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映画「リンダ リンダ リンダ」リバイバル上映決定、ベボベ関根史織「こんなに嬉しいことはあまりないです」

映画「リンダ リンダ リンダ」場面写真©「リンダ リンダ リンダ」パートナーズ
6か月前2025年04月24日 0:04

関根史織(Base Ball Bear)が出演した2005年公開の映画「リンダ リンダ リンダ」が、8月22日より全国の映画館でリバイバル上映される。

山下敦弘監督の初35mm作品となった「リンダ リンダ リンダ」は、女子高生4人が突如バンドを組み、3日後に迫る文化祭でTHE BLUE HEARTSをコピーするまでを描いた青春映画。女子高生4人をぺ・ドゥナ、前田亜季、香椎由宇、関根が演じた。今回は35mmフィルムの質感は残しながらも、細部までクリアに修復した4Kデジタルリマスター版でのリバイバル上映となる。

今回の発表と合わせて、ぺ・ドゥナ、前田、香椎、関根、山下監督のコメントも到着。関根は駆け出しのバンドマンだった撮影当時を振り返り、「キャリアも浅いわたしがいきなり出演して大丈夫なのか...そもそもあいつ演技できんのか?と恐らく周りの人たちを大変不安にさせたかと思います。でもそんなわたしを、現場の誰1人バカにしたりせず、ほぼ自分のままでいられるような役に皆で仕立てあげて下さいました。20年経った今もわたしはバンドをやっているのですが、どこへ行っても本当に色んな人たちから『あの映画大好きなんです』と言ってもらえます。こんなに嬉しいことはあまりないです」とコメントしている。

なお本作の主題歌はTHE BLUE HEARTS「終わらない歌」。ジェームス・イハが劇中音楽を手がけ、キャストとして三村恭代、湯川潮音、山崎優子(ME-ISM)、松山ケンイチ、小林且弥、小出恵介、三浦誠己、りりィ、藤井かほり、近藤公園、ピエール瀧(電気グルーヴ)、山本浩司、山本剛史、甲本ヒロトの実弟である甲本雅裕といった面々も出演した。

ぺ・ドゥナ コメント

映画「リンダ リンダ リンダ」が20周年を迎え、4K公開するとのこと、心よりお祝い申し上げます。
2004年の前橋での「リンダ リンダ リンダ」の撮影は、私にとって忘れられない大切な思い出です。韓国映画界だけで活動していた私にとって初めての海外作品でしたが、日本語も日本文化も不慣れな私は劇中の歌そのものだったように思います。 そんな私の友達になってくれた香椎さん、前田さん、関根さんと撮影しながら感じたその暖かさは今でも心に残っています。
「リンダ リンダ リンダ」は、個人的にも、私の20代の出演作品の中で一番好きな作品のひとつであり、とても誇らしい作品です。「歌ができなくてもいい、日本語ができなくてもいい」とラブコールを送ってくださった山下敦弘監督に改めて感謝します。
おかげで、こんな貴重で素晴らしい作品の中に私の20代が収められました。
改めて20周年おめでとうございます。

前田亜季 コメント

20周年おめでとうございます。大好きな作品が再び4Kで上映されること、本当に嬉しく、私自身もとても楽しみです。試写で久しぶりにスクリーンで見て、懐かしさで胸がいっぱいになると同時に、新鮮に感じる不思議さ。泊まり込みでみんなで通った現場や撮影合間の出来事、部室でした楽器練習、色んなことが思い出されて、素敵な記憶として私に刻み込まれてるのだな、と思います。実際の高校生活よりも青春していた日々。校舎のカットがいま、胸にグッときます。再びの方にも、新たにの方にも、ぜひ大きな画面で楽しんでいただけたらと思います。一緒に楽しみましょう!

香椎由宇 コメント

この度は公開20周年おめでとうございます! 部活にしろ、遊びにしろ、何にしろ、何かに熱中することを少し恥ずかしいと思い込んでた10代、そんな時にこの作品の撮影がありました。ドゥナさんを始め、前田さん、関根さんとは、まるで本当の同級生のように部活(バンド練習)に励み、あんなに何かに一生懸命になれたことも、国も年齢も違えどあんなに毎日毎日ただただ笑えたのも、演技なのか演技じゃないのか錯覚するように撮影に臨めたことも、私にとっての宝物の時間になりました。そんな全てをしまいこんだ「リンダ リンダ リンダ」今観ても愛おしく懐かしく、また、当時の自分を羨ましく思える作品です。
20年前に観た方も、今青春真っ只中な方にも、やっぱり観て欲しいと胸を張ってお届けしたい作品です。

関根史織(Base Ball Bear)コメント

撮影当時、わたしはまだ下北沢でライブし始めたばかりのバンドマンでした。縁あって出演が決まったのですが、バンドマンとしてのキャリアも浅いわたしがいきなり出演して大丈夫なのか...そもそもあいつ演技できんのか?と恐らく周りの人たちを大変不安にさせたかと思います。でもそんなわたしを、現場の誰1人バカにしたりせず、ほぼ自分のままでいられるような役に皆で仕立てあげて下さいました。
20年経った今もわたしはバンドをやっているのですが、どこへ行っても本当に色んな人たちから「あの映画大好きなんです」と言ってもらえます。
こんなに嬉しいことはあまりないです。
今回の4Kリマスターをきっかけにまた改めてたくさんの人に観ていただけたら嬉しいです。

山下敦弘監督 コメント

「リンダ リンダ リンダ」という映画は、たぶんいろんな出会いとタイミングが上手く折り重なった映画なんだと思う。
“女子高生がブルーハーツのコピーバンドをする”ただそれだけの物語なのに、あの頃の自分たちなりの欲望や衝動が滲み出ていて、内容はもちろん、作る側も青春ど真ん中にいたような気がします。
あと皆んながホント可愛い。
監督しといてなんですが、自分にとって“奇跡の一本”だと思っています。
4Kリマスターされた「リンダ リンダ リンダ」は当時の印象そのままにまた新しい感動を与えてくれると思 います。是非スクリーンで楽しんでください。

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