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「歴史変えていきましょう」DISH//登場に沸いた「エビライ」4学期、15年の軌跡を抱きしめ新時代へ

最終公演にゲスト登場したDISH//(中央)。
12分前2026年08月17日 3:01

EBiDAN所属グループが一堂に会するライブイベント「EBiDAN THE LIVE 2026 15th Anniversary」が、8月13~16日の4日間、東京・国立代々木競技場第一体育館で開催された。

最終公演「思う存分、“おのおののスタイルで”」

「EBiDAN THE LIVE」(通称:エビライ)は毎夏恒例となっている、EBiDANによる年に一度のビッグイベント。開催15年目となる今夏のライブは15周年のアニバーサリー公演として、過去最大規模となる4DAYSの日程で実施された。「恵比寿学園男子部」の名の下に原点回帰の“学園”というテーマが掲げられ、EBiDANの15年の歩みを振り返る演出も多数盛り込まれた今年の「エビライ」。超特急、M!LK、SUPER★DRAGON、Sakurashimeji、ONE N' ONLY、原因は自分にある。、BUDDiiS、ICEx、Lienel、そして7月に結成されたばかりのiiONDOを加えた総勢10組がEBiDANファンとともに作り上げた4日間の祝祭のうち、この記事では最終日・16日に行われた公演「4学期」を、日替わり演出の模様を中心にレポートする。

「エビライ最終公演、悔いのないように盛り上がっていこうぜ!」という佐野勇斗(M!LK)の呼びかけとともに「恋のDing Dong」でスタートした「4学期」公演。ジャン海渡(SUPER★DRAGON)が「エビライ最終日、ブチ上がれんのか~!」、吉田仁人(M!LK)が「今日も雨なのに来てくれてありがとう!」と言葉をつなぐと、ユーキ(超特急)は「15周年ありがとう! 皆さんのおかげでEBiDANがあります。今日は最高の1日にしましょう!」と気合いの叫びで約束する。4日目の「Yes! 東京」では佐野が「Yes! EBiDA~N!」と叫んだのをきっかけに武藤潤(原因は自分にある。)ら歌唱メンバーのアドリブが加速。パーティマシンのステップでパワフルに躍動するEBiDANメンバーのボルテージも急上昇し、間奏のダンスパートではユーキ、マサヒロ、アロハの3人が自らのスキルを全解放したフリーを踊り、センターに立つユーキはバック転を盛り込んだアクロバティックなムーブで仲間たちの歓声を誘った。

冒頭の挨拶では2日間の休養から復帰した山本龍人(ICEx)が「メンバーからの愛を感じて、その愛のおかげでここに立てているんだなと思います」と笑顔を見せ「健康!」「第一!」のコール&レスポンスを起こす。すると「健康第一」を謳い続けている高桑真之(Lienel)が「それ僕のっすね!」とツッコみ、負けじと「健康第一」を観客とコール。「皆さん、ペンライトを赤に」とファンにリクエストした吉澤要人(原因は自分にある。)は、メンバーカラー赤のグループ最年長・武藤が2日後に迎える誕生日祝いをお膳立てして武藤のスマイルを誘った。「HAYATO改め“ワビサビニキ”です!」と名乗って客席を熱く盛り上げたHAYATO(ONE N' ONLY)の煽り、そしてこの日も展開されたSUPER★DRAGON対M!LKのモノマネ対決を経て、タクヤ(超特急)は「今日で終わってしまいますので、悔いなく思う存分、“おのおののスタイルで”楽しんでいってください!」と満員の客席に呼びかけた。

EBiDANで伝説作ろうぜ!

