超特急の番組「超特急のふじびじスクール!」の公開収録が、3月22日に東京・フジテレビの湾岸スタジオで行われた。
「超特急のふじびじスクール!」は、超特急が生徒役、お笑いトリオ・安田大サーカスの団長安田が先生役となって、話題の商品やサービスを楽しく深く学んでいく体験型バラエティ(通称「ふじびじ」)。昨年11月以来、約4カ月ぶりの公開収録は昼夜2部にわたって実施され、授業の模様は生配信も行われた。
1限目
始業のチャイムが鳴ると、おなじみの学ラン姿で観客の前に姿を見せた9人。“学級委員長”のリーダー・リョウガの号令で挨拶と自己紹介を行い、さっそく授業をスタートさせる。昼の部で取り上げる教材は、“推し活応援メディア”のOshicoco。「人生に潤いを与えてくれる好きなもの=推し」というOshicocoの理念を学んだメンバーは、Oshicocoが開発する“推し活応援グッズ”のお守りや歯ブラシを手に取り、推し活の最前線への理解を深めていった。中でも9人の会話が弾んだのは「概念推し」というワードに端を発した、推される側ならではのあるあるエピソード。メンバーカラーが赤色のユーキが「『あ、赤の服着てる! 僕推しかな?』と思ったら全然違う、みたいな“概念外れ”がある(笑)」と明かすと、タカシは「白の服(の勘違い)めっちゃ多いねん……!」と、メンバーカラー・純白ならではの悩みを吐露する。そしてカイは「みんな電車に乗るとき、2号車(自身の号車番号)に乗ったりするんでしょ?」と客席に問いかけ、日常生活の些細な場面でもしっかりと推し活に勤しむ8号車(超特急ファンの呼称)から大きな共感を集めていた。
この教材をもとに、メンバーは「愛情を込めろ! 超特急・神絵師チャレンジ」という企画に挑戦。これは、9人それぞれが今推しているものへの愛をイラストで表現するコーナーで、「すごい」と「うーん」の2段階判定は芸人でギャグマンガ家の田中光が務めた。トップバッターのハルが熱烈に応援するサッカー選手のゴールパフォーマンスを切り取った力作でメンバーと田中の感嘆の声を誘うと、アロハも大好きだという自身のメンバーカラー・ターコイズを意識した青色でフリップを塗りつぶす表現で田中の高評価を獲得する。普段は“画伯”と呼ばれているユーキも、バターと醤油を数式でつなぐトリッキーな「バター醤油」のイラストで「すごい」の評価を獲得。シルバニアファミリーを愛するタカシは、ネコの赤ちゃんのシルバニアの背後に「ドラゴンボール」の神龍を描き込んで「ネコちゃんが7つドラゴンボールを集めて神龍を呼び起こすよっていうくらい好き」と説明。彼の本気度が伝わる大作に、メンバーも観客も驚きの声を上げた。そんな中で田中が“超特急の神絵師”に選んだのは、目にビーフジャーキーを入れたホラータッチのイラストを描き、タカシから「伊藤潤二先生?」とツッコまれていたリョウガ。「目に入れても痛くないくらいビーフジャーキーが好き」というメッセージを込めたリョウガは“神絵師認定”に驚き交じりのガッツポーズを掲げていた。
続いて行われたバラエティ企画「ことわざを完成させろ! ことわざ尻相撲」では、ユーキが尻相撲の才能とクイズ運を発揮して9人の勝ち抜き戦を制し、見事“尻キング”の称号を獲得。「こういう経験がないもので、優勝コメントに慣れてません!」と照れ笑いしながら喜んだ。後半に差し掛かると、すっかり公開収録の恒例企画となった「現場~ず対抗!一番◯◯な人バトル」も。これは、“レア度”が求められるお題に最も当てはまる答えをメンバーが客席から聞き出すゲーム。3チームに分かれた超特急は3つに分けられた客席ブロックを歩き回って「今までに出会った一番のお金持ち」「一番たくさん食べた人」というお題に最も見合う答えを探しながら、会場に集まった観客との超至近距離でのコミュニケーションを楽しんでいた。
