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「ダイダイダイダイダイキライ」のミクテトの関係は / あの「本能寺の変」から10年、令和最新版が話題に

再生数急上昇ソング定点観測
9か月前2025年04月11日 9:05

YouTubeでの視聴回数チャートや、ストリーミングサービスでの再生数が伸びている楽曲を観測し、今何が注目されているのかを解説する週イチ連載「再生数急上昇ソング定点観測」。今週はYouTubeで3月28日から4月3日にかけて集計されたミュージックビデオランキングの中から要注目トピックをピックアップします。

文 / 真貝聡

まずはこの週の初登場曲の振り返りから

今週のYouTubeのミュージックビデオランキングは、1位にHANAのメジャーデビュー曲「ROSE」が登場した。泥にまみれながら鋭い視線で踊る姿には、彼女たちの力強さが感じられる。46位には同曲のライブパフォーマンス映像もランクインしており、こちらはラストの花びらが舞う中で踊る様子に、思わず息を呑むほどの美しさを感じた。

7位にはNiziUの「LOVE LINE」が登場した。今作は4月11日にリリースされた2ndシングルの表題曲。心が離れている男女を糸で結び付けようとするシーンなど、楽曲とリンクする点が多い。

60位にランクインしたのはLE SSERAFIM「Come Over」だ。これは3月14日にリリースされた5thミニアルバム「HOT」の収録曲で、MVはGoogleのモバイル端末向けOS、 Androidとのコラボレーションで制作された。AIアシスタントの「Gemini」を活用してメンバーにメッセージを送る場面や、各メンバーが着用した衣装と同じスタイリングのAndroidキャラクターなどが印象的だ。

人気ガールズグループの新曲が目立った今週は、下記の3曲をピックアップする。

雨良 Amala「ダイダイダイダイダイキライ」

※YouTubeウィークリーミュージックビデオランキング初登場22位

3月19日にリリースされた雨良 Amala初の全国流通盤シングル表題曲「ダイダイダイダイダイキライ」のMVが22位に登場した。MVの概要欄に「ミクとテトが喧嘩するお話」と書かれている通り、初音ミクと重音テトがお互いに壮絶な罵詈雑言をぶつけ合う内容になっている。

「全部 全部 アンタのせいだ / 反吐が出るくらいにウザったいわ」「腹立たしい 苛立たしい」などの憎しみのこもった言葉が並ぶこの曲。ここまで思いの丈をぶつけ合える仲なのだから、最後は和解をするのかと思いきや、そのまま言い合いがエスカレートしていくのはかえって痛快だ。

YouTubeのコメント欄では「頭も要領も良いテトと、生徒会長としてカリスマ性も人望もあるミクって感じなのかな。どっちも人気者で学内の憧れの的だろうにお互い無視できず子供じみた挑発をせずにいられない関係性好みドンピシャすぎる最高」「ボカロの顔役ミクちゃんのことをテトちゃんは『人気取りが痛々しい』と思ってて、嘘から生まれたテトちゃん(※重音テトはもともと2ちゃんねるユーザーがエイプリルフールに創作した架空のボーカロイドが発祥)のことをミクちゃんは『自分が無い八方美人』だと思ってるの、めちゃくちゃ凝ってて好き……」と、曲中で描かれる2人の関係や、それを高い解像度で表現したMVを賞賛する声が多く上がっている。

3月15日にMVが公開されてから、YouTubeでは約3週間で440万再生を達成。さらにBillboard JAPANが集計する、ニコニコ動画上におけるVOCALOID曲の人気を測る「ニコニコ VOCALOID SONGS TOP20」において、4月2日公開のチャートで1位を獲得しており、すごい勢いで話題を広げている。

エグスプロージョン「本能寺の変~第二章~」

※YouTubeウィークリーミュージックビデオランキング初登場66位

YouTube総再生数4億回を超えるエグスプロージョンの大ヒットコンテンツ“踊る歴史授業シリーズ”は、歴史上の人物や事件に焦点を当て、オリジナルのダンスパフォーマンスを通じてキャッチーに紹介し、これまで多くの人気を博してきた。その中でも2015年3月27日に公開された「本能寺の変」は、織田信長と明智光秀の対決を軽快な音楽とキレのある振付で表現した、唯一無二のパフォーマンスが注目を浴びた。

この曲は学校の授業やイベントなどでも活用され、インターネットでの流行を超える大きな広がりを見せることに。2023年には本物の本能寺本堂でダンスする動画が公開されるなど、本能寺との公式なコラボも展開している。

そんな「本能寺の変」投稿からちょうど10周年のタイミングで発表されたのが「本能寺の変~第二章~」。「どうして織田はシバかれたんですか?」という印象的なフレーズやキャッチーな振付など、前作のセルフオマージュをちりばめながら、まったく別物と言っていいほどに歌メロやアレンジは変貌し、低音が効いたサウンドやミックスボイスによって令和らしい音楽の要素も注入されている。今後も20周年のタイミングで第三章、30周年のタイミングで第四章とシリーズが続いていくことを期待したい。

ROF-MAO「布袋尊」

※YouTubeウィークリーミュージックビデオランキング初登場72位

ROF-MAOはにじさんじに所属する加賀美ハヤト、剣持刀也、不破湊、甲斐田晴の4名で結成された男性Vtuberユニットで、「体を張ってなんでもやります、見た目だけじゃないカッコよさ」のキャッチコピーを掲げて活動している。そんな彼らが3月26日にリリースした2ndミニアルバム「MOMENTUM」より、収録曲「布袋尊」のMVが到着した。

今作は「刀也さんではない方のケンモチ」こと、水曜日のカンパネラのケンモチヒデフミが作曲・作詞・編曲を担当。彼は楽曲に込めた思いについて「メンバーの心に残っているエピソード、布袋尊の逸話、そして謎の膨大なエネルギーを持って『笑うことの大切さ』をこれでもかと説き続ける楽曲となっています(笑)」とコメントしている。

曲名になっている布袋尊とは七福神の1人で、人々に幸せを分け与える福の神と言われている。1番の「笑う門に福来る」はまさに布袋尊を想起させる歌詞だが、2番の「我、開運のために2021年 / この地に降り立った」はROF-MAOの結成年を表していて「実はROF-MAOこそが現代の布袋尊である」と示しているように受け取れる。音楽界の福の神として、これからROF-MAOがどれだけの人に笑顔をもたらしてくれるのか楽しみだ。

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