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松島聡が明かしたtimeleszの「本当のゴール」とは / 白岩瑠姫が明かしたJO1「BE CLASSIC」MVの裏側

再生数急上昇ソング定点観測
11分前2025年04月04日 9:05

YouTubeでの視聴回数チャートや、ストリーミングサービスでの再生数が伸びている楽曲を観測し、今何が注目されているのかを解説する週イチ連載「再生数急上昇ソング定点観測」。今週はYouTubeで3月21日から3月27日にかけて集計されたミュージックビデオランキングの中から要注目トピックをピックアップします。

文 / 真貝聡

まずはこの週の初登場曲の振り返りから

今週のYouTubeのミュージックビデオランキングは、3月26日にリリースされた乃木坂46の38thシングル「ネーブルオレンジ」から3曲が初登場した。18位にはTYPE-Bに収録されている初の6期生楽曲「タイムリミット片想い」、19位には5期生の井上和と中西アルノがダブルセンターを務める表題曲「ネーブルオレンジ」、そして73位にはTYPE-A収録のアンダー楽曲「交感神経優位」がランクイン。雰囲気が異なる3曲を聴いてみると、改めて彼女たちの音楽性の幅広さが感じられる。

46位にはRAYが2023年に発表した「脳内麻薬」のリミックスバージョン「脳内麻薬Remix feat. CHEHON, MAKA, 句潤, POWER WAVE, CIMA & keith」のMVが登場した。このリミックスには、RAYがMCバトルで対戦してきた強者たち6人が参加。YouTubeのコメント欄では「マジで全員霞むことなく、それぞれの良さが全面に出てるから初めから終わりまで中毒性ある曲だわ」と絶賛する声が多数見られた。

58位にランクインしたのは、超人的シェアハウスストーリー「カリスマ」より七人のカリスマ「カリスマさびら」だ。これはORANGE RANGEのHIROKIとNAOTO、月蝕會議が共同制作した楽曲。喜納昌吉&チャンプルーズの代表曲「ハイサイおじさん」を一部替え歌カバーするなど、1曲を通して遊び心が感じられる。

アイドル、ラッパー、2次元キャラクターなど、さまざまなジャンルの新曲が並んだ今週は、下記の3曲をピックアップする。

timelesz「Rock this Party」

※YouTubeウィークリーミュージックビデオランキング初登場1位

新メンバーオーディション「timelesz project」で、エントリー総数1万8922件の中から選ばれた寺西拓人、原嘉孝、橋本将生、猪俣周杜、篠塚大輝が加入し、8人体制となったtimelesz。新しい仲間を迎えた彼らが、グループ初となる配信楽曲「Rock this Party」のMVを公開し、初登場1位に輝いた。今作は“最高の仲間と一緒に夢を叶えよう“という、「timelesz project」で歩んできた軌跡や感情をメンバーの菊池風磨、佐藤勝利、松島聡が歌詞に盛り込んだパーティチューンになっている。

MVは“初めての家族旅行”をコンセプトに全編ハワイで撮影された。映像を通して彼らの仲のよさや、新しい扉を開けたワクワクした思いが伝わってくる。3月13日発売の「TVガイドPERSON vol.151」で筆者が松島にインタビューをした際、グループの今後について次のように話してくれた。

「メンバーを迎え入れることがゴールではなくて、これから新メンバーとどう向き合って、いかにグループとして大きくなっていくか? それをファンの皆さんにどのように見ていただいて、納得してもらえるかが本当のゴール。とても長い道のりにはなるんですけど、家族として迎え入れた以上は、責任を持って守っていきたいと思うし、お互いに支えて・支えられての関係性を築くべきだと思います」

MV公開から2週間で615万再生を達成し素晴らしいスタートを切った彼ら。今後、活動を通してどのようなグループになっていくのか期待したい。

JO1「BE CLASSIC」

※YouTubeウィークリーミュージックビデオランキング初登場7位

JO1の「BE CLASSIC」が7位に登場した。これは4月2日にリリースされた結成5周年記念ベストアルバムの表題曲。ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」をサンプリングし、古典クラシックを現代の音楽と結合させた1曲になっている。馴染みのあるオーケストラサウンドを取り入れた背景には、「僕たちがやがてクラシックになる」というJO1の意志が込められているそうだ。

MVでは、アーティストが作品を作る過程で感じる苦悩を、美しさの中に不気味さも漂う世界観で表現。バレエやオーケストラなどのクラシックなセットで、メンバーが何かに取り憑かれたかのようにピアノを演奏するシーンや、力強く指揮を執る姿が印象的だ。

3月26日放送のニッポン放送「JO1のオールナイトニッポンX(クロス)」では、メンバーが同曲のMVについての撮影秘話を披露。開始56秒に映っている、白岩瑠姫とともに登場するお面をした集団について與那城奨が「あれは何だったの?」と尋ねると、白岩は映像では知ることのできない撮影現場の裏話を明かした。

「MVに映っている人は3列くらいなんですけど、実は10列ほどいたんですよ。今回のMVはエキストラさんの数が半端なかったじゃん? クラシックを踊るシーンとか、奨くんの指揮のシーンにもエキストラさんがいたけど、たぶんお面のシーンが一番が多かったんですよ。深夜3時くらいに撮影が始まるまで皆さん寒い中で待っててくれたんですけど、使われてるのは前列だけ。それもあってあのシーンは僕的にお気に入りですね」

楽曲だけでなくMVでも、我々を魅了し続けるJO1。彼らが今の音楽シーンにどのような風穴を開けてくれるのか楽しみだ。

星街すいせい「Caramel Pain」

※YouTubeウィークリーミュージックビデオランキング初登場10位

1月22日にリリースされた星街すいせいの3rdアルバム「新星目録」より、収録曲「Caramel Pain」のMVが10位にランクインした。

今作の作詞・作曲・編曲を手がけたのはDeu(PEOPLE 1)。アレンジはAメロとBメロの落ち着いた雰囲気から、サビで一気に盛り上がるドラマチックな構成になっている。この曲で、星街すいせいは声の強弱を自在に使い分けるだけでなく、1フレーズの中でひと言ずつ細かくリズムを刻み、メロディの上がり下がりを巧みに歌っていて、その卓越した音程の取り方やリズム感に驚かされる。DeuはX(Twitter)で「結構エグい曲書いたんですけど、秒で乗りこなしてました。革命すぎ」と、彼女の歌唱力の高さを絶賛している。

大ヒットした「ビビデバ」のMVからちょうど1年後に公開された今回のMVは、「ビビデバ」と同じく擬態するメタが制作。意思を持ったイラストデータがPCのディスプレイ内で大暴れして、最終的に自分を3Dプリンタでスキャンして現実世界に飛び出すというストーリーだ。「ビビデバ」でのリアルとバーチャルが交錯する映像表現を、さらに推し進めた内容になっている。このMVは多くの人々から驚きをもって迎えられ、3月22日に公開されると10日間で400万回再生を突破。映像表現においても加速度的に進化を続ける星街すいせいが、これから先どのような驚きの映像を生み出していくのか、今後の展開にも注目しておこう。

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