パフォーマンスブロック前半のトップバッターを担うICExは、メンバーカラーのカンカン帽がポイントのクラシカルな装いで「恋ソーダ」を披露。さわやかな歌声をつなぐマイクリレーとメンバー同士の距離感近めな愛らしい仕草で会場を甘酸っぱいムードでいっぱいにする。続いてセンターステージに姿を見せたLienelは、近藤駿太の“滅!ポーズ”からメジャーデビュー曲「メロ・コレクション」で会場をポップなお祭りムードに染め上げる。6人は全方位を囲むEBiDANファンに向けてハートマークを惜しみなく繰り出し、愛嬌たっぷりのパフォーマンスでフレッシュに弾けてみせた。

大ヒットナンバー「爆裂愛してる」のコールで会場をひとつにしたM!LKが日替わり曲に選んだのは「アイドルパワー」。メンバー同士弾ける笑顔を交わしながら、「君が好きなもの好きでいて」と柔らかくポジティブなメッセージを放つ5人のエンパワメントはオーディエンスの心の温度をグッと引き上げ、代々木第一体育館の広い客席はリズミカルで楽しげなハンドウェーブに揺れた。そんなM!LKからバトンを受け取ったBUDDiiSは涼やかなサウンドで疾走する「Sonic」を届け、花道まで大きく広がって会場の一体感を高めていく。8人の確かなチームワークから放たれる細やかなマイクリレーの中でSEIYAは「EBiDANとあなたに会えて本当によかったぜ!」と絶叫した。そしてFUMINORIは「キミは都市伝説」で「今世紀最大の……EBiDANで伝説作ろうぜ!」とセリフをアレンジ。盤石の盛り上がりに、FUMIYAは「最高!」とサムズアップを返していた。

“イケメン”集結に佐野勇斗大暴れ、熱狂のシャッフル

最終日のシャッフルコーナーにはALUK、RICEx、大至急という3つのユニットが登場した。M!LKのシャッフルユニット・ALUKには佐野役に彼を敬愛する阿久根温世(ICEx)、吉田役に過去の公演で「TETTAイケメン」と自称していたTETTA(ONE N' ONLY)、塩﨑太智役に“自認M!LK”として知られる「未体験イケメン」こと近藤が配され、さらに「ViVi国宝級イケメンランキング」NEXT部門1位の獲得者であるハル(超特急)が曽野舜太役、同ランキングの2026年上半期版でNEXT部門1位だった杢代和人(原因は自分にある。)がNOW部門1位の山中柔太朗役を務めるという布陣に。あらゆるイケメンが勢ぞろいしての「イイじゃん」では「あれ?」の“確変パート”を担う杢代を筆頭にそれぞれがクールなキメ顔で“イイじゃんポーズ”を決め、「ビジュいいじゃん」のフレーズに違わぬ説得力でファンを大いに沸かせる。

続くRICExは、心弾む軽快なサウンドが印象的なICEx「Hollywood」をパフォーマンス。中村旺太郎役の松村和哉(SUPER★DRAGON)、山本龍人役の志村玲於(SUPER★DRAGON)ら、普段はラップやダンスに尽力するメンバーのレアな歌声でも聴衆を沸かせつつ、八神遼介役の大倉空人(原因は自分にある。)と千田波空斗役のEIKU(ONE N' ONLY)は持ち前の歌唱力を発揮して楽しげな曲の世界観を作り上げる。志賀李玖役の山中と阿久根役のFUMIYAが肩を抱き合って声を重ねる姿も、ファンのときめきを誘い、筒井俊旭役のアロハ(超特急)や竹野世梛役のFUMINORI(BUDDiiS)は持ち前の軽やかなダンススキルも存分に発揮してみせた。

3組目に登場した大至急は、超特急のシャッフルユニット。リョウガを敬愛する高岡ミロ(Lienel)がリョウガ役に配され、NAOYA(ONE N' ONLY)が実兄のタクヤ役に抜擢されるなど遊び心あふれるシャッフルが会場を沸かせる中、ハル役を佐野が務め、披露楽曲が「バッタマン」であることが明らかになると、客席からは驚き混じりの大歓声が上がった。超特急屈指のアッパーチューン「バッタマン」は、センターのハルが衝動のままに暴れまくるライブ鉄板曲。「ハッハッハッ……この曲をやるということは、エビライで一番盛り上がれ~!」と叫び声を上げた佐野は、タカシ役の八神、シューヤ役の武田創世(Lienel)という若きボーカリスト2人のパワフルな歌声を背に「ファー!」と気合いの叫び声を上げる。マサヒロ役のジャン、ユーキ役の吉澤、アロハ役のYUMA(BUDDiiS)、そして普段の活動ではダンスを踊らないにもかかわらずメインダンサーのカイ役を担った田中雅功(Sakurashimeji)も全力ダンスで盛り上げる中、ラストサビで佐野は上着を脱ぎ去り上裸で花道を猛ダッシュ。毎夏恒例となりつつある体当たりの“暴走”を今年も見せ、最後に「ごめんなさい!」とお茶目に謝っていた。

