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yosugalaホールで初のバンドワンマン「みんなの喜怒哀楽が力になる」

yosugala(撮影:Masayo)
9分前2025年02月15日 6:06

yosugalaが2月8日に東京・LINE CUBE SHIBUYAでワンマンライブ「yosugala band set oneman『progress the night -LINE CUBE SHIBUYA-』」を行った。yosugalaはこのライブで初のバンドセットに挑戦。yosugalaに数多くの楽曲を提供しているEREN(G / AliA)と、Yoichi(G)、malo(B)、RYOTA(Dr)による力強い演奏をバックに、初披露の新曲を含む合計20曲を歌い上げた。

初のホール、初のバンドセットで華やかなステージ

ステージ背後のスクリーンにオープニングムービーが流れる中、バンドメンバーが横並びでポジションにつくと、ホール内には大きな歓声が上がる。ギターのフィードバック音を合図にバンドが「prologue」の演奏を開始するとスクリーンが上昇。そこに逆光を受けた黒坂未来、汐見まとい、未白ちあ、君島凪のシルエットが浮かび上がった。「これは決意の歌だ 聞こえるか?」と歌うyosugalaの声に応えるように、観客は拳を高く上げる。複数の段差を作ったステージもyosugalaにとっては初の試みで、4人は立体的なステージを有効に使っていつも以上に華やかなパフォーマンスを繰り広げていく。

「オヒメサマ?」ではイントロにドラムソロが差し込まれるなど、バンドセットならではのアレンジに観客は大興奮。さらにこの楽曲ではメンバーがステージを降り、熱狂のフロアへと飛び出していく。続けてフロアを回りながら「YOSUGAL伝説」を歌っていると、ステージには8人のギャルとインド人のラジャが登場。ミュージックビデオと同様のカオティックな盛り上がりを見せた。yosugalaの4人は3階席まであるホール内を見渡し「めっちゃいるー!」とハイテンション。「バンドセットだからさ、あれやりたくない?」と、バンド演奏に乗せて「男の子、声出せますかー?」「女の子、がんばれますかー?」「全員声出せますかー!」と観客を煽り、「aspiration」「会心の一撃」などアッパーな楽曲を一気に畳みかけていく。そして4人は「あなたたちが泣きそうなとき、くじけそうなとき、隣で寄り添える曲になりますように。私たちを見つけてくれたあなたたちに捧げます」という汐見の言葉を合図に、新曲「コノユビトマレ」を初披露した。

バンドセットの醍醐味

バンドセットは楽曲のパワーを増幅させるだけではなく、「裸足のまま」で1コーラスを作曲者であるERENのギター1本のみの演奏で歌い切るなど、ライブならではの特別なアレンジが楽しめるのも醍醐味の1つ。打ち込みのビートが特徴の「夜更かしして寝坊するんだ」も生演奏が混ざり合うことで音源とは異なるグルーヴが生まれる。「ソラノナミダ」では計5面のスクリーンに熱唱するメンバーの表情が青空の映像とともに大写しになり、楽曲の持つエモーショナルなムードをさらに引き立てた。

終盤戦を前に、「今日はお知らせがありまーす!」と4人は新たな情報を発表。公式ファンクラブ「よふかしの会」が当日21:00に発足されること、デビュー3周年記念日となる6月22日に東京・日比谷公園大音楽堂(日比谷野音)でのワンマンライブが決定したこと、さらに6月末から7月にかけて全国ツアーを行うことを一気に報告し、観客を喜ばせた。そして「アステリズム」からライブはラストスパートへ。「夜明けの唄」「Sparkle」といったyosugalaのライブに欠かせないアンセムが連投され、フロアに金テープが放たれる。さらに「今日はいつも曲を書いてくださっているERENさんがバンドメンバーにいるということで、この曲を」と、ERENのバンド・AliAの「かくれんぼ」をカバー。そして「この先私たちが歩む道では、つまずくこともあるでしょう。迷うこともあるでしょう。そんなとき、進み続けられるよう、最後に一緒にこの曲を歌ってください」と4人は最後に「My Dear」を熱唱し、ホール内にシンガロングを巻き起こした。

盛大なアンコールを受けて、yosugalaは「canvas」を歌い始めるが、ステージにいるメンバーは黒坂のみ。汐見、未白、君島は1階席、2階席、3階席に分かれて客席に登場。黒坂も1Fフロアへと飛び出し、4人は目の前の観客のエールに笑顔で応えた。そして1階フロアの中央に4人で集まると「オトギバナシ」を優しく歌い始め、ホール内を温かい空気で包んだ。

