2020年の幕開けに合わせて音楽ナタリーでは、さまざまなアーティストに「2019年にもっとも愛聴した3曲」を聞くアンケート企画を実施。回答者のジャンルごとに分けた全8本の記事を毎日更新していく。今回は男性グループ編として、歌広場淳(ゴールデンボンバー)、工藤大輝(Da-iCE)、末吉9太郎(CUBERS)、橘柊生(DISH//)、田村侑久(BOYS AND MEN)、古川毅(SUPER★DRAGON)が選んだ2019年の3曲を紹介する。
歌広場淳(ゴールデンボンバー)
PRODUCE X 101「X1-MA(ジマ)」
ビバラッシュ「もろたでニッポン!」
ゴスペラーズ「告白」(「G25 -Beautiful Harmony-」収録)
「X1-MA(ジマ)」は韓国のオーディション番組のテーマソング。何かと噂のあった番組だけど楽曲の良さと少年たちの輝きにはそんなの一切関係ない。単純に超いい曲です(※この部分は急遽書き足しているのですが、先日解散が決まりました……色々あった……色々あったグループなんです。でも、だからこそこの曲を聴いていただきたいです!)。かーらーのービバラッシュさんの楽曲にも理屈はファラウェイ。カップリングの「タピってチマチョゴリ」も併せて聴くべし、アガるべし。「告白」は当時「永遠(とわ)に」と「ひとり」というキラータイトルに隠された名曲(今回のアルバムの曲順がリリース順なのもあり見返すと感慨深い……)で、ずっと好きだったのを改めて聞き返したらやっぱり良かった。あと僕たちがゴスペラーズさんのCMに出演させていただいた時に、エアーアカペラで「告白」の歌い出しを口ずさんでいたらスタッフさんに「違う曲ですよ」と普通に注意されました。
プロフィール
千葉県出身。ベース担当として2007年にゴールデンボンバーに加入。バンド内ではライブでの振り付けや煽りを主に担当している。文芸やミュージカル、イケメンへの造詣が深く、フジテレビ「めざましテレビ」では「歌広場淳のイケメン手帳」というコーナーを担当。その愛にあふれるコメントで多くの注目を集めている。ゴールデンボンバーは2019年12月にアルバム「もう紅白に出してくれない」をリリース。2020年3月にツアー「ゴールデンボンバー全国ツアー2020」をスタートさせる。
歌広場 淳(@junjunmjgirly)- Twitter
ゴールデンボンバー
工藤大輝(Da-iCE)
フィロソフィーのダンス「シスター」
TEAM SHACHI「Rocket Queen feat. MCU」
欅坂46「黒い羊」
今回はアイドル縛りで選ばせていただきました。フィロのスの安定感は2019年も変わらず、と言うより更に魅力が増してきている気がします。ファンクチューンが多い中でもこの曲はAOR要素が強くとても好きで聴いています。
「Rocket Queen feat. MCU」はMVや吹奏楽コラボの映像など、企画がとても面白くロックマン世代としては垂涎ものの作品です。作家陣もポルノグラフィティチームで盤石。リアルにゲームのBGMのような、聴いていて飽きのない楽曲構成がツボですね。
欅坂さんは攻めている曲が多くてよく聴いていますが、その中でもやはりこれは異質です。ナスカさんが作る曲が個人的に好きだというのはありますが、それを更新した楽曲です。MVも何百回も観ましたね。
プロフィール
Da-iCEのパフォーマーでリーダー。1987年6月28日生まれ、北海道出身。グループでは作詞作曲も手がけ、他アーティストへの楽曲提供も行っている。音楽やファッションに対して高感度で、これまでに2冊刊行したソロ写真集はセルフスタイリングで撮影が行われた。また、アニメやアイドルにも造詣が深い。2018年4月よりTBSラジオ「TALK ABOUT」のパーソナリティを担当している。Da-iCEは今春に5枚目のオリジナルアルバム「FACE」をリリースする。
工藤大輝 Taiki Kudo(@Da_iCE_TAIKI)- Twitter
Da-iCE
末吉9太郎(CUBERS)
モーニング娘。'19「人生Blues」
Juice=Juice「『ひとりで生きられそう』って それってねえ、褒めているの?」
CUBERS「メジャーボーイ」
・モーニング娘。'19「人生Blues」つんく♂さん曲ー!! しんどい時に聴いて欲しい! 頑張れるから! 僕もそうしてました! 特に「諦めたら 只の人」という歌詞がもう僕を奮い立たせてくれて2019年このフレーズで頑張れたようなものです。つんく♂さん最高! モーニング娘。'19最高! まーちゃん大好き!
