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OvallのShingo Suzuki、mabanua、関口シンゴがNHK「今君電話」にBGMを書き下ろし

左からShingo Suzuki、カンニング竹山、mabanua、関口シンゴ。(Photo by RiE Amano)
約1年前2025年03月26日 3:03

OvallのShingo Suzuki、mabanua、関口シンゴが、NHK Eテレにて不定期放送中の番組「今君電話」にBGMを書き下ろした。

「今君電話」は、「どんなことでも話したいことがある人は電話をかけて!」という告知とともにSNS上に電話番号を公開し、電話をかけてきた不特定の人物の話にカンニング竹山が耳を傾けるというトークドキュメンタリー。2021年にスタートしてから現在まで、日々の悩みや誰にも言えない秘密など、200人近くの話に竹山が耳を傾け、その様子がオンエアされてきた。

ディレクターの山登宏史氏は「今君電話」立ち上げの際にOvallの楽曲が似合う番組にしたいと考え、テーマ曲に「Slow Motion Town」を使用してきたが、より番組の内容に寄り添ったオリジナルBGMを求めてOvallの3人にそれぞれ1曲ずつ楽曲制作を依頼。メンバーは過去の放送回を視聴したうえで、各々が抱いた番組の印象をトラックに落とし込んだ。

番組はBGMが完成したタイミングでOvallと竹山による試聴会を実施。Ovallの3人が楽曲について解説し、竹山が新たなBGMを聴いた感想を語った。なおOvallが制作した新BGMは、3曲とも3月29日に初オンエアされる。

Shingo Suzuki コメント

BGM制作のオファーを受けたときの感想

オファーをいただいたときは楽曲に対するリクエストやリファレンスはまったくありませんでした。「番組を観たままの率直な印象で作ってください」とのことだったので、3人とも本当に自由に作らせていただきました。

楽曲について

番組を観ていると、竹山さんと電話相手の会話が帰結するところに“救い”がある気がしたんです。明確な答えはないのかもしれないけど、ちょっとだけ次の希望が見えるというか。なので、最初はポッと光が差すようなピアノの一音から始めて、それから徐々に人生山あり谷あり、笑い泣きのようなイメージで、ブルースのフィーリングを入れていきました。会話がメインの番組なので、音楽が邪魔にならないように、ごちゃごちゃと主張しすぎないことは意識して、会話に寄り添う曲にしようと思いましたね。音楽って言葉にならない感情を表せると思うんです。だから番組を観ている人にも「今のなんだかちょっとよかったな」と思う気持ちを音楽で共有できたらいいですね。

mabanua コメント

楽曲について

僕は音楽で食えるようになる前、5年くらい電話受付のアルバイトをしていたことがありまして。最後の2年はクレーム担当で、怒鳴り散らす人をなだめて穏やかにさせるという業務をやっていたんです。そのときの人間ドラマをこの曲に……というのは冗談ですけど(笑)、自分の経験も少し入っているかもしれません。
制作中は竹山さんが歩いているシーンをずっとループ再生していました。竹山さんの背中で語る雰囲気からすごく音が浮かびましたね。番組は会話に込められたメッセージがメインなので、音楽でそれを増幅することができたらいいなと。最近では音楽生成AIを使って簡単に曲が作れるようになりましたけど、AIの曲が持たない“意義”を、この番組で流れることによって見出すことができたら、制作者としてはうれしいです。

関口シンゴ コメント

楽曲について

過去の放送を観ていたら、Ovallだけでなく僕のソロ曲も使っていただいていて、それらが番組の雰囲気にとても合っていたんです。それなら自分が感じるままに作れば大丈夫かなと思って、気負わずに作り始めました。作り出してみて、映画やドラマの劇伴を作る感覚とすごく近いと感じたんです。僕は劇伴を作るとき、シーンに寄り添いすぎてしまうとボツになることが多いんですよ(笑)。悲しいシーンに悲しい音楽をつけて暗くさせすぎてしまったりとか。とはいえ、逆にニュートラルになりすぎても無機質で味気ないし。電話が終わったときに少しでもプラスの感情になれる温度感の音楽にしたかったので、気持ちの距離感を大事にしました。

カンニング竹山 コメント

新BGMを聴いた感想

3曲とも「今君電話」という番組の世界観が全部入っていると思いました。電話の内容は人によって本当にさまざまで、初めは静かに話していても後半にぐっと白熱したり、実は僕の感情もけっこう揺れ動いているんです。そんないろんな感情やシーンが、音楽で表現されているなと。

山登宏史ディレクター コメント

この番組を始めるときに、「この楽曲が似合うような番組がいいです」と音響効果さんに渡したのがOvallの「Slow Motion Town」でした。あくまでイメージとして渡したので実際に使うかどうかは音響効果さんの判断だったんですけど、結果的に番組とすごくマッチしたので、テーマソングとして使うことになりました。この楽曲のMVもすごく好きで。人々の暮らしを影絵のようなシルエットで描いたアニメーションが、夜に電話で会話をする番組の雰囲気とすごく重なったことも大きかったです。
この番組において音楽を流すときに心がけているのは、あれこれ曲を変えないということなんです。「ここは悲しいところですよ」「ここは面白いところですよ」と視聴者に押し付けるのではなく、さりげなく会話の世界観に寄り添える音楽をいつも探していたんですけど、これがなかなか大変で。それならば、番組のテイストに合う楽曲を生み出していたOvallさんに番組のためのBGMを作ってもらえたら番組に合ういいものになるし、面白いんじゃないかと思って制作をお願いしました。

NHK Eテレ「今君電話」

2025年3月29日(土)21:30~21:59

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