Sano ibukiが1月24日公開の映画「his」の主題歌を担当する。
今泉力哉が監督を務める「his」は、男性2人の恋愛模様を描いた作品。主役の井川迅を宮沢氷魚、相手役の日比野渚を藤原季節が演じる。Sanoは今泉監督の依頼を受け、映画のために主題歌「マリアロード」を書き下ろした。Sanoは楽曲について「主人公達含め、登場人物それぞれが普通という表層的な言葉の中で、本物を探す姿を音楽で表現するために模索していった末に完成した楽曲です」とコメント。「マリアロード」はSanoが11月にリリースしたデビューアルバム「STORY TELLER」に収録されている。
YouTubeでは「マリアロード」を使用した映画の予告編を公開中。
Sano ibuki コメント
今回「his」の主題歌を担当させて頂きました。
“マリアロード”という曲です。
主人公達含め、登場人物それぞれが普通という表層的な言葉の中で、本物を探す姿を音楽で表現するために模索していった末に完成した楽曲です。
今泉監督が作る世界は他人事ではないのに、近すぎない。
そんな距離感に僭越ながら近しいものを感じたこともあり、この素晴らしい作品の一部になれたことを素直に嬉しく、誇りに思います。
今泉力哉監督 コメント
主題歌をつくってもらうにあたり、Sanoさんとお話しする時間をいただいた。
どんな曲にするかという話より、世の中と自分たちの音楽や映画との距離の話や、主張があるとしてもそれを強い言葉やわかりやすい言葉で届けないことの温度などについてたくさん話した。
安易な言葉での表現をお互いに苦手としていることなどを話した。
言葉って今は「刺さる」とかで修飾されるけど、「届ける」とか「寄り添う」とかそういう方がいいとか。
そしてつくっていただいた楽曲「マリアロード」は、さまざまな視点と色を持った暖かくも孤独を纏った曲でとても美しかった。
これからもSanoさんの曲を聞いていきたいと思う。
宮沢氷魚 コメント
初めて聴いた時、とても感動したのを覚えています。優しいメロディ。そして、それに乗った暖かい歌詞。
「his」のストーリーに寄り添うような内容にグッと来ました。迅と渚が共に想い合う絵が浮かんできます。