藤井隆がプロデュースする音楽レーベル・SLENDERIE RECORDのコンサートツアー「SLENDERIE RECORD ファミリーコンサート2026 MUSIC POWER」のファイナルが9月23日に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で開催された。
藤井が主宰する音楽レーベル・SLENDERIE RECORDからリリース経験のあるアーティストやゆかりのあるゲストが集う「ファミリーコンサート」。昨年夏の初開催時は全国8都市で展開され、各地で好評を博した。藤井は「あまりにもいい思い出がいっぱいで2026年もやりたいと思った」と、冨田謙(Key)、奥田健介(G / NONA REEVES)、南條レオ(B)、小松シゲル(Dr / NONA REEVES)、田中直樹(Cho / ココリコ)、宮川剛(Dr / 福岡公演のみ)からなる豪華編成のバックバンド・amenity EXを率い、7月から9月にかけて全国11カ所を回るツアーを企画した。
“物販パパ”滑り込みで「ナンダカンダ」
定刻になると舞台上にamenity EXが登場。場内に歓声とクラップが沸き起こると、開演直前まで“物販パパ”として接客をしていた藤井が駆け足でステージに滑り込んでくる。そして勢いそのままに、藤井は「ナンダカンダ」と「カサノバとエンジェル」を軽快なダンスとともに披露した。
“ウルトラマンレディ”の早見優
続いて登場したのはスペシャルゲストの早見優。メタリックに光るミニワンピースに身を包んだ早見が代表曲の1つ「夏色のナンシー」を歌唱すると、コーラスに回った藤井を含め会場の全員がお決まりのコール「Yes!」を完璧にレスポンスし、ライブ序盤とは思えない熱量と一体感が生まれた。MCでは藤井が早見の衣装を“ウルトラマンレディ”のようだと表現し、早見も「私、ウルトラマンと同い年なんです」とうれしそうに回答。かつて渋谷公会堂のステージでは人気歌番組「ザ・トップテン」の生放送も行われていたと感慨深げに振り返り、年月を経て再び同じステージで歌えることを喜んだ。
架空のアニメ主題歌を歌いたい椿鬼奴、あるある言いたいRG
そんな早見からバトンを受け取ったのは、レイザーラモンRG。BTS風のメイクをリクエストしたら人間椅子のベーシスト・鈴木研一風になってしまったRGは、カルロス・トシキ&オメガトライブ「アクアマリンのままでいて」のカバーと、自身のデビューシングル曲「いただきます」を熱唱した。RGと交互に登場した椿鬼奴は光る球体“地球玉”を手にして架空のアニメ「超空のギンガイアン」の主題歌「運命のリビルド」と、架空スピンオフアニメ「宇宙孤児イブキ」のエンディングテーマ「Love's Moment」という正反対な雰囲気の2曲を歌い上げた。また、どうしても“あるある”を言いたくて我慢できなくなったRGがWham!の「ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ」に乗せて「藤井隆はめっちゃ汗かく」「(田中)直樹のズボンは生地が薄い」といった出演者の“あるある”を披露する場面もあった。
“吉本のジュリー”と美声のシークレットゲスト
黄色い歓声に迎えられて登場したのは、藤井に“吉本のジュリー”“なにわのビョーク”と色気を絶賛された“てるきん”こと後藤輝基(フットボールアワー)。後ろ姿でリズムを取りながら登場したてるきんがくるりと振り向くと、その顔の半分には大粒のラメメイクが施されていた。藤井の期待通り、「スローなDanceは踊れない」「想い出にかわるまで」の2曲を艶やかに歌い上げると、後藤の実姉であるYOKOお姉さんもシークレットゲストとしてステージに光臨し、圧倒的な歌唱力でダイアナ・ロスの「Take Me Higher」をカバー。さらに姉弟2人のデュエット曲「自由になって」では見事なハーモニーを響かせてオーディエンスを熱狂させた。「よかったら一緒に歌ってください」「SAY!」と客席を煽るYOKOお姉さんの姿を見た後藤は「俺もまだ『SAY!』なんて言うたことない!」と、堂々とした振る舞いに舌を巻いた。
和久井映見のLINE CUBE SHIBUYAデビュー
ライブはクライマックスに差しかかり、2人目のスペシャルゲスト・和久井映見が登場。生配信ライブで歌うのはほぼ初めてで、「LINE CUBE SHIBUYAデビューです」と語る和久井は、やや緊張の色をにじませながら「抱きしめたいのはあなただけ」「さよならを言わなかった」の2曲を柔らかなボーカルで丁寧に届けた。そして和久井と入れ違いにマイクの前に立ったのは、コーラスとしてツアーに帯同してきたココリコ田中。藤井のリクエストで1曲歌うことになったという田中だが、藤井の衣装チェンジと重なってしまい、「このタイミングで!?」とぼやきつつ、KANの「言えずのI LOVE YOU」を懸命に歌い上げた。そんな田中を袖から見届け、プロデューサー藤井は本編ラストに再登場。「アイリーン」「ヘッドフォン・ガール -翼が無くても-」をしっとりと歌唱してステージを降りた。
ファミリー集結で大団円
鳴りやまないアンコールの拍手に応えてステージに現れた藤井、RG、椿鬼奴からなるユニット・Like a record round! round! round!は、代表曲「kappo!」でオーディエンスの熱気を再燃させた。続けざまに和久井が「マイ・ロンリイ・グッバイ・クラブ」を、早見が「誘惑光線・クラッ!」を熱唱。後藤は「Cat-Walk Dancing」を歌いながら、奥田の激しいギターソロに触発されて「気持ちよさそうに弾いとんな! 俺もギター弾きたくなってきたぞ!」とフェンダーのストラトキャスターを持ち出してかき鳴らす。さらにギターを弾きながら客席を練り歩き、場内のテンションは最高潮に達した。出演者たちを1人ひとり見送ったのち、藤井は最後にダンサブルな「未来エキスプレス11」を歌い、田中と熱い抱擁を交わしてツアーを締めくくった。
なおこのライブの模様は10月3日から17日までU-NEXTにて見逃し配信が視聴できる。
セットリスト
「SLENDERIE RECORD ファミリーコンサート2026 MUSIC POWER」2026年9月23日 LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)
01. ナンダカンダ / 藤井隆
02. カサノバとエンジェル / 藤井隆
03. 夏色のナンシー / 早見優
04. 溶けるようにkiss me / 早見優
05. Kenpa Dance / 早見優
06. アクアマリンのままでいて / レイザーラモンRG
07. 運命のリビルド / 椿鬼奴
08. いただきます / レイザーラモンRG
09. Love's Moment / 椿鬼奴
10. スローなDanceは踊れない / 後藤輝基
11. 想い出にかわるまで / 後藤輝基
12. ウキウキ・ウェイクミー・アップ / レイザーラモンRG
13. You Give Love A Bad Name / 椿鬼奴
14. Take Me Higher / YOKOお姉さん
15. 自由になって / 後藤輝基&YOKOお姉さん
16. ハートのIgnition / 後藤輝基
17. 抱きしめたいのはあなただけ / 和久井映見
18. さよならを言わなかった / 和久井映見
19. 言えずのI LOVE YOU / 田中直樹
20. アイリーン / 藤井隆
21. ヘッドフォン・ガール -翼が無くても- / 藤井隆
<アンコール>
22. kappo! / Like a record round! round! round!
23. マイ・ロンリィ・グッバイ・クラブ / 和久井映見
24. 誘惑光線・クラッ! / 早見優
25. Cat-Walk Dancing / 後藤輝基
26. 未来エキスプレス11 / 藤井隆


