細野晴臣が、12月19日に公開されるタル・ベーラ監督の映画「倫敦から来た男」デジタル版に推薦コメントを寄せた。
「倫敦から来た男」は、「メグレ警視」シリーズで知られる作家ジョルジュ・シムノンの小説を原作に、タル・ベーラが2007年に手がけた作品。タル・ベーラの監督作として初めて、カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品された。日本では2009年の劇場公開以来、長らく観ることができなかったが、今回初めてデジタル版でリバイバル上映される。
本日11月6日には、2009年の劇場初公開時の予告編を復刻した映像がYouTubeで公開された。予告編は細野のコメント「光と影だけの世界に繰り広げられる夢とも言えない因果なるレアリスモ。金縛りにあったら身を任せよう。これでも始まりと終わりがあるのだ」で始まり、夜の闇の中で港に停泊する船と、その横を通る鉄道をワンショットで描き出す。続いて、鉄道員のマロワンが偶然目撃した“倫敦から来た男”ブラウンによる殺人の現場や、大金の入ったトランク、マロワンの妻を演じるティルダ・スウィントンらの姿が短いカットで次々と映し出される。
「倫敦から来た男」デジタル版は、今年1月6日に70歳で亡くなったタル・ベーラの没後1年に合わせた特集上映「タル・ベーラ 凝視せよ、抵抗せよ」の1作として、東京・シアター・イメージフォーラムほかで公開される。同特集では「ファミリー・ネスト」「アウトサイダー」「ダムネーション / 天罰」「サタンタンゴ」「ヴェルクマイスター・ハーモニー」の4Kデジタル・レストア版も上映され、タル・ベーラの長編計6作が鑑賞できる。
細野晴臣 コメント
光と影だけの世界に繰り広げられる夢とも言えない因果なるレアリスモ。
金縛りにあったら身を任せよう。これでも始まりと終わりがあるのだ。
特集上映「タル・ベーラ 凝視せよ、抵抗せよ」
2026年12月19日(土)~ 東京都 シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
<上映作品>
「倫敦から来た男」デジタル版
「ファミリー・ネスト」4Kデジタル・レストア版
「アウトサイダー」4Kデジタル・レストア版
「ダムネーション / 天罰」4Kデジタル・レストア版
「サタンタンゴ」4Kデジタル・レストア版
「ヴェルクマイスター・ハーモニー」4Kデジタル・レストア版


