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DOMOTOが聖地・東京ドームでめくった“新しい1ページ”、歌声を美しく重ねつつも止まらぬ熱弁

「DOMOTO Concert 2026 ~Stay with me~」東京ドーム公演の様子。
7分前2026年07月16日 19:04

DOMOTOのドームライブ「DOMOTO Concert 2026 ~Stay with me~」の東京公演が、7月15日と16日に東京ドームにて開催された。

通算70公演目のメモリアルライブ

昨年KinKi Kidsから改名したのち、ファンミーティングの開催や音楽番組への出演などはあったものの、堂本光一と堂本剛の2人がDOMOTO名義で聖地でありホームとも言える東京ドームで公演を行うのは今回が初めて。7月16日の公演は、彼らにとって通算70公演目、“単独アーティストによる東京ドーム最多公演数”を更新するメモリアルなタイミングとなった。

この記事では演出や曲名など一部ネタバレに関する記述があるので、7月22、23日の大阪・京セラドーム大阪公演に参加予定の人はご注意を。

DOMOTOとしての過去、現在、未来

これまでは冬季にドーム公演を行うことが多かった彼らだが、今年は異例の夏開催。湿度たっぷりの屋外同様に、オーディエンスの体からも熱気が放たれ、開演前からドームに高揚した空気が充満していた。

オープニングを飾ったのは、さまざまなアイテムが並べられた工房の中で、2人がオルゴールの蓋を開ける映像。ガラス製のオルゴールからは「硝子の少年」のメロディが奏でられ、オーディエンスをノスタルジーへと誘う。続いて茜色の照明がステージに落ちると、2人が甘さと切なさをはらんだハーモニーを響かせながら、ゆっくりとリフターに乗って上昇。DOMOTOらしい鷹揚な登場シーンを受けて、観客が手にするペンライトが激しく揺れ、ドーム内に鮮やかな景色を描き出す。

弾けるような歓声の中で始まったライブで、光一と剛の2人は、29年前の1997年7月にリリースされたデビュー曲「硝子の少年」はもちろん、これまでのキャリアの中で発表してきた代表曲を余すことなく披露。さらに、DOMOTO名義でも再録された2人で作詞作曲を手がけた代表曲「愛のかたまり」や最新シングル「またね」も届ける大盤振る舞いで、DOMOTOとしての“過去、現在、未来”の姿を披露した。

もはや漫談!? DOMOTOになっても止まらぬ熱弁

冒頭のブロックで2人は、ゴールドのスパンコールをたっぷりとあしらったファッションを披露。動くたびに黄金にきらめくゆったりとしたボトムスが、華やかなパフォーマンスを引き立てた。そんなゴージャスな姿を見せつつも、MCとなればキャラが一変。MCが始まるなり光一は「どうも~、DOMOTOと申します」とダジャレ交じりの挨拶で観客を笑わせ、「初めて東京ドームやったのは何歳でしたっけ? 19歳? 19歳で初めてやって毎年のようにやらせていただいて……」としみじみ。剛も「開催するたびに集まってくださる皆さんが作ってくれた」と同意し、オーディエンスに温かな視線を送った。

客席には長年2人を応援してきたファンはもちろん、近年彼らのことを知った観客も多数。光一は「ACEesじゃなくていいんですか? 彼らはキラキラしてますよ。明治時代だったら死んでいる年齢の我々!」と自虐しつつ、「そんな中、47になっても、こんな黄金に輝く……」と衣装をアピールするも、剛に「生地と照明さんのおかげだから」と容赦なくツッコまれる始末。ここでふと我に返った光一は「今日はマジで押せない。明日野球の試合があるから!」と焦り出し、剛も「本当に怒られるんで、一旦曲を歌います」とライブを強制進行する場面も。ちなみに、この日は数回にわたってMCコーナーが展開されたが、剛は「お客さんは、ほぼトーク聞きにきてんちゃう? 最近僕らを知った人は、漫才師だと思ってる人もいるかと思うと心配よ。ちょっとおしゃれ決め込んでる漫才師と思ってる人がいる」と懸念しながらも、アイドルとは思えないエピソードが次々と飛び出す光一とのトークを止めるそぶりも見せず、規定時間をオーバーし続けていた。

東京フィルハーモニー交響楽団との豊潤なコラボレーション

スペクタクルかつ多種多彩な演出は、これまでのドーム公演同様に健在。最新曲の1つである「ニュー・アンティック」では、炎が吹き上がる中でダンサーを引き連れた光一と剛が花道へ躍り出る。さらに、今の季節にぴったりなラテンフレイバーの「シュレーディンガー」のパフォーマンス中には天井からスパークラーが降り注ぎ、客席の熱狂を加速させた。光一が笛を高らかに吹き、曲の始まりを告げた「ジェットコースター・ロマンス」ではアリーナエリアにスモークが盛大に吹き上がり、2人を乗せたムービングステージがゆっくりと上昇するなど、ド派手なパフォーマンスが続出。ピアノの伴奏のみで歌われた「FRIENDS」では、二手に分かれて花道を歩んでいた2人が、曲のクライマックスでメインステージで合流するというドラマチックな演出が光った。

公演のハイライトとなったのは、「フラワー」「The Story of Us」「全部だきしめて」といった代表曲や、シンフォニックなアレンジが光るウィンターソングを東京フィルハーモニー交響楽団とのコラボレーションで届けるブロック。オーケストラメンバー68人、吉田建や堂島孝平を擁するバンドメンバー17人、ダンサーたちの熱演が繰り広げられる中、光一の端正で甘い声と、潤いと艶のある剛の声が重なり、オーディエンスの心を時に晴れやかにし、時に激しく揺さぶった。

2人で“新しい1ページ”を重ねてく

先日のSTARTO ENTERTAINMENTとの契約満了発表時に「これからも二人の絆を大切に / 『二人らしい世界』を笑顔で歩んでまいります / そして皆様とともに新しい景色を / ひとつひとつ描いていけたら嬉しく思います」とコメントしていた2人。最新曲の1つである「これから始まる物語」を披露する前に光一は「僕らの思いをお届けしたいと思います」と口にし、剛が紡いだメロディに乗せて、歌詞の言葉1つひとつを噛み締めるように歌い上げる。その傍らに立つ剛も、自らの声を光一に重ね「新しい1ページを重ねてく」とファンの前で誓った。

終盤で「2人の活動は音楽がメインになってくると思いますが、これからどうやって我々の音楽を届けていくかっていうのは、ある意味今日のこのライブが1つの提示だったりもするわけです。毎回こんなに豪華にはできませんが!」とDOMOTOとしての“未来”を提示した光一。「こういった時間が永遠ではないことは確かです。でもその1つひとつを重ねていけることを願って、素晴らしい時間を過ごせたかなと思っております」と語り、剛との活動が来年30年を迎えることにも言及する。これを受けて剛は「30周年ということで、漫談にも力を入れていきたいなと思います」と冗談を飛ばしつつも、DOMOTOとしてのこれからに思いを馳せた。

なお、この日のライブでは、昨年リリースのベストアルバム「39 Very much」の音源がデビュー日の7月21日に各種サブスクリプションサービスおよびダウンロードサービスにて配信が始まることも発表された。

公演情報

DOMOTO Concert 2026 ~Stay with me~(※終了分は割愛)

2026年7月22日(水)大阪府 京セラドーム大阪
2026年7月23日(木)大阪府 京セラドーム大阪

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