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銀杏BOYZが7年ぶりにフルテンアンプで爆音鳴らす「昭和100年宇宙の旅」横浜で開幕

峯田和伸(撮影:サマーエンドブルーリオ)
7分前2025年06月08日 3:07

銀杏BOYZのワンマンツアー「昭和100年宇宙の旅」が、6月6日に神奈川・KT Zepp Yokohamaで開幕した。

キャリア初のアメリカツアー「銀杏BOYZ アメリカ西海岸ツアー ~YOU & I VS.THE WORLD 2025~」を3月28日から4月6日までの10日間で6公演を行うという弾丸日程で完走し、バンドとしての結束力を高めた銀杏BOYZ。今回のツアーではKT Zepp Yokohamaを皮切りに、愛知・Zepp Nagoya、大阪・Zepp Osaka Baysideと各地を巡り、東京・Zepp DiverCity(TOKYO)でファイナルを迎える。チケットは全公演ソールドアウトしており、初日公演にも大勢の観客が詰めかけた。

ツアータイトル「昭和100年宇宙の旅」になぞらえ、峯田和伸は開場中のBGMとして昭和時代の楽曲で構成したミックステープを制作。所有しているレコードやカセットの中から選んだ楽曲を自宅のスピーカーで流し、それをスマートフォンのボイスメモで録音して作ったというこのミックステープには、峯田が口ずさんだ歌やタバコに火を点ける音など、生活音もそのまま録音されており、まるで峯田の部屋で一緒に音楽を聴いているかのような仕上がりとなっている。

そんな開場SEを聴いていると、あっという間に開演時間に。山本幹宗(G)、藤原寛(B, Cho)、岡山健二(Dr, Cho)、加藤綾太(G, Cho)というおなじみのバンドメンバーとともにステージに峯田が現れると、観客がフロア前方へと押し寄せる。「銀杏BOYZ、Zepp Yokohamaをぶっ壊しに来ました」と宣言した峯田はGOING STEADY時代から長年演奏しているキラーチューン「若者たち」で瞬く間にオーディエンスを熱狂させ、ダイバーが続出。その熱気は会場2階まで立ち上るほどで、「大人全滅」で峯田がフロアにマイクを向けると大合唱となった。

銀杏BOYZは2020年10月に6年ぶりのニューアルバム「ねえみんな大好きだよ」を発表。このアルバムを携え全国ツアーを行う予定だったが、新型コロナウイルスの流行により叶わなかった。峯田1人での弾き語りやアコースティック編成では全国を回ってきたが、アンプをフルテンにした本来の銀杏BOYZを発揮できるスタイルでのツアーは2018年の「GOD SAVES THE わーるど」以来、7年ぶり。ワンマンツアーとしては、2016年の「世界平和祈願ツアー 2016」以来、9年ぶりとなる。「僕が好きなライブがやっとできる」と心底うれしそうな峯田は「hello my friend そこにいるんだろ」「ロックンロールは世界を変えて エンジェルベイビー ここにしかないどこかへ」と、ようやく取り戻した銀杏BOYZの本来の姿を見せつけるように、観客1人ひとりと視線を合わせながら、「エンジェルベイビー」を熱唱した。

幕間には「銀杏BOYZ アメリカ西海岸ツアー ~YOU & I VS.THE WORLD 2025~」のドキュメンタリー映像が上映された。現地のファンが銀杏BOYZのTシャツを着て熱狂する様子や路上ライブに大勢の観客が集まる様子、峯田がバンドメンバーとともにレコードショップを訪れたり、ドーナツなどアメリカらしい食事を楽しむ姿など、充実したツアーだったことをうかがわせる映像が流れたあと、銀杏BOYZはライブを再開させた。後半では、代表曲の1つ「漂流教室」が印象的なリフに頼らない新たなアレンジで鳴らされ、「人間」もダイナミックなドラムを軸にした、より強靭なバンドサウンドで演奏されるなど、アメリカツアーを経て進化を遂げた銀杏BOYZを体感できるステージが続く。ライブの手応えを十分に感じた峯田は「いつかマリノスの本拠地のスタジアムで、空の下で、7万人の前でライブをやるのでまた来てください!」と、日産スタジアム公演開催を宣言。大歓声が湧き上がる中、GOING STEADY時代から歌い続けている代表曲「BABY BABY」を観客とともに合唱し、会場の盛り上がりはピークを迎えた。

昭和100年宇宙の旅(※終了分は割愛)

2025年6月11日(水)愛知県 Zepp Nagoya
2025年6月18日(水)大阪府 Zepp Osaka Bayside
2025年7月8日(火)東京都 Zepp DiverCity(TOKYO)

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