川西拓実(JO1)が、11月23日よりWOWOWで放送・配信される新ドラマ「連続ドラマW シャドウワーク」に出演する。
「シャドウワーク」は、江戸川乱歩賞作家・佐野広実による同名小説を原作としたヒューマンミステリー。夫からのドメスティックバイオレンス(DV)被害に苦しむ妻たちが、絶望の果てにたどり着いた“究極のシスターフッド”が描かれる。主人公・紀子を演じるのは多部未華子。もう1人の主人公とも言える女性刑事・北川薫を桜井ユキ、DV被害女性たちが暮らすシェアハウスの家主・昭江を寺島しのぶが演じる。
WOWOW連続ドラマに初出演となる川西は、若手刑事・荒木悠真役で登場。純粋で思いやりがあり、先輩刑事・北川薫に寄り添い支えていく役どころだ。このほか石田ひかり、トリンドル玲奈、上原実矩、須藤理彩、街田しおん、森岡龍、竹財輝之助といった面々が出演することも発表された。
川西拓実(JO1)コメント
初めまして。薫の部下、荒木役を演じさせていただいた川西拓実です。今回は警察官役で今までに演じたことのない役柄だったので、楽しみな気持ちと不安な気持ちがありましたが、皆さんに助けていただきながら演じることが出来たと思います。
もともとDVという言葉を知ってはいましたが、あまり深くまでは知らず、今回の撮影をきっかけにDVについてたくさん調べる良い機会になりました。観てくださる皆さんにもDVとはどんなものなのかを改めて理解して欲しいです。
DVがなくなることが1番ですが、実際に起きてしまったり、見てしまったらどうすればいいかなど、考えるきっかけになればいいなと思います。
すごくタメになることや、勉強になることがたくさんあるので、家族皆さんでこの作品を見ていただけたらと思います。
音楽も同じですが、いろんな情報が溢れすぎている今の時代には、必ず見なければいけないものがあります。そんなドラマだと思います。
石田ひかり コメント
台本5話分を一気に読み、このオファーをとても嬉しく思い、絶対に参加したいと思いました。
キャスティングがとにかく「絶妙」で、多部さんと久しぶりに再会できたこともとてもうれしかったです。
昭江役の寺島さんとは、同い年ですがお会いするのは初めてになります。
ご出演作はほとんど観ていて、特別な思いで背中を見つめて来た方なので、今回の共演には本当に心が震えています。こっそりいろいろ観察しています!
路子はシェアハウスの住人たちの“秘密の行い”についての段取り、実行まですべてに関わる唯一の存在。
揺るぎない一つの思いを持ちながらも、究極の葛藤を抱えているのだと思いますが、弱い立場で苦しむ人たちのために強い使命感に突き動かされ、この生活を続けているのだと思います。
社会的なメッセージが込められ、目を背けてはいけない残酷な部分もしっかりと描いた、WOWOWらしい面白いドラマになると思います。
女性たちが非常に重い十字架を共有しながら、それでも生きていく姿を、ぜひ見届けてください。
トリンドル玲奈 コメント
これまで自分があまり携わったことのない雰囲気の作品に参加させていただき、とてもうれしく思っています。
心の奥底に抱えている感情を常に表に出す訳ではないからこそ、
奈美の過去に関する肉付けが必要だなと感じ、日々大切にしながら挑ませていただきました。
撮影したシーンは穏やかなものが多かったのですが、
それは、それぞれが抱える想いを共有していたからこそ生まれた仲のよさや絆によるものだったのかなと感じています。
大好きな俳優の皆さんや素敵なスタッフさんとご一緒でき、
また自分にとって新しい挑戦でありながらも心からやりたいと思える作品に携われたことが、本当に幸せでした。
難しいテーマではありますが、多くの方に楽しんでいただけたらうれしいです。
上原実矩 コメント
ある日、ひと足先に支度を終え控室のちゃぶ台で夕食を取っていると、
時間差で支度や撮影を終えた先輩方がひとり、またひとりと、
最後にはその日いた全員で一つのちゃぶ台を囲みお弁当を食べていました。
ドラマに出てくる女性たちはどれだけ蓋をしても消えることなく痛む古傷を抱えていますが、
きっと彼女たちも私たちと変わらないささやかな日常を日々大切に生きているのだろうと思いを巡らせています。
ユーモアと知性の溢れる、最高にキュートでクールな先輩方とのかけがえのない時間を日々噛みしめています。
そして主演の多部さんとは15年の時を経て、ようやく再会できました。
当時まだ小学生だった私に快くサインをくださったあの日から、変わらず一線でご活躍されている多部さんの背中を間近で感じながらの撮影は何ものにも代えがたい想いです。
放送をお楽しみに!
須藤理彩 コメント
最初に台本を読んだ時、雅代は“無味無臭”という印象で、あまり特徴的な人柄が見えて来ませんでした。でもそれは彼女が「普通でいよう」という思いから常に周りを気にして、自分を一切出さずに生きてきたからなのだろうと思えたんです。瞬時に空気を読んで、自分の意見を変えられるような部分が見えれば、雅代の持っている人柄のようなものが出るのではないかと思いながら演じています。
一見幸せそうに暮らす女性たちですが、さまざまなことが明らかになるにつれ、幸せになりたいからこの選択をしたのではなく、生きたいからこの選択しかできなかったということが分かってくると思います。たとえ地獄が待っていたとしても、それを引き換えにしてもかまわないくらい、夫との生活が苦しかったのだと思うと、彼女たちの選択をすごく切なく思います。
視聴者の方には、ただ“かわいそうな人たち”で終わらせずに、自分の人生をつかみに行く女性たちの強さのようなものを、感じていただけたらうれしいです。
「連続ドラマW シャドウワーク」番組情報
初回放送
WOWOWプライム / WOWOWオンデマンド 2025年11月23日(日・祝)22:00~