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ukka「Final Chapter」、最後の瞬間までライブを楽しみ抜いた7人の笑顔

ukka(撮影:小坂茂雄)
14分前2026年05月28日 4:04

ukkaのラストライブ「Final Chapter」が5月24日に東京・Kanadevia Hallで開催された。

豊かな音楽性で注目されてきたukka

ukkaはスターダストプロモーションの女性アイドルセクション・スタープラネットに所属。2015年に桜エビ~ずとして結成され、同年夏にアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL」でお披露目された。2019年にグループ名をukkaに改め、2022年にテイチクエンタテインメントよりメジャーデビュー。2025年に結成10周年を迎え、アニバーサリーイヤーを通して精力的な活動を展開した。

ハイクオリティな楽曲を擁する豊かな音楽性で初期から注目を浴びてきたukka。ここ数年は「響く、青春小節。」というコンセプトを掲げ、ストーリー性に満ちた文学的な楽曲を持ち味としてきた。その多彩な楽曲群と情緒ある歌声で確かな支持を集めてきた中、彼女たちは昨年12月に解散を発表。グループの終幕を惜しむ声が多く上がったが、7人は「ukka~Last Message~」と題して多くのイベントを開催し、ファンとの思い出を作り上げてきた。そしてラストライブ当日、会場は大勢の観客であふれ返った。

勢いよく開幕「ぶちかましていくぞ!」

ライブの開幕を告げたのは「私にとってのukka」をそれぞれ言葉にする7人の声。SE「We are…(reprise)」が鳴り響き、オープニング映像を通してメンバーが1人ずつ紹介されると大きな拍手が沸き起こった。村星りじゅの好物メロンパンなど、各メンバーの好きなものが描かれたステージセットの前にスタンバイしたukkaは、茜空の「私たちと素敵な青春を過ごしていきましょう!」という晴れやかな呼びかけとともに「アフタヌーン・グラフィティ」を披露し、いよいよラストライブの幕を開けた。自然とエモーショナルな空気が立ち上がるが、7人は「ぶちかましていくぞ!」と力強く煽ると「エビ・バディ・ワナ・ビー」「オスグッド・コミュニケーション」などエネルギッシュな初期曲を畳みかけ、またたく間に場内を熱気で染め上げていく。ステージ上で噴き上がるスモークや、熱の入った観客のコールも相まって右肩上がりに盛り上がりが加速。EDMナンバー「コズミック・フロート」が投下されると会場全体が沸騰した。

1人ずつはつらつと自己紹介したのち、ukkaは「まわるまわるまわる」を筆頭に飾らない直球のパフォーマンスを届ける。「恋、いちばんめ」など、これまでに幾多のライブを彩ってきた代表曲もセットリストに。「Glow-up-Days」では伸びやかな歌声が歓声を引き起こし、「Overnight Rainbow」ではメンバーもペンライトを手にして温かな一体感を会場いっぱいに充満させた。

真っ白なドレス衣装で見せるukkaの真髄

ライブが後半に差しかかると、ukkaはティアラと真っ白なドレス風の衣装で自らを彩ってステージへ。「WINGS」を皮切りに、これまで以上に感情がこもった迫真のパフォーマンスを繰り広げていく。ukkaの真髄とも言える叙情的な世界観が広がる中、初期曲「Believe」の「いま 確かにほら 輝いている」など、スクリーンに映し出される1つひとつの歌詞が特別な意味を帯びて観る者の心に刺さった。結成10周年のタイミングで発表されたアニバーサリーソング「Re:RAY」ではミュージックビデオ、続く「ボクエール」ではメンバーの思い出の写真がスクリーンに投影され、7人がかけがえのない時間をともにしてきた事実を強調した。

MCを通して感傷的なムードを和やかな空気に塗り替えたukkaは、ここからついにラストスパートへ。ライブの鉄板曲「それは月曜日の9時のように」で観客を巻き込んでダンスし、会場の高揚感をより一層増大させていく。ファンから高い人気を誇る「キラキラ」ではミラーボールの光が場内をきらびやかに照らす中、万感の思いが乗ったシンガロングが響き渡った。そして7人は「ラブパレード」を生き生きと歌唱し、大盛り上がりの中でステージをあとにした。

1人ひとりが語った素直な胸の内

観客の熱い声に導かれるように、アンコールは躍動感あふれるナンバー「Viva La Vida」でスタート。観客は「出会ってくれてホントにありがとう」という歌詞に対して「こちらこそ!」と返し、「タリルリラ」のアウトロでは息をそろえて“ガチ恋口上”を叫んだ。

