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カリスマックスの情報量こそSnow Manらしさ / BE:FIRSTがまた進化した「Secret Garden」

再生数急上昇ソング定点観測
8分前2025年09月05日 9:05

YouTubeでの視聴回数チャートや、ストリーミングサービスでの再生数が伸びている楽曲を観測し、今何が注目されているのかを解説する週イチ連載「再生数急上昇ソング定点観測」。今週はYouTubeで8月22日から8月28日にかけて集計されたミュージックビデオランキングの中から要注目トピックをピックアップします。

文 / 真貝聡

まずはこの週の初登場曲の振り返りから

今週のYouTubeのミュージックビデオランキングは、7位にStray Kidsの「CEREMONY」が登場した。思わず目を奪われるダイナミックなCG映像と、メンバーのアクションシーンが光っている。

9位にはHIKAKIN & SEIKINの「YouTubeテーマソング2」がランクイン。2015年に誕生した楽曲「YouTubeテーマソング」のDNAを受け継ぎながらも、サウンドや映像ともにスケールが増していて、前作から大きな進化が感じられる。

21位に登場したのはIVEの「XOXZ」だ。クラシックヒップホップとポップの質感をクロスさせたトラックに、808ベース、ブラス、重厚なドラムが重なり、低音のラップとミニマルなボーカルのハーモニーが際立つ楽曲に仕上がっている。

70位にはピーナッツくん「Stop Motion feat. 魔界ノりりむ」のビジュアライザーがランクインした。これは8月20日に配信リリースされた最新アルバム「Tele倶楽部II」の収録曲。8月31日にはMVも公開されており、3日で60万再生を達成した。

そのほか44位に「Green Light」、そして64位に「Blast Off」と、BMSGが主催するボーイズグループオーディション「THE LAST PIECE」の5次審査である擬似プロ審査の課題曲がどちらもランクイン。これからBE:FIRST、MAZZELに次ぐBMSG第3のグループになる夢を叶えて、世界へ飛び立っていこうという勢いと覚悟が感じられる。

ダンスボーカルグループの新曲が目立った今週は、下記の3曲をピックアップする。

Snow Man「カリスマックス」

※YouTubeウィークリーミュージックビデオランキング初登場1位

Snow Manの新曲「カリスマックス」が今週1位に輝いた。8月25日のMV公開から8日間で400万再生を突破し、今も加速度的に再生数を伸ばしている。今作は1990年代から2000年代に流行した“パラパラ”をベースに、現代的なダンスサウンドやラップを融合させ、Snow Man流にアップデートした1曲。ユーロビートに乗せた高速ラップが抜群の心地よさを生んでおり、耳に残るキャッチーなフレーズなど、全編を通してとにかくインパクトが強い。

MVでは、怠け者の学生が勉強熱心になり、静かに生活していた老人たちがクラブで元気よく踊り、客が1人も来ずに悲しんでいた中華料理店の店主が超人的な料理テクニックを身に付けて店を繁盛させるなど、Snow Manが人々をカリスマ以上の存在“CHARISMAX(カリスマックス)”へと導いていく。コミカルでありながら、「そう君は何でもできる」と自己肯定感を上げる映像になっている。

9月1日には同曲のダンスプラクティス映像が公開された。この動画内ではメンバーそれぞれが、消防士、平成のギャル男、野球部員、警察官、医者、高校生、ホスト、オタク、そしてフジテレビ系「芸能人が本気で考えた!ドッキリGP」で人気のマッサマンといった、ユニークなキャラクターに扮して登場。メンバーごとの個性と遊び心をこれでもかと詰め込んだ情報過多な映像は、見どころたっぷりすぎて処理しきれないほどだが、それこそがSnow Manらしい過剰なまでのサービス精神を体現している。

BE:FIRST「Secret Garden」

※YouTubeウィークリーミュージックビデオランキング初登場3位

BE:FIRSTの新曲「Secret Garden」が今週のランキングを大きくにぎわせている。3位のMVをはじめ、16位にオフィシャルオーディオ、39位にダンスパフォーマンス映像と、トップ40以内に同じ曲が3本ランクインする結果になったのだ。

今作は2010年代のR&Bをルーツに持つ彼らが、そのサウンドを現代的に昇華させたトラックの上で、恋愛をメタファーに、音楽へのリスペクトと深い愛情を歌い上げた楽曲だ。ロサンゼルスでのコライトキャンプにて制作されたうちの1曲で、シンガーソングライター兼プロデューサーのデヴィッド・アークライト、時代を超えるソウルフルな楽曲で注目されているマイショーン・ラトリフ、グラミー賞ノミネート経験を持つベン・サママを迎えて作成された。振付は、メンバーのSOTAと、彼と親交がある世界的ダンサーのジュリアン・ディグズマンが手がけている。

MVのコンセプトは「BE:FIRSTの創り出す音楽によって、現実から人々が“Secret Garden”へ誘われていく」というもの。桜や紅葉など日本の四季が混在したジャングルで踊るシーンは、美しくしなやかな動きと妖艶な雰囲気を放っていて、また1つ進化した彼らを堪能できる。

TENBLANK「永遠前夜」

※YouTubeウィークリーミュージックビデオランキング初登場61位

Netflixシリーズ「グラスハート」の劇中バンド・TENBLANKの楽曲「永遠前夜」が到着した。今作は若木未生による同名小説を原作とし、佐藤健が主演と共同エグゼクティブプロデューサーを務めた青春音楽ラブストーリーだ。TENBLANKを率いる孤高の天才ミュージシャン・藤谷直季を佐藤が、大学生の天才ドラマー・西条朱音を宮崎優が、努力家のカリスマギタリスト・高岡尚を町田啓太が、そして超音楽マニアのピアニスト・坂本一至を志尊淳が演じている。

「永遠前夜」は切ないピアノの演奏から、ダイナミックなバンドサウンドへと昇華する構成と、佐藤のはかなくも神々しい歌声が印象的だ。また、「永遠が僕らを 見て羨ましそうに 近づいてくるのを / 僕ら駆けて逃げてく」というフレーズがあるように、“永遠”という時間に抗いながら刹那的に生きようとする歌詞が心に響く。

作詞作曲を手がけたのは野田洋次郎(RADWIMPS)。野田はX(Twitter)で、楽曲の制作経緯や思いを次のようにポストしている。

「音楽をやっていて極たまに起きる現象。他者に提供する曲を作っていく中で自分でも驚くような曲ができる時。そして一瞬、本気で『この曲渡したくないな、黙って自分のものにしてしまおうかな』という邪な自分が出てくる。『永遠前夜』はそういう曲でした」

MVにはi-dleのメンバー・ミヨンと俳優の醍醐虎汰朗が出演。佐藤は今回初めてMV監督に挑戦しており、企画立案からキャスティング、撮影、編集にも携わっている。8月22日に公開されたMVのメイキング映像と合わせてチェックいただきたい。

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