11月28日に全国公開される映画「ナイトフラワー」に、佐久間大介(Snow Man)と渋谷龍太(SUPER BEAVER)が出演することが発表された。
「ナイトフラワー」は、「ミッドナイトスワン」の内田英治監督が原案、脚本、監督を手がける最新作。借金取りに追われながら東京へ逃げてきた母親が2人の子供の夢を叶えるためにドラッグの売人になることを決意し、危険な世界へと足を踏み入れる姿を描くヒューマン・サスペンスで、主人公・永島夏希を北川景子が演じる。また、夏希のボディガードとしてシスターフッドを繰り広げる格闘家・芳井多摩恵を森田望智が演じる。
佐久間が演じるのは、多摩恵の幼なじみで彼女に密かに思いを寄せる池田海。 ドラッグ密売の世界と多摩恵たちを結びつけるきっかけを作ってしまった後悔を胸に抱きながら、最後まで多摩恵を守ろうと奔走する。内田英治監督作品への出演は、2024年の「マッチング」に続き2作目となる。佐久間は今作への出演に「目を覆いたくなるような現実がありながら、友情や頼れる存在に救われる。映画を観た方にもそんな希望を感じていただけたら嬉しいです」とコメントした。
そして、渋谷は本作で俳優デビュー。街の麻薬密売の元締めで、夏希と取引をするサトウを演じる。演技に初挑戦で普段のライブパフォーマンスとは違った緊張感があったという渋谷。「今までにない緊張を感じましたが、たくさんの方が現場で助けてくださいました。役作りに関しては、サトウという人物のバックグラウンドを掘り下げ、自分なりにプロファイリングしながら内田監督と話し合いました」と繊細な役作りを明かした。渋谷について内田監督は「自身初の演技ということで一瞬心配しましたが、現場でそれは吹き飛びました。すごく難しい悪役を演じてくれ、モニターごしからも怖さが滲んでいた。ライブのステージ上とはまったく違う演技者でした」と役者としての渋谷に太鼓判を押している。
また、麻薬密売のネタを追う元刑事の探偵・岩倉役に渋川清彦、その岩倉に大学生の娘の素行調査を依頼する総合病院の院長夫人・星崎みゆき役に田中麗奈、多摩恵が所属するジムのコーチ・柳一郎役に池内博之、同ジムの会長で借金を抱えている多田真司役に光石研が決定したことも合わせて発表された。
佐久間大介(Snow Man)コメント
辛い人生の中でも、自分たちなりの幸せを模索しながら成長していく物語。
そんな作品に、海役として出演させていただき、とても嬉しいです。内田監督は、僕が映像作品で演技をする場所をつくってくださった恩師だと思っています。少しでも恩返しできたらという思いでこの作品に挑みました。
海は多摩恵がすべてのような子で、多摩恵を一番幸せにしたいと思っている。多摩恵の格闘シーンは、胸が押し潰されそうになりながら見ていました。海と多摩恵の普段のやり取りもあるので、そこで2人の距離感というものを感じてくれたらいいなと思います。目を覆いたくなるような現実がありながら、友情や頼れる存在に救われる。映画を観た方にもそんな希望を感じていただけたら嬉しいです。
渋谷龍太(SUPER BEAVER)コメント
撮影前は今までにない緊張を感じましたが、北川さん、森田さん、佐久間さんはじめ、たくさんの方が助けてくださり、楽しく、興味深い現場になりました。サトウという人物のバックグラウンドを掘り下げ、自分なりにプロファイリングしながら内田監督と話し合い、ひたむきな姿勢で挑めた現場でした。一体どんな作品になるのか、今から楽しみです。きっと素敵な作品になるのではないかと思っています。私がどんな風にサトウを演じているかも含めて、この物語を楽しんでいただけたら幸いです。
内田英治監督 コメント
長いお付き合いになってきた佐久間大介さん。多少でも彼の演技を知っていた気になっていたことをすぐに反省した。シリアスなヒューマンストーリーである今作「ナイトフラワー」では今までに見たことのない顔を見せてくれました。役柄である「海」のやり場のない愛情をナチュラルに表現してくれて、ご本人の感情の繊細さを垣間見た気がします。様々なジャンルで活躍中ですが、ぜひ俳優・佐久間大介をスクリーンで見ていただきたい。 そして、初めてご一緒させていただいた渋谷龍太さん。言わずと知れたSUPER BEAVERのフロントマン。自身初の演技ということで一瞬心配しましたが、現場でそれは吹き飛びました。すごく難しい悪役を演じてくれ、モニターごしからも怖さが滲んでいた。ライブのステージ上とはまったく違う演技者でした。 北川景子さん、森田望智さん、そして佐久間大介さん、渋谷龍太さん。この4人のシーン、本当に素晴らしかった。ぜひ映画館で!