西日本ユニット増員! 卒業生からのメッセージも

過去の「エビライ」を彩った人気ユニットの復活コーナー。最終日となる4学期には、今でも高い人気を誇る2023年初登場の「西日本ユニット」が再集結し、「青春~珍道中~」を披露した。超特急のタカシ、マサヒロ、ハル、M!LKの塩﨑、曽野、吉田がそれぞれの出身地の方言でキュートに愛を歌う、破壊力抜群のこの楽曲。今回はユーキのセリフパートに合わせてユーキ、ICExの阿久根、筒井俊旭、竹野世梛、そしてLienelの森田璃空というICEx&Lienelの関西出身メンバーもステージへ姿を見せるというスペシャルなアレンジも加わり、総勢11名の“チーム西日本”はかわいいに全振りしたパフォーマンスで観衆の心をときめかせた。

田中洸希(SUPER★DRAGON)が代々木第一体育館でこの曲を踊れる喜びを噛み締めたEBiDAN 39 & KiDS「けもパン世界タイトルマッチ」、長野凌大(原因は自分にある。)が「負けらんない!」を「離さない!」とアレンジしたBATTLE BOYS「ebidence」、ハルが「寂しいなんて絶対言わせないからさ、ねえねえねえー!」と叫び混じりのハイテンションなラブコールで既存のセリフをパワーアップさせたEBiDAN NEXT「Hug Hug Hug」。それぞれが時間を飛び越え研究生時代のフレッシュな姿をリバイバルさせたヒストリーブロックの最後、4学期公演には「卒業証書」と題したEBiDAN卒業生からのメッセージコーナーが用意されていた。ここでEBiDANの15周年を祝ったのは元PRIZMAXの森崎ウィンと、2022年の「エビライ」をもってEBiDANを卒業した“レジェンド卒業生”のDISH//。森崎は「EBiDANがこれだけ大きくなったことに改めて驚いているのと、そのEBiDANにいたことを誇りに思います」と後輩たちにメッセージを送り、DISH//は「ファンの皆さんとともに歩んできた15周年、祝福ムードでガッツリ盛り上がっちゃってください」と呼びかけた。

DISH//登場! まさかのサプライズ

すると、続く演劇コーナーで最大級のサプライズが。恵比寿学園男子部の3大派閥がいがみ合い、吉田演じる生徒会長の天才児・伊集院勉学がお目見えして「もらったプリントは、くしゃくしゃってなります!」と言い放ち、ユーコ(ユーキ)率いる目黒学園のJK軍団が恵比寿学園男子部に波乱を呼んだところで「ちょっと待ったー!」と、これまでの公演では聞き覚えのない声が上がる。すると舞台奥から姿を見せたのはDISH//の4人で、まさかの展開に客席は騒然とした空気に包まれた。

矢部昌暉が「どうも俺たち、DISH//で~す!」と名乗りを上げ、北村匠海は「なんかモメてるらしいじゃない」と、とぼけ顔でひと言。北村が同期の超特急メンバーに「大丈夫?(笑) その格好(女装)」とツッコめば、矢部は銅像役を貫くKEVIN(BUDDiiS)に「ねえ、なんかしゃべんなくて大丈夫!?」と気さくに語りかける。登場するなり自由に場をかき回すDISH//に超特急以外のEBiDANメンバーは若干緊張の面持ちで、それをカイに指摘された校長役の吉澤は表情をさらにこわばらせて仲間たちの笑いを誘っていた。

