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サーヤが涙を流して感謝、礼賛の全国ツアー最終公演でファン=“NICE BUDDY”への思い語る

CLR(サーヤ / Vo)(Photo by Daiki Miura)
約1か月前2025年04月01日 7:02

礼賛のワンマンツアー「礼賛 ONEMAN TOUR 2025 『NICE BUDDY』」が、3月30日に東京・Zepp Haneda(TOKYO)でファイナルを迎えた。

礼賛は作詞作曲とボーカルを務めるCLR=サーヤ、晩餐=川谷絵音(G)、簸=木下哲(G)、春日山=休日課長(B)、foot vinegar=GOTO(Dr)の5人からなるヒップホップバンド。今回のツアーは2月に2ndフルアルバム「SOME BUDDY」がリリースされたことを記念したもので、ファイナルのZepp Haneda公演は早々にチケットがソールドアウトする盛況ぶりとなった。

100万回再生突破の「鏡に恋して」、宇多田ヒカル「Automatic」も披露

円陣を組み「NICE BUDDY!」とコールして気合を入れる礼賛。5人は1曲目に「SOME BUDDY」のオープニングナンバー「SLUMP」をセレクトすると、歌とスキルフルなラップ、抜群のコンビネーションで紡ぐグルーヴィなアンサンブルで観客の体を揺らす。3曲目に披露された「ウラメシヤ」では、サーヤが手で“うらめしやポーズ”を作るよう促し、「皆さん、いいですよ! もっともっとうらめしそうに!」と煽って序盤から会場を大いに盛り上げた。

GOTOのタイトなドラミングにハンドクラップが巻き起こると、そこにサポートメンバーのえつこ(katyusha、DADARAY)が奏でるきらびやかなキーボードが乗り、軽快なナンバー「Bless u」「曖昧なBEACH」の演奏へと突入。ミュージックビデオの再生回数が礼賛史上最速で100万回を突破した「鏡に恋して」では、天井から吊られた大きなミラーボールが幻想的な光を放つ中、MV同様に2人のダンサーを迎えたステージが繰り広げられた。その後、サーヤは「私が業界に入って初めてテレビで歌った曲を礼賛でカバーしようと思います!」と告げると、宇多田ヒカル「Automatic」を情感たっぷりに歌い上げた。

ファン=“NICE BUDDY”

MCではサーヤが「礼賛は酒を飲むチームということもあり、いろんな暴れ方をしたのでみんなに報告しようかな」と話して、全国各地の思い出を写真とともにオーディエンスにシェア。金沢公演の楽屋に設置されていたゲームマシンで遊んだり、福岡の太宰府天満宮を訪問したり、バーに行って変わった名前のカクテルを楽しんだりと、メンバーと過ごした日々を楽しそうに振り返っった。ライブ終盤、礼賛はサーヤの「ちょっと待って。すごい熱いんだけど。体温もだし、皆さんもめちゃくちゃ熱い。これ熱帯夜かもしれない」、休日課長の「こんな熱帯夜初めてだよ」という言葉を合図にRIP SLYME「熱帯夜」のカバーをプレイ。曲中には川谷もハンドマイクを手に取り、お立ち台に上がってラップを披露した。

その後、礼賛はご機嫌なギターのカッティングが印象的な「take it easy」や、宇多田ヒカル「traveling」のカバー、業界関係者のことを歌った「スケベなだけで金がない」などを次々と演奏。最後はサーヤが「ファイナルらしい過去イチで熱いライブです。このツアーはいろんなことがあってこの日を迎えられるか不安でした。でもみんなから熱いコメントをもらって、礼賛と“NICE BUDDY”になってくれてるんだなって感じました。皆さんが日常に戻ったときにがんばれるように、これからもいい歌といいお知らせをたくさん作っていこうと思います」と呼びかけると、メロウなナンバー「U」を届けて本編を締めくくった。

「この舞台でまた一緒に遊べたら」

アンコールでは、サーヤが「古くからの友人が家から出てないみたいなんです。でも羽田からみんなで念を送れば彼は戻ってくると思うので」と伝えて、高比良くるま(令和ロマン)をフィーチャーした「GOLDEN BUDDY」を披露。サーヤとステージ後方の大型ビジョンに映し出されたくるまのラップのかけ合いに、会場はオーディエンスの熱気に包まれた。またサーヤは大阪公演で発生したトラブルに触れつつ、「皆さんの盛り上がりを見て元気が出ました。あの公演以降、やれることをやろうと、客席を照らしてもらったり、警備員を増やしたり、できることをやってきました。ネットからはずっと離れていたんですが、事態をちゃんと把握するためにひさびさにネットを見て、普段あまりくらわないんですけど、ひさしぶりにくらいました。そんな中でもすごくいい言葉が届いて。そんな言葉が埋もれずに届いたのは皆さんのおかげだと思います」と涙を流しながらも、「すいません、ちょっと『タイタニック』を思い出しちゃって」と弁明して観客の笑いを誘った。

「皆さんが日常に戻ったときにしっかり恩返しできるようにがんばっていきたい。フレームアウトして皆さんの光が当たってない場所でも背中を押して、この舞台でまた一緒に遊べたらうれしい」とファンと再会を誓ったサーヤ。最後は「フレームアウト」で美しいハイトーンの歌声を場内に響かせた。そしてビジョンに映し出された映像の中で、礼賛初の東京・日本武道館公演が決定したことがアナウンスされると会場には悲鳴にも似た歓声が沸き起こった。サーヤは「フロントマンが芸人ということで先輩とかにいじられることもありますが、武道館に立てば本気が伝わるかと」と意気込みを語り、充実した表情でステージをあとにした。

イープラスでは4月13日23:59まで、日本武道館公演のチケット先行予約を受付中。

セットリスト

「礼賛 ONEMAN TOUR 2025 『NICE BUDDY』」3月30日 Zepp Haneda(TOKYO)

01. SLUMP
02. むちっ
03. ウラメシヤ
04. PEAK TIME
05. Bless u
06. 曖昧なBEACH
07. 鏡に恋して
08. Automatic(オリジナル:宇多田ヒカル)
09. SPICY
10. マシ
11. Monet Magic
12. Chaos
13. TRUMAN
14. オーバーキル
15. 熱帯夜(オリジナル:RIP SLYME)
16. take it easy
17. traveling(オリジナル:宇多田ヒカル)
18. スケベなだけで金がない
19. U
<アンコール>
20. GOLDEN BUDDY
21. フレームアウト

公演情報

礼賛 日本武道館単独公演

2025年11月6日(木)東京都 日本武道館

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