みんなの喜怒哀楽が力になる

未白は座席に並ぶ観客に向けて「私たちはライブハウスから始まって、こうしてホールでもやらせてもらえるようになって。楽しみ方がわからなくなったという人もいるかもしれないけど、次は野音も決まっていますし、yosugalaはどんどん変わっていくと思いますけど、しがみついてきてくれるとうれしいです」とコメント。喉の不調を抱えていた汐見は「みんながいなかったら絶対ここに立てていなかった。人生いっぱい逃げちゃいたくなることがあるけど、立ち向かっていける強さをみんなのおかげですごく手に入れました。こういう職業だから全部の感情を出すことはできないけど、みんなが私たちの代わりにいっぱい喜怒哀楽を持ってくれてて、すごい助けられてるんですよ。『推しメンに怒ってるところ見せちゃった』とSNSで言ってる人もいるけど、みんなの喜怒哀楽が力になってることがあるよと覚えておいてほしくて。yosugalaの楽曲はハッピーなだけじゃないじゃん。いろんな気持ちになる人生をいいなと思ってもらえるお手伝いをしたいとyosugalaをやりながら思っています」とこの日のライブを楽しみに集まったファンへの思いを述べ、加えて「メンバー、ホントにありがとね」と改めて3人への感謝を伝えた。

君島は当日にチケットが完売したことについて、SNSで拡散に協力してくれていたファンに感謝。「完売を目標にするんじゃなくて、来てくれたみんなを楽しませるのが一番だと思うんですけど、それでも完売させたいという気持ちがあって。2000人って現実的な数字じゃないんで……ホントにありがとうございます」と涙を浮かべる。黒坂はこの日のライブを完売、成功に導いたスタッフや関係者、ファンへの感謝を述べ、「野音も全国ツアーもありますので、yosugalaは2025年もまだまだ、まだまだ、まだまだ走り続けます」と力強く宣言した。そして4人はこの日の締めくくりとして、ERENがメンバーに向けて書いた「四葉のクローバー」を熱唱。さわやかな笑顔でステージを終えた。

全国ツアー「yosugala tour 2025」は6月28日の広島・広島CLUB QUATTROを皮切りに、7月25日の東京・Zepp DiverCity(TOKYO)まで全国9会場で展開される。またyosugalaは3月に東名阪3都市でGANG PARADE、清 竜人25、ファントムシータをゲストに迎えてツーマンライブ企画「yosugala presents -DREAMSCAPE-」を行う。

セットリスト

yosugala band set oneman「progress the night -LINE CUBE SHIBUYA-」2025年2月8日 LINE CUBE SHIBUYA

01. prologue
02. Indigo
03. オヒメサマ?
04. YOSUGAL伝説
05. aspiration
06. エスカレート
07. 会心の一撃
08. 僕に願いを
09. コノユビトマレ
10. 裸足のまま
11. 夜更かしして寝坊するんだ
12. ソラノナミダ
13. アステリズム
14. 夜明けの唄
15. Sparkle
16. かくれんぼ
17. My Dear
18. canvas
19. オトギバナシ
20. 四葉のクローバー

公演情報

yosugala presents -DREAMSCAPE-

2025年3月4日(火)東京都 Spotify O-EAST
<出演者>
yosugala / GANG PARADE

2025年3月22日(土)大阪府 梅田CLUB QUATTRO
<出演者>
yosugala / 清 竜人25

2025年3月23日(日)愛知県 名古屋CLUB QUATTRO
<出演者>
yosugala / ファントムシータ

progress the night -日比谷公園大音楽堂-

2025年6月22日(日)東京都 日比谷公園大音楽堂(日比谷野音)

yosugala tour 2025

2025年6月28日(土)広島県 広島CLUB QUATTRO
2025年6月29日(日)大阪府 GORILLA HALL OSAKA
2025年7月5日(土)福岡県 DRUM Be-1
2025年7月6日(日)香川県 DIME
2025年7月11日(金)愛知県 ElectricLadyLand
2025年7月13日(日)宮城県 darwin
2025年7月19日(土)北海道 小樽GOLDSTONE
2025年7月21日(月・祝)北海道 札幌PENNY LANE24
2025年7月25日(金)東京都 Zepp DiverCity(TOKYO)

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