そんなドタバタなやりとりを経て、この日の「叩いて被ってじゃんけんぽん対決」はDISH//対恵比寿学園男子部・目黒学園連合軍という構図で行われることに。まず連合軍がタク子(タクヤ)を送り出すと、DISH//は「それならば」と、タクヤの大親友・橘柊生を送り出した。エモーショナルな2人の対面に会場中が注目する中で行われた対決では、タク子が圧倒的な反射神経を見せて橘を撃破。するとDISH//は2回戦に最強のフロントマン・北村を送り込む。この挑戦を受けて立ったのはユーコで、彼女が「元チームメイト、ボコしちゃおっかな!」と、2人が所属していたダンスチーム・TR2Y2(トライ)を懐古しつつ威嚇すると、北村は「なんでリョウガいないんだよ」と同じくTR2Y2のメンバーだったリョウガに触れつつ「俺、もしまだEBiDANにいたら出席番号(入所順)1番だったはずなんですよ。その威厳を見せます」と、出席番号2番のユーコに返した。“EBiDAN最古参”同士の真剣勝負では実力互角の激しい攻防が展開されたが、北村がわずかな隙をついてユーコに勝利を収めた。

緊張のあまり瞳を潤ませ声を震わせる吉澤校長の合図で「Believe yourself」へと進むと、カイやユーキ、ジャンはDISH//の4人を伴ってセンターステージへ。約4年ぶりにEBiDAN全体曲で北村や矢部が歌声を響かせ踊るという貴重なひとときを、その場の誰もがしっかりと目に焼き付けた。曲を終え「懐かしいな」とつぶやいた北村に、佐野は「この景色懐かしい、ヤバい!」と感激の表情。すると北村は「EBiDANの演劇が始まったのが17年前くらい。すごい歴史を感じるなというのと、大きくなったなって。すごいよEBiDAN」と、横にずらりと立ち並ぶEBiDANメンバーに語りかけた。

「リョウガとユーキが事務所に入ったとき、ユーキが真っ赤なTシャツで、リョウガが真っ黄色のTシャツで。『デカくてダンスがうまい“リンゴとバナナ”が来た』って俺たち小学生が盛り上がってた」と北村が振り返ると、カイは「(泉)大智(DISH//)は僕たちなんか比じゃないくらいの超エリートだったんだから」と、彼が「恋のDing Dong」の初代ボーカリストの一員だったことをファンに伝える。北村が愛おしそうに振り返る思い出話は後輩たちのエピソードにもおよび、吉田と塩﨑の幼少期の印象について「ジャズとポッピンの超うまい子たち。あと(志村)玲於(SUPER★DRAGON)もね」とコメント。3人並んだ志村、吉田、塩﨑はこの言葉に瞳を輝かせながら耳を傾けていた。

9組が力強く示したアイデンティティ

ユーキが「EBiDANを抜けてもつながっている絆。最高のサプライズをありがとうございました!」とDISH//へ最大級の感謝を告げ、「エビライ」最終公演は後半パートへ。“歌うま選抜”のステージには田中雅功とTETTAが立ち、2人は原因は自分にある。のバラードナンバー「小説ならば」を披露した。豊かな響きをたたえたボーカルと胸の内をさらけ出すような感情表現で聴衆の心を震わせる田中雅功に、地声から繊細なファルセットまでを使いこなして楽曲の世界観を押し広げるTETTA。それぞれの熱を重ね合う2人の美しいハーモニーを、オーディエンスは静かに熱い眼差しで見つめていた。

