秦基博とあいみょんが、小松菜奈と門脇麦が出演する映画「さよならくちびる」の劇中曲を書き下ろした。
「さよならくちびる」はインディーズで活躍する女性ギターデュオ・ハルレオとその付き人・シマの関係を描く作品。レオを小松、ハルを門脇、そしてシマを成田凌が演じる。
このたび秦は本作と同名の主題歌「さよならくちびる」、あいみょんは挿入歌「誰にだって訳がある」「たちまち嵐」を制作し、劇中では小松と門脇がこれらの楽曲をギターで演奏し歌っている。2人の歌声を聴いた秦は「飾らない真っ直ぐな歌声によって『さよならくちびる』という曲は完成するのだと改めて感じました」とコメント。あいみょんは「たちまち嵐」について「楽観的だけど、芯のある楽曲をイメージしました」、「誰にだって訳がある」に関して「沢山の感情を背負って心臓を走らせ生きているハルとレオに、少し訳ありの歌を作りたいと思いました」と語っている。なお映画「さよならくちびる」は5月に全国公開される。
秦基博 コメント
最初に頂いた脚本にあった「さよならくちびる」という塩田監督の言葉を元に、
小松菜奈さん、門脇麦さんの演じるハルレオの声、この映画の世界をイメージしながら曲を書きました。
今回、お二人とレコーディングさせて頂きましたが、
お二人の、飾らない真っ直ぐな歌声によって「さよならくちびる」という曲は完成するのだと改めて感じ
ました。
多くの方に、楽しんで頂ければ幸いです。
あいみょん コメント
「さよならくちびる」の脚本は、内容が身体に馴染むのが早かった気がします。
ライブハウスのあの酸素の薄い粉っぽさや薄暗さを思い出しました。
それと、自分なりに登場人物の心情を探るのも楽しかったです。
すぐに楽曲制作に取り掛かりました。
「たちまち嵐」
楽観的だけど、芯のある楽曲をイメージしました。
ぶつかりがちなハルとレオだけど、ふたりの出会いや今までの思い出が、気づかないところで互いを支え
ているんだなぁと感じましたし、旅人ハルにはレオという相棒が必然だった気がします。
「誰にだって訳がある」
皆それぞれ、理由があって今その場に立っていて、好きな物にも嫌いな物にもきっと理由がある。傷つく
こと、泣きたくなることや嬉しくなることにも。
沢山の感情を背負って心臓を走らせ生きているハルとレオに、少し訳ありの歌を作りたいと思いました。
瀬戸麻理子(企画・プロデュース) コメント
秦さん、あいみょんさんという素晴らしいアーティストにオファーが実現したことだけでも、この上ない喜びを感じておりましたが、出来上がった楽曲を聴いたとき、心が震えました。
楽曲たちはハルレオの物語そのものでした。このメロディ、歌詞により物語は新たな息吹を与えられ、劇中のハル・レオ、そしてシマの3人がよりいっそう生き生きと動き出したのを感じました。
そしてまた、塩田監督の繊細な演出によって、楽曲が3人の揺れ動く心に重なり合い、音楽と物語がひとつに結びついたのです。
お二人の楽曲なしにはこの映画は成立しません。この奇跡のような映画と音楽のタッグを、ぜひ劇場でご覧頂ければと思います。