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“誰もが羨むバンドになった”ヤングスキニー、初武道館ライブで8000人の心を撃ち抜く

ヤングスキニー「いつか僕は誰もが羨むバンドになってやる日本武道館」の様子。(撮影:うえむらすばる)
7分前2026年02月18日 13:03

ヤングスキニーが昨日2月17日にキャリア初となる東京・日本武道館単独公演「いつか僕は誰もが羨むバンドになってやる日本武道館」を開催した。バンドにとってエポックメイキングな瞬間を目撃すべく、会場には約8000人のファンが集結した。

始まりは「世界が僕を嫌いになっても」

開演時刻を迎えると、かやゆー(Vo, G)、ゴンザレス(G)、しおん(Dr)、りょうと(B)、そしてサポートメンバーの中野郁哉(Key)がステージへ。かやゆーにスポットライトが落ちる中で始まったのは、バンドが初めて発表した曲である「世界が僕を嫌いになっても」。かやゆーの弾き語りにほかのメンバーの奏でる音が加わり、温かなアンサンブルが響き渡り、ドラマチックにヤングスキニーの武道館公演は幕を開けた。

「ヒモと愛」「関白宣言」といったヤングスキニーにしか作り得ない楽曲を届けたのち、りょうとのベースが空気を震わせる中でかやゆーが「相変わらずSNSでエゴサすれば、『かやゆーに抱かれたい』とか、『遊ばれたい』とか出てくるんですけど、日本武道館でも『ゴミ人間』やってもいいですか!」と言い放つ。すると観客は大歓声で応え、初期の代表曲である「ゴミ人間、俺」を受け止めた。

今日だけはみんなを僕の虜にさせちゃいます

最初のMCではメンバーがそれぞれの言葉で武道館のステージに喜びを口に。かやゆーが「武道館でやることにそんなに興味があるわけじゃないけど、こうして8000人の人がヤングスキニーだけを観に来てくれたことがうれしいです。前から知っている人も、最近知った人も、今日だけはみんなを僕の虜にさせちゃいますので、よろしくお願いします」と口にすれば、しおんは「武道館、気持ちいいねえ! ソールドアウトして、みんなでこの舞台に立てることがうれしいです」と満足そうな笑みを浮かべる。

りょうとは「お客さんとしても武道館に来たことはあるから、このステージに立てたことがうれしい」と感慨深そうに語り、ゴンザレスは「ひさしぶりに来てくれた人もいると思うけど、俺、ゴンザレスですからね。今日もいいギターを弾きにやって来ました!」と意気込む。その後、ゴンザレスが宣言通り流麗なソロを聴かせた「君じゃなくても別によかったのかもしれない」が披露される場面があり、観客は大盛り上がりとなった。

「ロードスタームービー」を背景にしたバンドの軌跡をたどるドキュメンタリー映像を挟み、メンバーがファンとハイタッチを交わしながら、アリーナエリアの客席通路を通ってセンターステージへ移動。「バンドマンの元彼氏」「君の街まで」「三茶物語」「ちゃんと帰ってくるから、許して」をアコースティックアレンジで届け、ファンとの心の距離をグッと縮める。「三茶物語」ではメンバー全員がマイクをつなぎ、8000人とともに合唱を展開。かやゆーが「今までで一番いい『三茶物語』でしたね」とうれしそうにする場面も。そのかやゆーは、3人を見送った後、音源にはない序奏を加えた「雪月花」を弾き語り、オーディエンスの胸を打った。

かやゆー×戦慄かなのデュエットで“愛と情の世界”へ

再びメインステージにそろったメンバーは重厚なセッションでモードを切り替えたのち、「ハナイチモンメ」に突入。かやゆーはハンドマイクでステージを練り歩き、武道館を満員にするロックバンドとしての貫禄を放った。続く「愛の乾燥機」では火柱が上がり、レーザー光線が交差するなど、スケール感たっぷりの演出が会場を彩った。さまざまな演出が光ったライブの後半戦で、会場を沸かせたのは戦慄かなのとともに披露された「ベランダ」。会場がピンク色に染まる中、かやゆーと戦慄が歌声を重ね、“愛と情の世界”に観客をどっぷりと浸らせた。

ライブの終盤でかやゆーは、ギターをかき鳴らしながら独白を始める。「1人のゴミが、こんな大勢の前で今、歌を歌っています。やっぱり俺けっこう、バンド好きですわ。一番大切なのは、嘘をつかないこと。めっちゃ難しい。俺も生きていたら、誰かにカッコつけるため、見栄を張るため、嘘をついてしまう。でも俺は、俺の作る歌だけには嘘をつかない。マジで。だから、俺の歌の中にある本質まで見抜いてほしい。俺はこれからも芯を貫く」と力強く口にすると、覚悟を表明するように「精神ロック」「東京」を高らかに鳴らし、バンドの決意と生き様をステージに刻み付けた。

最後は「誰かを救ってやる暇などないけど」

本編の最後を飾ったのは、かやゆーがバンド活動を始め、大学を辞め、親からの仕送りを打ち切られた、そんなどん底の状況の中で作り上げたエピソードを持つ「憂鬱とバイト」。かやゆーはこの曲を歌う前に「これからも俺は自分のために曲を書いていくけど、そこから勝手に救いを見つけてくれると俺はうれしいです」とファンに語りかけ、ぶっきらぼうながらも、彼らしい優しさをにじませる。「らしく」で「僕は僕だ」という大合唱を巻き起こして会場に一体感を作り出したのち、ヤングスキニーがこの日最後に披露したのは、かやゆーが「僕が一番好きな歌です。ここで、この歌を歌うヤングスキニーが一番カッコいいと思っています」と紹介した「誰かを救ってやる暇などないけど」。人間臭く、バンドの本質が凝縮されたヤングスキニーらしい1曲でライブは締めくくられた。

なお各サブスクリプションサービスでは、昨日のセットリストをもとにしたプレイリストを公開中。

セットリスト

「いつか僕は誰もが羨むバンドになってやる日本武道館」2026年2月17日 日本武道館

01. 世界が僕を嫌いになっても
02. ヒモと愛
03. 関白宣言
04. ゴミ人間、俺
05. 本当はね、
06. 君じゃなくても別によかったのかもしれない
07. 本音
08. るっせぇ女
09. カレーライス
10. バンドマンの元彼氏
11. 君の街まで
12. 三茶物語
13. ちゃんと帰ってくるから、許して
14. 雪月花
15. ハナイチモンメ
16. 愛の乾燥機
17. 美談
18. さよなら、初恋
19. ベランダ feat. 戦慄かなの
20. コインランドリー
21. 悪い人
22. 精神ロック
23. 東京
24. stay with me
25. 憂鬱とバイト
<アンコール>
26. らしく
27. 誰かを救ってやる暇などないけど

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