ダンスサイファーでこの日も全力の躍動を見せたユーキは「EBiDAN、最高のメンバーばかりでしょ? 歌もダンスも好きだなと思ってもらえたら、それぞれのグループのライブに遊びに行ってください」と観客に語りかけ「そして次のグループは最高の2人!」とSakurashimejiをステージに呼び込む。田中雅功と髙田彪我は「明日を」でパフォーマンスリレー後半ブロックの口火を切り、彼らの原点のスタイルであるアコースティックギターの弾き語りでまっすぐに熱い歌と演奏を空間いっぱいに響かせた。田中雅功が「そんなんでいいんですか?」と観衆を焚き付けた「恋春日和」では、髙田も4日間の集大成とばかりにギターソロで背面弾きの離れ技を見せた。歌とギター、EBiDAN唯一の表現スタイルでSakurashimejiとしての生き様をほとばしらせた2人の気迫をそのまま受け取ったSUPER★DRAGONもまた、「やっばい」で確固たるオリジナリティをアピール。ジャンの「『やっばい』っていうのがどういうことか見せてやるよ」という宣戦布告の通り、ドープなトラックの上でアイロニーとユーモアをない交ぜにしたラップを叩き付けていく。反骨のアティチュードでヒリつくほど刺激的なステージを展開したSUPER★DRAGONの後を継いだ原因は自分にある。もまた、「ニヒリズムプリズム」「因果応報アンチノミー」の2曲で個性のエッジが際立つ独自の世界観とハイエナジーなダンス&ボーカルを提示。7人の強固な絆が成す一糸乱れぬタットダンスでもオーディエンスを魅了する。また、「ニヒリズムプリズム」では桜木雅哉が「急に晴れたね」と言うセリフパートを「止まる気しない」と、「因果応報アンチノミー」では杢代が「おかえり」と言うところを「もう、好きなんだろ?」とアレンジ。DISH//「愛の導火線」と超特急「Steal a Kiss」に登場するキラーフレーズの引用でEBiDANの先駆者たちへのリスペクトを捧げる姿勢も示していた。

「伝説作ろうぜ! 全部さらけ出せよ。それがライブだろ!?」。リーダー・HAYATOの頼もしい先導とともにメインステージに姿を見せたONE N' ONLYは「Samba de Night Fever」「EVOL」という一撃必殺のキラーチューンを連投して会場のボルテージを最大限まで引き上げていく。ダイナミズムあふれる陽気なラテンのサウンドに体を弾ませる5人のパフォーマンスにオーディエンスも力強い「Hey! Hey!」のかけ声で応じ、客席中が“SWAG(ONE N' ONLYファンの呼称)化”する熱狂の渦中。NAOYAは「今あるもの全部出して! 俺らが受け止めてやるからよ!」というセリフでも会場を沸かせた。そして、後輩グループ8組が全身全霊のパフォーマンスでつないだバトンを最後に受け取った超特急は日替わり曲「My Buddy」で温かな一体感を創出し、大らかな歌声を響かせるタカシは「“EBiDANたち”の声に耳をすませば」と歌詞を替える遊び心を見せる。タクヤの“キス顔”で黄色い歓声を誘い、アロハが「シューヤ!」「リョウガ!」のコールを巻き起こしたこの曲を経て「ガチ夢中!」を4公演連続でドロップすると、ハルは「俺がー! あの2人のぶんまで~!」と絶叫しながらセンターへ。曲中、ユーキはリョウガの見せ場を、タクヤは「人生懸けちゃいます♡」というシューヤのパートを代わりに担い、それぞれの持ち味で魅力的に昇華する。無我夢中で歌を、ダンスを、心からのエールを届けるメンバーのパフォーマンスと4日間にわたって叩き上げられてきたEBiDANファンが放つ特大声量のコールは、爆発的な一体感となって代々木第一体育館を震わせた。

「EBiDANで歴史変えていきましょう」

「エビライ」のクライマックスを飾るEBiDAN全10組によるメドレーパートでは、超特急「超えてアバンチュール」で2学期公演には山中が、3学期公演には杢代が飛び入り参加していたが、最終日には佐野がハルを押しのけて最前線へ。「国宝級(イケメン)? 知らねえよ、俺が佐野勇斗だ~!」と叫んだ彼はオーディエンスに「僕にはリョウガだけ!」のコールを要求したのち、超特急メンバーと一緒になってがむしゃらに頭を振った。総勢65名で9曲を一気に駆け抜けたメドレーを終え、ここで「エビライ」のライブ演出も手がけるユーキが口を開く。

