Wienners・アサミサエがバンド卒業、6月ワンマンが現体制ラスト

4分前2025年04月18日 15:05

Wiennersのアサミサエ（Vo, Key, Sampler）が、6月6日に東京・Spotify O-EASTで行われるワンマンライブ「HAPPY BANQUET」をもって、バンドを卒業することがオフィシャルサイトで発表された。

アサミサエ本人の申し出により、メンバー間で話し合いを重ねた結果、互いが前進するためにこの決断に至ったという。突然の卒業発表について、バンド側は応援してくれている人々に対して謝罪。今後はゲストボーカルを迎えた新体制で活動を継続し、歩みを止めずに進んでいくとしている。

アサミサエは、10年におよぶWiennersでの活動を振り返り、「みんなと過ごした時間は楽しく、充実感に溢れています」と感謝の言葉を述べた。卒業の理由については「今ある自分と、なりたい自分との間に誤差が生まれ始め、表現や創作をする上で自分の能力や個性を注ぎ込むことに限界を感じたからです」としており、今後も音楽活動を続ける意志を表明。この決断を前向きなものにする思いを込めて、脱退ではなく卒業という表現を選んだと説明している。また自身を「焼売の上のグリーンピース」のような存在だったと表現しつつ、「しかしながらわたくしはこのWiennersという焼売に、ささやかながらも彩りを添えられたのではないかなと思います」とこれまでの活動を回想。「バンドマン人生最高でした！うるとらみらくるあいらぶゆー」とメッセージを結んだ。

バンドメンバーの∴560∵（B, Cho）は、アサミサエの歌声がバンドの顔となり、多くの人の心をつかんだと振り返って「一緒に10年、そりゃあ色んな事を頑張りましたよ。感謝でしかない」とコメント。玉屋2060％（Vo, G）は、「神の袂に手がかかりそうだったのにこのメンバーで天辺まで登りきれなかったこと、死ぬほど悔しくて無念の極みです」と悔しさをにじませるも、これまで活動をともにしたことへの感謝を表し、「お互い別の道を登りきった先の、天辺でまた会える事を願ってます」と述べた。

Wiennersは2008年に玉屋2060％を中心に東京・吉祥寺で結成された“銀河系パンクバンド”。2025年1月に配信シングル「GAKI」を発表し、2月から3月にかけてツーマンツアー「GAKI TOUR 2025」を開催した。最新曲「WINNER！ゴジュウジャー！」は、2月からは毎週日曜日に放送されているテレビ朝日系「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」にてオープニングテーマとしてオンエアされている。