第1部の最後に用意されていたのは、2人1組での対決企画「ペア対抗ピンポンダッシュ」。手を使わず顔の一部を使って2人でピンポン玉をより多く運ぶというルールで、リョウガ&マサヒロペアが2人の頬でピンポン玉を挟む作戦を取ると、タカシはタクヤをおんぶしながらピンポン玉を運び「うれしいねんけど思ってたんとちゃうかった……」とつぶやく。おでこと頬を駆使したユーキ&アロハペアに続き、唇でピンポン玉を挟んだシューヤとハルの挑戦には会場中の人が驚き混じりの歓声を上げる場面も。メンバーの絆とサービス精神が存分に発揮された対決は2人それぞれの顎にピンポン玉を挟んで手をつなぎ、大量輸送に成功したカイ&団長ペアに軍配が上がり、2人はプラネタリウムのペアチケットをゲットしていた。
2限目
第2部は、団長先生に代わって教壇に立った“タクヤ先生”の「ベタで~す!」という叫びで幕開け。タクヤと入れ替わりで机に座り、1桁号車のカイ、リョウガ、ユーキ、タカシから「タクヤ、タクヤ」と話しかけられた団長先生は「すっげえやりづらい!(笑)」とツッコミを入れる。長い付き合いが成せる和やかなやりとりを経て、今回取り扱う教材である北九州のうどんチェーン店「資さんうどん」が紹介されると、熊本出身のハルは「熊本にもお店があるので、普通に家族で何回も行ったことがあります。めちゃくちゃ好きです!」と手を挙げた。株式会社資さんのマーケティング担当、原田氏による授業では「いろいろ説明する前に、まず食べてもらえれば」と、9人のもとに人気メニューの肉ごぼ天うどんとぼた餅が運ばれ、この待遇にメンバーは狂喜乱舞。東京の店舗では現状1時間待ちという人気メニューを夢中で味わい、中でもタカシは数分でこれを完食して団長先生や観衆を驚かせていた。
チャレンジコーナーでは、豊富なメニューのラインナップで顧客を喜ばせる資さんうどんに着想を得た対決企画「トップオブ超特急は誰だ? 表情筋選手権」が開催された。これは、顔に付けられた10枚のふせんを表情筋を駆使したさまざまな表情で落とし、その数の多さを競うというもの。顔をくしゃくしゃにしたり、最大限まで引き伸ばしたり、なりふり構わぬ表情を観客に見せながら勝負と向き合うメンバーの全力に会場は大盛り上がりとなった。それぞれが奮闘する中、思わぬ才能を発揮したのはマサヒロ。巧みな表情筋管理で次々にふせんを落としていった彼は決勝でタカシを破って見事に優勝を勝ち取り、リョウガから「なんでそんなに強いの!?(笑)」と驚かれていた。
続いての企画「メンバー運勢ランキング」では、風水芸人・出雲阿国がメンバーのパーソナルデータや部屋の間取りをもとに鑑定した運勢ランキングが発表された。9人は一喜一憂しながら順位発表に耳を傾け、それぞれの診断に大盛り上がり。7位に入ったシューヤが出雲阿国から「根はクソ真面目。今年は今までのキャラクターが通用しなくなる」と言われると、リョウガ、タクヤ、ユーキは「マジかよ~!」「ヤベエよ~!」と、シューヤのマネをしながらうれしそうに反応。また、5位のタクヤが「コンテストに出ると好成績を残す」と言われると、カイは「なんだろう? 国民的美少女コンテスト?」とつぶやいて会場を盛り上げた。3位にリョウガ、2位にユーキがランクインし、最後に1位はタカシだと発表されると、タカシ本人は「本当に!?」と目を丸くする。出雲阿国は「確実にバカ売れする。今年は人気がすごくなるのでがんばってほしい」と激励し、タカシは「がんばります!」と反応した。
「今までにもらった(あげた)すごいプレゼント」「すごくツイてた人」の“ベスト回答”を9人が客席から探した「現場~ず対抗!一番◯◯な人バトル」を経て、最後のチャレンジ企画「クイズ!二人三脚」へ。二人三脚のレースで答えが2つあるクイズを早押し回答しなければいけないこの対決では、メンバーのバラエティスキルが炸裂。対決中の2組が見学メンバーを巻き込んでもみくちゃになったり、団長先生の注意を無視したレースへのメンバー乱入の結果、いつの間にか正規のペアとは違う2人が二人三脚をしていたり……と、全員一丸となった楽しいおふざけで会場を盛り上げた。笑顔にあふれた授業を終え、3月が誕生月のシューヤとハルをフィーチャーした“スクショタイム”のプレゼントを贈って今回の公開収録は終了。「たくさん協力してくれてありがとう!」「配信も観てくれてありがとう!」とメンバーは口々に感謝を伝え、会場をあとにした。
この授業の模様は、PIA LIVE STREAMで4月5日までアーカイブ配信されている。