「15周年を迎えるにあたって、どんなライブにしようかなと思ったとき、それぞれが絶対もともと持っていた場所だったり歴史があるから、それを全部ぶち込んでやろうと思ってこのライブを作りました。新規とか古参とかまったく関係なくて、マジで今日この瞬間を観て『楽しかった』と思えるライブにしたかったです。そして、自然とその中で『EBiDANてやっぱ最高だな』と思ってもらいたくて、このようなライブを作りました。メンバーは忙しい中、M!LKは特に、たくさん協力してくれて本当にありがとうございます。DISH//もそうだけど、一緒に作ってきた歴史があって今こうやってステージに立ってる僕らがいます。だから、メンバーもそうだしスタッフもそうだし、何よりEBiDANのファンの皆さんのことをずっと僕は守り続けたいです。この最高の場所をずっと守り続けたいです。今が一番大事なんです。今この瞬間、各グループ、それぞれの推し、その推しが輝いていた。そんなライブになっていたらうれしいです。EBiDAN、マジで最高なヤツらの集まりです。この先、EBiDANで歴史変えていきましょう! タクヤも言ってました。EBiDANみんなで売れようぜ!(後輩に向けて)お前らM!LKに負けんなよ! 俺たち超特急も負けてらんねえよ。最高な年にしましょう!」

創成期からずっとEBiDANの看板を背負って道を切り拓き、守り続けてきたユーキがさらけ出した、どこまでもまっすぐなEBiDAN愛と情熱、そして野心。同じステージの上でユーキの言葉に耳を傾けるEBiDANメンバーは、それぞれに頼もしい表情で彼の言葉を受け取った。そして本編ラストの「New day! New wave!」の壮大なイントロが鳴り響くと、今度はユーキと2人でステージセンターを割るタクヤが仲間たちのほうを振り向き、声の限りに「行くぞ!」と彼らを鼓舞する。2人の言葉によって10組がよりいっそう固い結束で結ばれ、熱く感動的なムードに誰もが心を震わせたラストシーン。タカシは自身のパートを「一人じゃないから EBiDANはもっと、強くなる」と歌い替え、どこまでも伸びていくような歌声を目一杯響かせた。

佐野勇斗が語った1桁号車への感謝、そして「ジャン勝訴」

アンコールの3曲を終えてのMCでは、全10組の代表メンバーがそれぞれにコメント。まずiiONDOのリーダー・三村航輝が「今何度?」「iiONDO!」というコール&レスポンスを起こして先輩たちから「めっちゃいい!」と絶賛されると、ICExの阿久根は「僕阿久根温世、今日をもって“規格外イケメン”になります!」と自身の新たなキャッチフレーズを発表した。するとこれを聞いた近藤は「僕は今日から“超未体験イケメン”にしようかなって」と言って周囲をざわつかせる。

「この4日間を通して、EBiDANの一員でいられることを誇りに思いました」と語り、休養中の実兄・MORRIE(BUDDiiS)に代わって「今日も元気にもりもーりー!」のコールを巻き起こしたのはSHOOT(BUDDiiS)。杢代は「中2でEBiDANに入って、夢を叶えられたことがいっぱいあった」と切り出し「これからも叶えていこうと思うし、ここが夢を叶えられる場所なんだって、日本中、世界中にこのメンバーで届けたいと思います。10組になってもっとパワーアップしたEBiDAN、もっと笑顔を届けられる存在になっていこうと思います!」と誓う。事務所に入る前、初期のEBiDANの公演を観覧していたという思い出を振り返ったNAOYAは「あのときは僕がここに立ってるなんて考えられなかった。兄の背中を追ってここまで来てよかったと思いますし、歴史を築いてくれた先輩方、本当にありがとうございます!」と感謝したのちに「ONE N' ONLY負けませんから! タクヤ超えるから!」と気勢をあげた。

Sakurashimejiの田中雅功は「今年はすっごい踊ったんですよ。“年1の強制労働”どころじゃなくて。ちょうど今日、体が『無理』って言いました」と笑いながら4日間を総括し「改めてEBiDANてすごいなと思いました。僕たちも負けずにがんばりますので、ぜひライブハウスに遊びに来てください」と呼びかける。続くSUPER★DRAGON代表の飯島颯は「SUPER★DRAGONも気付いたらだいぶ先輩になって。僕らも11年いろんなことがあったけど、その中で自分たちのスタイルを見つけてみんなと一緒に代々木に立てていることがうれしいです。それぞれが模索しておのおののスタイルを見つけてきた結果、こうして代々木で4DAYSもライブをできたことが本当にうれしいです」と思いを語った。