その後、メンバーは1人ずつ素直な胸の内を言葉に。2023年に新加入した若菜こはるは「ukkaに加入させてもらって2年とちょっと。みんなのおかげで本当に世界一の幸せ者になりました!」と目に涙を浮かべながらも胸を張り、同じく2023年加入の宮沢友は「ukkaは自分にとっての誇りです。これは私がこれから生きていく中でもずっと変わらないものだし、今まで皆さんとメンバーと一緒に作ってきた思い出は宝物なので、皆さんもずっと忘れない宝物として心に大切にしまっていただけたらうれしいです」と客席に語りかけた。

2021年にグループに加わった葵るりは「血もつながってない私のことをこんなにみんなが好きって言ってくれることって本当にありがたい」「みんなに出会えてよかったなと思ってるし、この7人で全員そろって立てたこのステージも私の走馬灯に出てくるくらい、本当に忘れられない景色です」と独特なワードチョイスで笑いを起こしつつ、ファンへの愛を口に。同じタイミングで加入した結城りなも「アイドルになりたいってずっと憧れてた私をアイドルにしてくれて、夢を追い続けさせてくれたこのukkaに本当に感謝しています」とまっすぐな思いをマイクに乗せた。

9歳のときに桜エビ~ずに加入した芹澤もあは「ukkaで売れたかったです!」「もっと大きいステージに行きたかった」と率直な思いを吐露しつつ、「でもukkaはukkaだから。このステージに立たせてもらって、ukkaらしいシンプルなド直球のライブを皆さんに届けることができてよかったなと思います」と充実感をにじませた。オリジナルメンバーの茜空は「最近みんなに『幸せになってね』ってよく言われるんですよ。めっちゃありがたいです。本当に幸せになります。でも私、その言葉嫌いなんですよ。だって私たちもみんなに同じように幸せになってほしいって思ってるのに」と彼女らしい言葉でファンへの愛を示し、「『一緒に幸せになりましょう』って言いませんか?」と笑顔で呼びかけた。

同じくオリジナルメンバーの村星りじゅは「私の正直な思いとしては、もっとukkaのことをみんなに知ってもらいたかったなって思うし、これから目標を叶えるぞっていうときに終わってしまうのは悔しい気持ちもありますけど、この11年間過ごしてきた、うれしかったことも楽しかったことも、悔しかったことも悲しかったことも、本当に全部がすごくありがたい経験だったなと思います」と感慨深い様子で11年の歩みを回顧。深い感謝の気持ちを述べた。

ライブを締めくくったのはあの代表曲

ファンに向けて自身の思いをしっかりと伝えたukkaは、「Aonity」でパフォーマンスを再開。そしてステージと客席の熱量が再び膨らんでいく中、茜空の「まだあの代表曲、やってないですよね……!?」という声を合図に、メンバーは観客とともにラストナンバーのタイトルコールを行う。彼女たちがukkaのストーリーを締めくくる楽曲として披露したのは、彼女たちを知る人なら誰もがグループ一番のキラーチューンと認める「リンドバーグ」だ。会場中の観客がメンバーとともに腕を掲げ、「Oh, yeah イッツマイリンドバーグ」と力いっぱい声をそろえた。

ここでライブの幕が閉じるかと思いきや、一度ステージからはけたメンバーは観客の歓声に応えて改めて観客の前へ姿を現す。晴れやかな表情を浮かべた7人はもう一度「リンドバーグ」を歌唱。ハッピーなムードとともにこの日一番の盛り上がりを生み出した。ステージ去り際の挨拶で若菜こはるの天然な発言が飛び出し会場が爆笑に包まれるなど、終始笑顔にあふれたukkaのラストライブ「Final Chapter」。最後の瞬間までライブを楽しむことを選択した彼女たちらしい幕引きとなった。

セットリスト

ukka「Final Chapter」2026年5月24日 Kanadevia Hall

SE. We are…(reprise)
01. アフタヌーン・グラフィティ~10th ver.~
02. エビ・バディ・ワナ・ビー
03. オスグッド・コミュニケーション
04. コズミック・フロート~10th ver.~
05. さいしょのさいしょ
06. まわるまわるまわる
07. 僕らのハジマリ
08. こころ予報
09. 恋、いちばんめ~10th ver.~
10. Glow-up-Days~10th ver.~
11. Overnight Rainbow
12. WINGS~10th ver.~
13. TAiLWiND
14. 透明
15. Believe
16. Re:RAY
17. ボクエール
18. それは月曜日の9時のように~10th ver.~
19. AM0805の交差点~10th ver.~
20. Rising dream~10th ver.~
21. キラキラ~10th ver.~
22. ラブパレード~10th ver.~
<アンコール>
23. Viva La Vida
24. タリルリラ
25. Aonity
26. リンドバーグ~10th ver.~
<ダブルアンコール>
27. リンドバーグ~10th ver.~

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