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女王蜂、東京ガーデンシアターで燃やした“強火”ストイックなステージで観客圧倒

アヴちゃん(Vo)(撮影:森好弘)
6か月前2025年07月24日 14:04

女王蜂の単独公演「強火」が、7月23日に東京・東京ガーデンシアターで開催された。

駆け抜けた今年前半を総括するステージ

女王蜂は今年3月に2年ぶりのニューアルバム「悪」をリリースし、4月にはテレビアニメ「炎炎ノ消防隊 参ノ章」第1クールオープニングテーマとして書き下ろした「強火」をシングルリリース。1月からは「全国ホールツアー2025『狂詩曲~ギャル爆誕~」』を、5月からはアルバムを携えた「全国ホールツアー2025『悪』」を開催するなど、目まぐるしい活動を繰り広げている。今回の単独公演「強火」では、トップスピードで駆け抜けてきた今年前半の女王蜂を総括するようなストイックなステージが展開された。

開演時刻を迎えて場内が暗転し、やしちゃん(B)、ひばりくん(G)、サポートメンバーのながしまみのり(Key)、山口美代子(Dr)が鳴らすパワフルなサウンドが幕の中から轟き始めた。幕が開くとステージの中央には「悪」のアーティスト写真と同じ衣装に身を包み、客席に背を向けたアヴちゃん(Vo)の姿が。大歓声と客席で振られる無数の赤いジュリ扇の波に迎えられたアヴちゃんはゆっくりと振り返り、「あのとき売ってた油はどこへ?」と1曲目「油」を高らかに歌い始めた。

曲を終えたアヴちゃんが「どうもこんばんは、女王蜂です!」と挨拶して女優帽を脱ぎ捨てるのを合図に、「ヴィーナス」「ファウスト・改」とアッパーかつダンサブルなナンバーが次々と披露される。続く「メフィスト」ではやしちゃんと山口が鳴らす重低音が力強くホールを揺らし、切実さをダイレクトに訴えかけるようなバンドサウンドで観客を圧倒した。

アッパーチューンから深遠な世界へと

アッパーチューンの連投から一変し、ひばりくんのダイナミックなギターストロークで始まった「SAILOR」からは女王蜂の深遠な世界へ引き込むような楽曲が続く。炎のようにゆらめく赤いジュリ扇の中でアヴちゃんがハイトーンを響かせた「火炎」、より硬質なサウンドで空間を切り裂いた「バイオレンス」と、ライブに欠かせないナンバーも多数演奏された。「催眠術」が終わり、場内が静まり返る中でアヴちゃんは悠然とステージを去っていく。息を呑んでその姿を見守っていたオーディエンスは残る4人が爆音で鳴らした「BL」の1音目で、再びステージに意識を引き戻された。

インストで披露された「BL」ではメロディラインをひばりくんのギターが奏で、いつもとは異なる音像で観客を魅了する。そんな中でアヴちゃんは「強火」のアーティスト写真と同じ、真紅と白の衣装にチェンジして再登場。代わってメンバー4人がステージを降りたあとは、アヴちゃんがシンフォニックなアレンジの音源に乗せて「MYSTERIOUS」を優美に歌い上げ、場内をロマンチックな空気へと変えた。

「先生」から「強火」への展開、そして魔法はゆっくり解ける

メンバーも衣装を改めて現れたあとは「あややこやや」「先生」そして最新曲「強火」が披露される。通底する世界観を感じさせる「あややこやや」「先生」で鮮烈なパフォーマンスを見せていたアヴちゃんが最後に「…マッチを」とつぶやくやいなや「強火」へとなだれこむ展開に、観客は言葉を失って引き込まれる。ステージ上には赤く染められた煙がいくつもたなびき、場内が炎に当てられ温度が急上昇していくような錯覚をオーディエンスに与えた。

ライブの幕をゆっくりと閉じるように披露された「悪」では、アヴちゃんが後ろを向きメンバー1人ひとりを見つめ、最後に客席を丁寧に見渡した。そして女王蜂はラストナンバーとして「いばらの海」を演奏。「あなたの目に映るもの総て すべてが幻よ」「魔法はゆっくり解けてくわ」と、観客を外の世界へと送り出すようなメッセージを届け、5人は万雷の拍手に包まれながら振り返ることなくステージから去っていった。

単独公演を終えた女王蜂は8月8日に東京・Zepp Haneda(TOKYO)で恒例ライブ「単独公演『蜂月蜂日~08~』」を開催。8月30日より上海、香港、台北を巡る女王蜂として初の海外ツアー「QUEEN BEE TOUR 2025『AKU』」を行う。

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