すると、M!LKを代表してマイクを握った佐野は「EBiDANがすごい盛り上がってて、ユーキくんも『M!LKのおかげ』とか『追い越せ』とか言ってくれたけど、紛れもなく、ここまで来られたのは本当に超特急さんのおかげです」とユーキに言葉を返す。「特に、ずっとEBiDANの最前線で走ってきた1桁号車の5人。最前線で走ることがどれだけキツいことかって、僕らは後ろから見てきたので、本当にここまで引っ張ってきてくれてありがとうございます」。そう思いを伝えた佐野は「まだまだ僕らM!LKもEBiDANを大きくするためにがんばりますので、恒例のやつをお願いします」と、ファンを巻き込んだ「ソイヤ!」「SEIYA!」「ジャン?」「海渡!」というコールを起こす。真面目な挨拶からの急展開にジャンは「……訴えます!(笑)」とひと言。カイも「ジャン、勝訴!」と即座に反応し、このやりとりに会場は大きな笑いに包まれた。

佐野の言葉にユーキは「ありがとう。思いは受け取ったけど、こんなに盛り上がっているのは間違いなくM!LKのおかげ。だからこれは本当に自信を持ってください」と改めてM!LKの5人に伝える。そして「こうして年に一度集まったときにEBiDANとして輝ける、この瞬間が僕にとっては最高の時間」と続けると、ユーキは「最高の祭をまた一緒にしましょう!」と約束した。するとタクヤも「この会場にはずっとお世話になってマジで愛してるけど、来年はデカいところ行こうか!」と意気込む。さらなる進化を約束してアニバーサリーライブの幕が下ろされると、最後にハルは「みんな最後にユーキくんにありがとうって言って! 最高の演出してくれたから!」と叫んでファンに要求。満員の会場から降り注いだ「ありがとう!」の言葉と喝采にユーキは思わず顔を覆い、涙をいっぱいに溜めた瞳で客席を見つめていた。

