香取慎吾が主演を務めるドラマ「連続ドラマW 東野圭吾『虚ろな十字架』」が9月6日よりWOWOWで放送および配信される。
原作は、東野圭吾が2014年に発表した同名小説。「死刑制度」というテーマに切り込んだ社会派サスペンスで、題材のセンシティブさや物語に施された巧妙な仕掛けから、これまで映像化されてこなかったが、このたび瀬々敬久監督のもと初の実写化が実現する。
香取が演じるのは、元広告代理店勤務の会社員で、現在は伯父から引き継いだペット葬儀店を営む主人公・中原道正。11年前のある事件をきっかけに離婚した元妻が何者かに殺害され、その真相を追う中で「最愛の家族を殺されたとき、犯人に何を望むのか」「罪は償うことができるのか」という答えのない問いに向き合っていく。
香取がWOWOW連続ドラマおよび東野作品で主演を務めるのは、これが初めて。本作のオファーを受けた際の心境について、香取は「僕にはどちらかというと“明るく笑顔あふれる香取慎吾”というイメージがあると思うし、そういう作品と巡り合うことの方が多かったのですが、今回のように最初から“重い空気”を感じる場所に呼んでもらえたこと、東野さん、瀬々さんというタッグの中に自分が入れることも、すごくうれしいです」とコメントしている。
そのほか、主人公の中原と対をなす本作のキーパーソンである仁科史也役を務めるのは赤楚衛二。香取とは本作で初共演を果たす。YouTubeでは緊迫感あふれる本作の特報映像が公開されている。
香取慎吾 コメント
オファーを受けた際の感想
日々、求めてくれる人がいるから自分の仕事があると思っているので、今回も誰かが求めてくれて、この役と巡り合えて、初めての方々とお仕事ができることをうれしく思っています。僕にはどちらかというと“明るく笑顔あふれる香取慎吾”というイメージがあると思うし、そういう作品と巡り合うことの方が多かったのですが、今回のように最初から“重い空気”を感じる場所に呼んでもらえたこと、東野さん、瀬々さんというタッグの中に自分が入れることも、すごくうれしいです。
中原道正を演じた感想
苦悩から立ち直り、光を目指していくという役は演じてきた経験がありますが、家族を殺された過去から立ち直れず、“光をそう簡単に見ることができない”中原という役に、演じる側として魅力を感じます。簡単につかめない光を、つかもうとしているのか、していないのか……変わるきっかけとなるスイッチさえも見えず、“変われない”というところがすごく現実的で、リアルだなと。
迷いながらも生活はしているし、変われないながらも生きていかなければならない。この中原という役、作品と出会い、知らなかった世界を知ったことで、撮影の合間に何気なく見るニュースも感じ方が変わってきて、生きる感覚が以前とは違っているように感じます。
脚本を読んだ際の感想
パッと事件のニュースを見た時、犯人に是が非でも極刑を望むような感覚を持つこともありますが、この作品の撮影が進んで、実際にちょっと深いところまで中原という役を演じていると、中原の感情の方が僕に近いかもしれないと思います。自分の苦悩を押し殺して内に秘めたまま、生きなければいけないから生きているというか。やっぱり人それぞれ苦しみや辛さがある中でも、生きなければいけないんだと、脚本を読んで思いました。
赤楚と瀬々の印象や、撮影エピソード
赤楚さんは、高身長ですてきですよね。クールな面もあるけど、合間に見せてくれる笑顔がすごくキュートです。初対面から2人が向き合う緊張感のあるシーンを撮りましたが、常に自分の役に向き合っているようなまっすぐな姿勢を感じて、すてきな俳優さんだなと思いました。今後どんどんそういうシーンが増えていくと思うので、撮影が楽しみです。瀬々さんは本当に「こだわりぬく監督」という印象です。まっすぐにこの作品の隅から隅までを見て、感情だけでなく、画として美しいかそうでないかというのを全て見ていらっしゃるなと思います。
視聴者へメッセージ
もちろん重い内容の作品ではありますが、自分でも脚本を1話から読み進めていく中で、演じている中で、先々の展開に心を動かされるところがたくさんありました。あくまでエンターテインメント作品としてもぜひご覧いただきたいです。ドラマとして楽しんでもらいながら、皆さんそれぞれの心に触れる場所を感じてほしいなと思います。
「連続ドラマW 東野圭吾『虚ろな十字架』」初回放送・配信の番組情報
放送・配信日時
WOWOWプライム・オンデマンド 2026年9月6日(日)スタート
出演者
香取慎吾 / 赤楚衛二 ほか


