場の笑いを誘いつつ、「サニー」の英詩を一切のよどみなく、華麗に歌い上げた。

「いつか何処かで」で平山がエッジの効いたハイトーンを響かせたのち、和恵がステージに再登場。「いやー! カッコいいー! 私の無茶なリクエストに応えてくださって」という和恵の言葉に、平山は「楽しかったです。終わってホッとしました。リハーサルではいっぱい間違えてたの。でも今のは合ってたわよ!」とかわいらしい笑顔を浮かべ、ステージ袖に姿を消す。フロアにすさまじい熱気が立ち込める中、和恵は「鎖」を歌唱し、「みきさんをこんなに近くで見れることないよね。近くで見てもきれいなみきさん!」と平山を絶賛。「旅立つ朝」でどこまでも伸びやかな歌声を響かせて、ライブ本編を締めくくった。

アンコール

アンコールで再登場した和恵と平山は「マジック・ロード(さすらいの天使)」をデュエットで披露。2人の歌声が混ざり合い、東高円寺の地下にエバーグリーンな名曲を響かせる。その後、公演当日が節分だったことにちなんで、フロアに豆を撒き始める和恵と平山。京都在住の平山から「豆を撒いたあとに『ごもっとも、ごもっとも』と言いますので、そうしたら皆さんも一緒に『ごもっとも、ごもっとも』と言ってください。京のお家に伝わる“ごもっともさん”という風習です」と京都風の豆撒きを伝授されたほろ酔いのファンたちは、その後しばらく「ごもっともー!」と叫び続けた。

この日のラストナンバーは、本公演のタイトルにもなっている「ただそれだけのこと」。平山がステージを下り、1人になった和恵は色気あふれる歌声を届け、ステージをあとにする。最後に残ったバンドメンバー5人はアウトロを熱く演奏し、大熱狂のライブに幕を下ろした。

セットリスト

「あなたと夜と音楽と ~ただそれだけのこと~」2025年2月2日 U.F.O. CLUB

01. さすらいのギター(オリジナル:小山ルミ)
02. 悪なあなた(オリジナル:津々井まり)
03. 恋はまっさかさま(オリジナル:太田とも子)
04. バイ・バイ・アダム(オリジナル:和田アキ子)
05. 蜜の誘惑(オリジナル:金井克子)
06. 新宿ふらふら(オリジナル:カルーセル麻紀)
07. 酔いどれ女の流れ歌(オリジナル:森本和子)
08. ガラスの城(オリジナル:ザ・ピーナッツ)
09. 少女の記憶(オリジナル:飛鳥まゆり)
10. むらさきの京都(オリジナル:青山ミチ)
11. ビューティフル・ヨコハマ(オリジナル:平山みき)
12. 真夜中のエンジェル・ベイビー(オリジナル:平山みき)
13. サニー(オリジナル:ボビー・ヘブ)
14. いつか何処かで(オリジナル:平山みき)
15. 鎖(オリジナル:藤山ジュンコ)
16. 旅立つ朝(オリジナル:江利チエミ)
<アンコール>
17. マジック・ロード(さすらいの天使)(オリジナル:いしだあゆみ)
18. ただそれだけのこと(オリジナル:林マキ)

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