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a flood of circle×THE BAWDIESガチ同期対バン実現、佐々木亮介が嫉妬した「I BEG YOU」コラボも

アンコールで「I BEG YOU」を絶唱する佐々木亮介(Vo, G / a flood of circle)とROY(Vo, B / THE BAWDIES)。(Photo by MAYUMI)
19分前2026年03月14日 9:06

a flood of circleとTHE BAWDIESによるツーマンライブ「ライブナタリー “a flood of circle x THE BAWDIES”」が、3月11日に東京・西永福JAMで行われた。

a flood of circleとTHE BAWDIESはともに2007年にインディーズデビューし、同年に「FUJI ROCK FESTIVAL '07」の新人登竜門「ROOKIE A GO-GO」に出演。2009年にメジャーデビューを果たすなど、“同期バンド”として切磋琢磨してきた。自分たちのロックンロールサウンドをストイックに追求し続ける、スタンス面でも共通点が多い2組の顔合わせとあってチケットは完売。ステージ上のメンバーもフロアの観客も終始熱狂する、気迫あふれる2時間となった。

THE BAWDIES

ウィルソン・ピケット「ダンス天国」が爆音で流れる中、鮮やかなブルーのストライプが目を引くスーツをまとって現れたのは先攻THE BAWDIES。ROY(Vo, B)は「俺たちがロックンロール界のお祭り番長、THE BAWDIESです!」と高らかに宣言すると、「HERE ARE THE BAWDIES」をフロアに叩き込み、その陽気なサウンドでオーディエンスのハートをわしづかみに。結成22年目というキャリアのベテランバンドでありながら、初期衝動全開のステージパフォーマンス、底抜けにポジティブなロックンロールナンバーで会場の全員を笑顔にしていく。

曲の間に挟み込まれるMCは、もちろんa flood of circleとのエピソードに。ROYが「ガチ同期はa flood of circleくらいだからね。インディーズデビューが2007年で……」と話し出すと、ほかのメンバーが「年代こだわるよねえ」と茶化し、それにROYが「なんで私を下げるの!」と不満を漏らし会場が笑いに包まれる。その後、気を取り直したROYは「一緒に転がって、刺激を受けていくって大事なんです。これからもよろしくお願いします」とa flood of circleにメッセージを送った。

またROYは過去のライブナタリー出演時の思い出として、2024年のプッシュプルポットとの対バンで山口大貴(Vo, G)に楽屋を急襲され、起きた“プッシュプルポット殺人事件”を回想。山口にステージへ呼び込まれ、高音キーでの歌唱を強いられたROYが「あのときはもう殺してくれ!と思った。俺はそこで死にました……」とうなだれると、TAXMAN(G, Vo)は「なんかのフリ? 今日、佐々木(亮介)くんがいきなり楽屋来たらどうする?」とツッコミを入れ、のちにファンを驚喜させるアンコールへの伏線を張った。

ライブの後半戦に突入すると4人はギアをトップに入れ、ライブの定番曲「IT'S TOO LATE」をはじめ、会場の一体感を生み出す激しいナンバーを連投。最後は「All we need is music. Keep on clapping your hands」というフレーズが高揚感を誘う、「POPCORN」でa flood of circleファンも巻き込んで大盛り上がりとなった。

a flood of circle

後攻a flood of circleはサウンドチェックからの流れでそのまま本番に突入。盟友THE BAWDIESへ捧げるように「ロックンロールバンド」を力強く奏で、ライブの口火を切った。体をビリビリと震わせるHISAYO(B)のベースと渡邊一丘(Dr)のビートが響く中で観客が踊り狂った「The Beautiful Monkeys」、アオキテツ(G)が弾く鋭利なギターが炸裂した「泥水のメロディー」と激しいロックチューンを矢継ぎ早に繰り出し、ヒリヒリとした空気をライブハウスに醸成していく。

スリリングなアンサンブルで会場を圧倒する一方、THE BAWDIESの“お祭り”ムードに応じるべく、この日はライブ中盤に明るいロックンロールチューンも配したa flood of circle。休憩時間と称し、佐々木亮介(Vo, G)のエレキギターによる「全治」の弾き語りを挟みつつ、オーディエンスとのコール&レスポンスが一体感を作り出す「賭け(Bet! Bet! Bet!)」や、朗らかさと泥臭さが同居する「Whisky Pool」、長年ライブの定番曲として愛されている「理由なき反抗(The Rebel Age)」などでTHE BAWDIESファンの体も揺らした。今年5月6日に初の東京・日本武道館公演を控えているa flood of circleは、終盤で同公演に向けての思いを刻んだ「夜空に架かる虹」を披露。佐々木は歌詞の一部を変えて「3月11日 あれから15年 かき消した嵐 希望が流された後も 俺たちはここで 歌って待ってた」と歌い、東日本大震災の犠牲者や被災地へ思いを馳せた。

アンコールで1人現れた佐々木は、これからの展開への期待を煽るように「伝説の夜を君と」を弾き語る。佐々木が絶唱する後ろでメンバーがスタンバイする中、ROYが「呼び込みのタイミングが独特!」とツッコミながら登場。佐々木は笑いながら「ずっと年上だと思ってた。若手ぶるのやめてよ!」とTHE BAWDIESの変わらない“新人スタイル”に言及する。ROYは大笑いしながら「最高です、大好きです! 自分たちのスタイル1種類しかないじゃない? それで20年近くやってるのが最高だよね」と同類であることを強調した。

アンコールセッションに選ばれたのは、佐々木が「THE BAWDIESにめっちゃ嫉妬した曲」という「I BEG YOU」。a flood of circleの楽器隊が鳴らす豪快かつ陽気なサウンドに乗せて、佐々木とROYは奔放にシャウトの応酬を繰り広げる。最後にROYが「a flood of circle最高だー!」と叫ぶと、フロアを埋め尽くす観客からそれに同意する温かな拍手が沸き起こった。

セットリスト

「ライブナタリー “a flood of circle x THE BAWDIES”」2026年3月11日 西永福JAM

THE BAWDIES

01. HERE ARE THE BAWDIES
02. HOT DOG
03. NO WAY
04. SUNNY SIDE UP
05. GIMME GIMME
06. JUST BE COOL
07. B.P.B
08. LEMONADE
09. IT'S TOO LATE
10. T.Y.I.A.
11. POPCORN

a flood of circle

01. ロックンロールバンド
02. The Beautiful Monkeys
03. 泥水のメロディー
04. Sweet Home Battle Field
05. 賭け(Bet! Bet! Bet!)
06. Whisky Pool
07. 理由なき反抗(The Rebel Age)
08. ベストライド
09. シーガル
10. 夜空に架かる虹
11. 感光
<アンコール>
12. I BEG YOU

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