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中島健人は3000年前からアイドルだった 壮大な“IDOL1ST”の物語を表現したツアー終幕

中島健人(写真:田中聖太郎)
8分前2026年07月26日 19:07

中島健人の全国ツアー「“IDOL1ST 中島健人”LIVE TOUR 2026」が7月26日に東京・東京ガーデンシアターにてファイナルを迎えた。この記事では26日昼公演の模様をレポートする。

物語の舞台は“3000年前のアイドリストの遺跡”

「“IDOL1ST 中島健人”LIVE TOUR 2026」は、中島が2ndアルバム「IDOL1ST」を携えて全国10都市27公演にわたって行ったツアー。アルバムのコアになったテーマ“アイドル”をさらに掘り下げ「3000年前の前世でも中島健人がアイドルだったとしたら」というコンセプトのもと、中島流のアイドルエンタテインメントショーが繰り広げられた。

ライブのオープニング映像では、とある考古学者とその助手が「3000年前に人々を幸せに導いたアイドリストの遺跡」にたどり着く様子が描かれる。U:nity(中島ファンの呼称)が手にしたライトスティック「IDOLICの魔法」をさまざまな色に光らせて名前を叫ぶと眠っていた中島の力が解放され、ついに現代に召喚。ステージ上に現れたアイドリストは古代をモチーフにした衣装に身を包み、仮面で顔の右半分を隠したまま妖しく微笑んだ。

「SOL1ST」「IDOLIC」とアルバム「IDOL1ST」の冒頭と同じ2曲でライブの幕を開けた中島は、続く「MONTAGE」でダンサーたちとともにスタンドマイクを華麗に操るパフォーマンスを見せて場内の熱気をさらに高める。3曲を歌い終え、中島は「どうも、アイドリスト中島健人です!」と挨拶。「今日、僕は本気でこのステージに人生賭けて立ってます。本気で俺の愛情受け止めてくれるの?」とU:nityに熱っぽく語りかけた。その後も「今日のライブは“アイドルとしてのナンバー1”を意識して作ったアルバムから生まれた話です。3000年前から俺はアイドルだったんだ。みんなも3000年ぶりに会いたかっただろ?」と立て板に水のごとく流暢なケンティー節を炸裂させるが「……あくまでも3000年って設定だから」と急に冷静になってU:nityを笑わせる場面も。「俺の世界に一歩踏み出したら、沼の始まりだってことを教えてあげる」と宣言したあとは「Celeste」をアカペラで歌い始め、その甘く切ない歌声でU:nityを酔わせた。

公開記者会見で山田涼介へ「ドームに立っている姿はリスペクト」

いちごの王子に扮した中島がコミカルなドタバタ劇を見せる幕間映像に続いては、ピンクの総スパンコールのスーツに着替えた中島が女性ダンサーを従えて「My Sweet Tea」を披露。「LIGHTNING」ではU:nityがライトスティックを用いたリズムゲームに挑戦し、中島のパフォーマンスを盛り上げた。ここで中島はトロッコに乗り込み、会場中のU:nityとアイコンタクトを取りながら「SHE IS…LOVE(ver2.0)」を情熱的に歌い上げてさらに熱気を高める。前半の盛り上がりがピークに達したのは「最初はキュン!」。中島がキュートなポーズを1つひとつ決めるたびに、客席からは黄色い声が沸き起こった。

この日はツアー最終日ということもあり、中盤で報道陣を迎えての公開記者会見が行われた。「ちょっと準備するから」と一度ステージを降りた中島が再登場すると、その衣装は新曲「鬼事」のミュージックビデオと同じ和装に。U:nityのすさまじいどよめきを浴びながらカメラの前に立った中島は、約半年にわたるツアーを終える心境を「半年間ずっとアイドルとしてこのステージに立たせていただいて、アイドルとしての自信をさらに持つことができましたし、U:nityとの絆がさらに深まりました」と話し、充実した表情を見せる。自ら作詞作曲も手がける中島は、ツアー中にも新曲のアイデアが生まれていると語り「日本中の方々に聴いていただけるようなケンティーソングを絶対に作りたいので待っていてください」と予告した。

