これまで楽曲を配信してこなかったNikoんが、本日10月28日に「TL;DL / pm」「TL;DL / fR」というタイトルの2トラックを配信した。
「TL;DL」は「Too Long;Didn't Listen.」の略。「サブスク再生でもっと知りたいをつくる。TL;DLから原曲へ、原曲からアルバムCDへ、そしてライブへ」というコンセプトのもと、1stアルバム「public melodies」と2ndアルバム「fragile Report」に収録された楽曲を圧縮したものだ。アルバムが最初から最後まで聴かれなくなっている中、「丸ごと聴かない前提で、それ用につくった」とのことで、各アルバムの中からリフ、ビート、フック、メロディ、パワーワードなど、“核”だけを抜き出して再構築した、メドレーともマッシュアップとも異なるトレーラーのような音源となっている。
なおNikoんはタワーレコードとのコラボキャンペーン「COMPACT DISC IS NOT DEAD」を実施中。12月26日までの期間中、全国のタワーレコードおよびタワーレコード オンラインで1stアルバム、または2ndアルバムを購入すると、12月に全国8都市で開催される自身初のワンマンツアーの各公演に無料で入場することができる。
「TL;DL」コンセプト
TL;DL = Too Long;Didn't Listen.
コスパ、タイパ、効率、最短距離、ファストな消費。
忙しい。やることが多い。情報が多すぎる。
そんな毎日、音楽を主たる娯楽においている人がどれだけいるのだろう。
アルバムが最初から最後まで聴かれない。
1曲をフル尺で聴くことすら、もしかしたら少なくなっている。
だったら、最初から「聴かれ方」そのものをデザインしてしまえ。
丸ごと聴かない前提で、それ用につくった。
アルバムの中から、リフ、ビート、フック、名メロ、パワーワード。
「核」だけを抜き出して、切る/壊す/繋ぐ/重ねる。
ダイジェストではない、圧縮。最大目的は「入口をつくること」。
「このフレーズ、なんだ?」「このビート、どの曲?」「この曲、ちゃんと聴いてみたい。」
サブスク再生で「もっと知りたい」をつくる。メドレーともマッシュアップとも違う。
いわば、トレーラーであり、インデックスであり、ショートカット。
ライナーノーツ
石井恵梨子
Nikoん、いよいよサブスク解禁!……と言えるのか。確かにこれはNikoん楽曲だ。オオスカ(Vo&Gt)の作曲・歌唱曲を中心とするモノクロの1st「public melodies」と、マナミオーガキ(Vo&Ba)の歌心を前面に出したカラフルな2nd「fragile Report」。カラーの違いがバンド最大の魅力だと知らしめた2作品が、それぞれまとめられている。ただ1曲の新曲として。
よけいわからなくなる。寂しげな歌声と歪みきったリフはどう関係しているのか。光が差し込んだと思ったら急に豪雨になっている乱高下ぶりをどう聴けばいいのか。ともに全9曲の音源は容赦なくぶった斬られコラージュされ、原曲とはずいぶん表情の違う何かに生まれ変わっている。サビをチラ見せするトレーラーというほど親切でもない。曲順も無視したミックスの仕方は「Nikoんって……何?」と謎を深めるばかり。このロックバンドの信条は「アルバムでしかわからない作品性がある」「ライブでしか伝わらない熱量がある」というもの。彼らが時代に問う。これ、アルバムをまるごと聴かない人のために作りました。気になります? あとは現場まで来てください。
ソノダマン
どんな活動においても「誰もこんなこと他にやってないだろう」と思うようなことばかりをやってきたNikoんがついにサブスクを解禁するという情報が届いた。頑ななまでに解禁してこなかったあのNikoんがサブスク!?と思ったら、やっぱりそれは単にこれまでにリリースした曲を配信するのではなくて、「public melodies」の収録曲たちのフレーズの断片を繋ぎ合わせるようにして解体、再構築した、ある意味ではリミックスアルバムと言っていいものだ。あるいはベストフレーズアルバムというような。そうしてアルバム全体を1曲9分ほどに凝縮しているが、無理矢理切り貼りしたみたいな感覚は全くない。これで新たな1曲だと言っていい、ちゃんとした作品になっている。だから「public melodies」が流れてきた時に大サビに辿り着いたようなカタルシスを感じて涙が出てきた…かと思ったらすぐに「step by step」の凶器みたいなギターの音が流れてきてもう笑ってしまった。やっぱりNikoんはその活動全てが面白い。自分の予想し得ないことしかしないから。この作品がサブスクの在り方やNikoんの状況を変える一撃になってほしい。
Nikoん meets TOWER RECORDS「COMPACT DISC IS NOT DEAD」ツアー
2026年12月1日(火)東京都 タワーレコード渋谷店B1F CUTUP STUDIO
2026年12月2日(水)大阪府 梅田Zeela
2026年12月3日(木)愛知県 HUCK FINN
2026年12月8日(火)岡山県 CRAZYMAMA 2nd Room
2026年12月9日(水)石川県 vanvanV4
2026年12月14日(月)北海道 KLUB COUNTER ACTION
2026年12月17日(木)福岡県 public space 四次元
2026年12月27日(日)宮城県 enn 3rd


