Corneliusを特集した書籍「続コーネリアスのすべて」が7月31日に発売される。
本書は2017年6月に発売した書籍「コーネリアスのすべて」の続編で、特集の前半には写真家の濱田普が撮り下ろしたフォトストーリーや、本人のロングインタビューを掲載。ロングインタビューは、本書の発売日と同日にリマスター作品がリリースされるCornelius のアルバム「The First Question Award」「Point」にフォーカスした内容で構成される。
さらに特集のコンテンツとして、細野晴臣、砂原良徳との対談やCorneliusのライブメンバーである堀江博久(Neil and Iraiza)、大野由美子(Buffalo Daughter)、あらきゆうこ(MI-GU)らのインタビューを収録。そのほか、草なぎ洋平、野田努、イアン・F・マーティンらによるCorneliusをテーマにしたコラムが収められている。
「別冊ele-king『続コーネリアスのすべて』」収録内容
PHOTO STORY写真:濱田晋
LONG INTERVIEW CHAPTER1ファースト・アルバムにしていまのところ唯一のポップ・アルバム
まずは「The First Question Award」について
いかにして音は削ぎ落され、独自のサウンドが構築されたか
そして「Point」について
・細野晴臣×小山田圭吾「エッセンスとデザイン、日本と海外、水平と垂直 ふたりの類似点と相違点」
・砂原良徳×小山田圭吾「いちど全部捨てたところから『LOVEBEAT』も『Point』も生まれた」
・堀江博久「1990年代前半は数ヶ月ごとになにかが動いていた」
・大野由美子「コーネリアスはクセナキスに近い!?」
・あらきゆうこ「コーネリアスというホーム」
・辻川幸一郎「認識としての映像」杉原環樹
・大西景太「映像による『聞こえ』の手ざわり」
・中村勇吾「デジタルの宿命を超える表現」
・大久保祐子「25年目の『The First Question Award』を聴きながら」
・草なぎ洋平「僕の90年代」
・野田努「コーネリアス私論、および『Point』について」
・イアン・F・マーティン「ポストモダンを背に~『Point』におけるポイント、視点、論点、そして音の点をめぐる考察」
・松村正人「音のひとのことば」
・畠中実「もうひとつのディメンション~コーネリアスにおけるヴィジュアル・ミュージックとしての映像表現」
※草なぎ洋平のなぎは弓へんに前の旧字体、その下に刀が正式表記。
・「『The First Question Award』コレクション」ばるぼら / siloppi
・資料「英米音楽メディアはコーネリアスと『Point』をどのように受け止めたのか?」