そらるとまふまふによるユニット・After the Rainのアリーナツアー「After the Rain 10th Anniversary Tour ~ 春夏秋冬 ~」の“秋”公演が、10月17日と18日に広島・広島サンプラザ ホールで開催された。
初の広島公演、秋めくステージで開幕
After the Rainの結成10周年を記念して行われているこのツアー。春の神奈川・ぴあアリーナMM、夏の兵庫・ワールド記念ホールに続き、今回は秋公演として実施された。本稿ではまふまふの35歳の誕生日に行われた10月18日公演の模様を紹介する。
紅葉や太鼓橋などがあしらわれた秋の雰囲気漂うステージに登場したそらるとまふまふは「ユメクイ」でライブを開始。ハロウィンソング「1・2・3 - 2023 ver. -」や、ギターボーカルスタイルの「負け犬ドライブ」などで会場を盛り上げた。After the Rainにとって初の広島公演であることに触れたそらるは「初めてライブに来てくれた人にも楽しんでもらえるように最後まで全力で歌っていきます」と意気込んだ。
触発し合うソロステージ、最新曲初パフォーマンスも
中盤ではソロステージが展開された。そらるは「先輩としてこの日に花を添えたい」とまふまふの誕生日に触れつつ、最新アルバム「春夏秋冬」から秋の楽曲である「ブローアウトセレモニー」を歌唱。まふまふは「せっかく1つ年齢を重ねたから、声が枯れるくらい、終わった後に動けなくなるくらいやろう」と意気込み、「最終宣告」を歌い上げた。続くソロメドレーセクションでは、そらるがセンチメンタルな要素を含んだボカロ曲を、まふまふが夏公演でのそらるのパフォーマンスに着想を得て、Neruの楽曲から5曲を歌唱。ステージにそろった2人は、最新アルバムよりミドルナンバー「流行り病」を初披露し、切なく穏やかな歌声で会場を包み込んだ。
35歳の抱負を問われたまふまふは、2022年にソロ活動を休止するまでの自身を振り返り、歌い手文化の発展に貢献するために自分なりに活動を展開してきたこと、それが自身にとって有意義だったことを述懐。「あの頃のような動きを欲してくれている人が仲間内にも視聴者さんにもいる」「ずっと足踏みをしてたけど、来年めっちゃがんばります! 楽しみにしててくれ!」とファンに伝えた。
「これからも2人のことをよろしく」まふまふは“生涯音楽家宣言”
ライブ終盤、2人は「ハローアフターダーク」「モア」「生に縋りつく」「四季折々に揺蕩いて」といったナンバーをエネルギッシュに披露。そらるが「まふまふはとても能力が高くて、俺に足りないところをすごく持っていて。ここまでいろいろ助けられてきました」「これからも2人のことをよろしくお願いします」と語ったのち、「桜花ニ月夜ト袖シグレ」で息の合ったボーカルを響かせた。そして「テレストリアル」でライブは締めくくられた。
アンコールでは、まふまふへのバースデーケーキがステージに登場。客席からも盛大な祝福を受けたまふまふは「活動を始めて15年くらいだから、ここからもう15年は活動していくくらい元気にやっていきたい」「自分は死ぬまで音楽とともに在ります。今後ともよろしくお願いします」と宣言した。最後に2人は音楽への決意を歌う「アイムユアヒーロー」を披露し、盛況の中で秋公演の幕を下ろした。
本ツアーのファイナルとなる冬公演は2027年2月6、7日に、そらるの出身地である宮城県のゼビオアリーナ仙台で行われる。
セットリスト
「After the Rain 10th Anniversary Tour ~ 春夏秋冬 ~」2026年10月18日 広島サンプラザ ホール
01. ユメクイ
02. 1・2・3 - 2023 ver. -
03. 負け犬ドライブ
04. アンチクロックワイズ
05. レッドスプライト
06. ブローアウトセレモニー
07. 最終宣告
08. そらるメドレー(バレリーコ / 独りんぼエンヴィー / 腐れ外道とチョコレゐト / 命ばっかり / crack)
09. まふまふメドレー(東京テディベア - 2026 Arrange ver. - / 脱獄 - Arrange ver. - / 脱法ロック / 延命治療 / かなしみのなみにおぼれる)
10. 流行り病
11. この指とまれ
12. レム
13. ハローアフターダーク
14. モア
15. 生に縋りつく
16. 四季折々に揺蕩いて
17. 桜花ニ月夜ト袖シグレ
18. テレストリアル
<アンコール>
19. セカイシックに少年少女
20. アイムユアヒーロー
公演情報
「After the Rain 10th Anniversary Tour ~ 春夏秋冬 ~」(※終了分は割愛)
2027年2月6日(土)宮城県 ゼビオアリーナ仙台
2027年2月7日(日)宮城県 ゼビオアリーナ仙台
撮影:加藤千絵[CAPS]、後藤勝太[is]