かねてよりドーム公演開催を自身の夢として公言している中島は「ちょうど同日に、僕の先輩の山田涼介くん(Hey! Say! JUMP)が東京ドームに立ってます」と、このツアーファイナルと同日程で所属事務所初のソロドームツアーを行っている山田に言及。「Hey! Say! JUMPを代表してソロとしてドームに立っている姿はとてもリスペクトできますし、僕自身もソロアイドルとして必ずU:nityを東京ドームに連れて行きます」と先輩に続くことを改めて誓いつつ「夢は大きく持ってますけど、何よりも大切なのは今この瞬間を幸せにすること。僕が目指しているのは目の前にいる人を幸せにするアイドルです。自分自身の気持ちをちゃんと伝えるために自分で作詞作曲や振付もして、自分の血液が流れる作品を届けて、アイドルを生き抜きたいです」と目指すアイドル像を熱く語った。

音符たちの終点にはU:nityが待っている

今回のツアーではここまで披露されてこなかった新曲「鬼事」。MVの衣装で登場したことでU:nityの期待が高まる中、中島は「これは(会見の)撮影用にお色直ししただけなので」ととぼけて見せるが、会場中からの「聴きたーい!」という声に渋々といった表情で「若君に会いたい?」と問い直す。同じく和装で登場したダンサーを従え「君を古の恋物語に連れて行ってあげるよ」と告げた中島は「鬼事」を初披露。疾走感の中にも艶やかさを感じさせるパフォーマンスで、U:nityをタイムスリップさせるひとときとなった。

ライブ終盤の中島はシックなブラックスーツにチェンジし、巨大な羽根を背負ってキタニタツヤ提供の「Waraigusa」を壮大に歌い上げる。渡辺直美とのコラボ曲「Gods' Play」、仮面を付けたパフォーマンスで楽曲の世界に浸らせた「XTC」のあと、中島は「このツアーには自分のコンセプチュアルな物語をたくさん詰め込みました。この素敵なテーマでU:nityと時を歩むことができて、本当にうれしく思っています。感謝しています」と改めてU:nityへの感謝を述べる。ジュニア時代から作詞や作曲を続けてきたという中島は「世界中どこを回っても、日本中のどこに行っても、メロディが落ちてきます。そのメロディを乗せた五線譜の先には、音符たちの終点にはU:nityが待っている。だから自分は曲を書かないといけない。そういう人生を送ってます」と自身の楽曲に込めた思いを明かし「そんなイメージで皆さんに書いた歌があります。歌ってほしいんだけど、いける?」と呼びかけ、ラストナンバー「Uni:verse」をともに大合唱した。

アンコールで「JUST KENTY☆」「CANDY~Can U be my BABY~」を披露したあともダブルアンコールを求める声は止まず、中島は再びステージへ。「今年1月、この曲で日本代表を応援することができました。それはU:nityと僕を応援してくれる曲に進化しました」と紹介したのは、ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックのTEAM JAPAN公式応援ソングとして制作された「結唱」。新たな夢に向かって進む中島とU:nityの声が1つに溶け合い、感動的なラストシーンを作り上げた。

セットリスト

「“IDOL1ST 中島健人”LIVE TOUR 2026」2026年7月26日 東京ガーデンシアター 昼公演

01. SOL1ST
02. IDOLIC
03. MONTAGE
04. Celeste
05. Can't Stop
06. My Sweet Tea
07. LIGHTNING
08. カレカノ!!(ver2.0)
09. SHE IS…LOVE(ver2.0)
10. 最初はキュン!
11. 鬼事
12. Waraigusa
13. Gods' Play feat. Naomi Watanabe
14. XTC
15. Uni:verse
<アンコール>
16. JUST KENTY☆
17. CANDY~Can U be my BABY~
18. 結唱

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