セットリスト

「EBiDAN THE LIVE 2026 15th Anniversary」【4学期】2026年8月16日 国立代々木競技場第一体育館

01. 恋のDing Dong / ALL
02. Yes! 東京 / ALL
03. プン☆ジェラ~恋ソーダ / ICEx
04. 羅武が如く~恋の風林火山~ ~メロ・コレクション / Lienel
05. 爆裂愛してる~アイドルパワー / M!LK
06. Sonic~キミは都市伝説 / BUDDiiS
07. イイじゃん / ALUK
08. Hollywood / RICEx
09. バッタマン / 大至急
10. LOVE 2000 / 鶴 and 亀
11. 青春~珍道中~(西日本ユニット) / ユーキ(超特急)、タカシ(超特急)、マサヒロ(超特急)、ハル(超特急)、塩﨑太智(M!LK)、曽野舜太(M!LK)、吉田仁人(M!LK)、阿久根温世(ICEx)、筒井俊旭(ICEx)、竹野世梛(ICEx)、森田璃空(Lienel)
12. Mysterious Eyes(PRIZMAX) / カイ(超特急)、ユーキ(超特急)、タカシ(超特急)、FUMINORI(BUDDiiS)、KEVIN(BUDDiiS)
13. けもパン世界タイトルマッチ(EBiDAN 39 & KiDS) / 佐野勇斗(M!LK)、塩﨑太智(M!LK)、吉田仁人(M!LK)、志村玲於(SUPER★DRAGON)、飯島颯(SUPER★DRAGON)、伊藤壮吾(SUPER★DRAGON)、田中洸希(SUPER★DRAGON)、池田彪馬(SUPER★DRAGON)、柴崎楽(SUPER★DRAGON)、髙田彪我(Sakurashimeji)、田中雅功(Sakurashimeji)、高岡ミロ(Lienel)
14. ebidence(BATTLE BOYS) / 曽野舜太(M!LK)、山中柔太朗(M!LK)、原因は自分にある。
15. Hug Hug Hug(EBiDAN NEXT) / ハル(超特急)、志賀李玖(ICEx)、中村旺太郎(ICEx)、阿久根温世(ICEx)、千田波空斗(ICEx)、山本龍人(ICEx)、竹野世梛(ICEx)、芳賀柊斗(Lienel)、森田璃空(Lienel)、高桑真之(Lienel)
16. 演劇
17. Believe yourself / ALL
18. はつ恋ONDO / iiONDO
19. 小説ならば(原因は自分にある。) / 田中雅功(Sakurashimeji)&TETTA(ONE N' ONLY)
20. Dance Track~EBiDAN THE LIVE 2026~ / ユーキ(超特急)、マサヒロ(超特急)、アロハ(超特急)、塩﨑太智(M!LK)、志村玲於(SUPER★DRAGON)、池田彪馬(SUPER★DRAGON)、EIKU(ONE N' ONLY)、HAYATO(ONE N' ONLY)、大倉空人(原因は自分にある。)、長野凌大(原因は自分にある。)、FUMINORI(BUDDiiS)、FUMIYA(BUDDiiS)、山本龍人(ICEx)、竹野世梛(ICEx)、森田璃空(Lienel)
21. 明日を~恋春日和 / Sakurashimeji
22. Concealer~やっばい / SUPER★DRAGON
23. ニヒリズムプリズム~因果応報アンチノミー / 原因は自分にある。
24. Samba de Night Fever~EVOL / ONE N' ONLY
25. My Buddy~ガチ夢中! / 超特急
26. BOOM BOOM BOOM / ICEx(ダンス:Lienel)
27. 超絶SUMMERでバカになれ / Lienel(ダンス:ICEx)
28. 推論的に宇宙人 / 原因は自分にある。(ダンス:ICEx、Lienel)
29. simple / Sakurashimeji(ダンス:iiONDO)
30. Feelink / BUDDiiS(ダンス:iiONDO)
31. Downforce / SUPER★DRAGON(ダンス:BUDDiiS)
32. Fiesta / ONE N' ONLY(ダンス:SUPER★DRAGON、BUDDiiS)
33. 好きすぎて滅! / M!LK
34. 超えてアバンチュール / 超特急(ダンス:ALL)
35. New day! New wave! / ALL
<アンコール>
36. 前略、道の上より / ALL
37. 好きだから走れ!!!!!!! / ALL
38. 恋心 / ALL

シャッフルユニット メンバー

ALUK

佐野勇斗役:阿久根温世(ICEx)
塩﨑太智役:近藤駿太(Lienel)
曽野舜太役:ハル(超特急)
山中柔太朗役:杢代和人(原因は自分にある。)
吉田仁人役:TETTA(ONE N' ONLY)

RICEx

志賀李玖役:山中柔太朗(M!LK)
中村旺太郎役:松村和哉(SUPER★DRAGON)
阿久根温世役:FUMIYA(BUDDiiS)
千田波空斗役:EIKU(ONE N' ONLY)
筒井俊旭役:アロハ(超特急)
山本龍人役:志村玲於(SUPER★DRAGON)
竹野世梛役:FUMINORI(BUDDiiS)
八神遼介役:大倉空人(原因は自分にある。)

大至急

カイ役:田中雅功(Sakurashimeji)
リョウガ役:高岡ミロ(Lienel)
タクヤ役:NAOYA(ONE N' ONLY)
ユーキ役:吉澤要人(原因は自分にある。)
タカシ役:八神遼介(ICEx)
シューヤ役:武田創世(Lienel)
マサヒロ役:ジャン海渡(SUPER★DRAGON)
アロハ役:YUMA(BUDDiiS)
ハル役:佐野勇斗(M!LK)

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「MUSIC AWARDS JAPAN 2026」Premiere Ceremonyの動画のサムネイル。

「MUSIC AWARDS JAPAN」授賞式の模様を公開、Fujii KazeやM!LKらの受賞スピーチとライブパフォーマンスをもう一度

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再生数急上昇ソング定点観測

佐野勇斗&吉田仁人が引き出すM!LKの新たな一面 / King Gnu新曲に宿る「攻殻機動隊」との親和性

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