・Juice=Juice「『ひとりで生きられそう』って それってねえ、褒めているの?」前年の「禁断少女」に続いて名曲きたー!と大興奮しました。どのフレーズももちろんかっこいいけど、歌い出しの宮本佳林ちゃんさん、そして落ちサビの段原瑠々さんの歌は震えます。MVのメンバーの表情も最高です。僕も自分のライブ前に楽屋でメンバーになりきって歌って踊ってました。
・CUBERS「メジャーボーイ」僕達の曲ながらめちゃめちゃ聴いた曲。やっぱりつんく♂さんの楽曲大好きだなぁと改めて思わされました。ライブ会場で歌うとその場の空気が変わるんですよ。ほんとに。すごい力を持った楽曲です。もっともっと沢山の人に聴いてもらいたいです。僕は一生この曲と共に生きて行くんだろうなぁ。
プロフィール
CUBERSのメンバー。1993年7月28日生まれ、千葉県出身。“アイドルオタクアイドル”を自称している。自身がよしえというキャラクターに扮してTwitterやTikTokに投稿した“アイドルオタクあるある動画”が人気を博し、各方面で話題に。2019年11月にはよしえのLINEスタンプも配信された。CUBERSは3月にメジャー3rdシングル「WOW」をリリース。5月には東京国際フォーラム ホールCでワンマンライブを行う。
末吉9太郎(CUBERS)(@9taro_cubers)- Twitter
CUBERS
橘柊生(DISH//)
踊Foot Works「GOKOH feat. オカモトレイジ」
The Chemical Brothers「Bango」
HIYADAM「Brain」
2019年は自分の中で“音楽”に触れる時間が今までの人生で1番長い1年でした。
DJとして、いろんな現場に足を運んで音楽の楽しさだったり先輩たちと会話したりと、とても刺激的で自分の中で勝手に人生のハイライトのような年だなと感じました。
これからまだまだ初体験を沢山の事でする訳ですが、この1年の出来事がきっかけで触れる事なのかなと思ったりしてます。
本当に数え切れないほどの音楽を聴きました。
2019年に聴いた中での3曲?!?!となったんですが、刺激を受けた方の曲をチョイスしてみました。
是非気にいって頂けるといいなぁと思います。
プロフィール
DISH//のDJ、キーボード担当。1995年10月15日生まれ、北海道出身。DJ To-i名義でソロでのDJ活動も行っている。特技はゲームで、自身のゲーム実況チャンネル「柊生ch.」を更新中。またトーク力に定評があり、NACK5「Nutty Radio Show THE魂(ザ・ソウル)」ではレギュラーパーソナリティを務めている。2020年1月に自身2作目のミックスCD「TOY BOX II-All Night Mix-」をリリースした。DISH//は2月にミニアルバム「CIRCLE」を発表する。
橘 柊生(@to_i1015)- Instagram
DISH//
田村侑久(BOYS AND MEN)
LiSA「ハウル」
LiSA「紅蓮華」
LiSA「unlasting」
2019年はLiSAさんの曲ばかり聴いてました!!
特に「紅蓮華」に関しては紅白でも歌っていたので、LiSAッ子(LiSAファンの呼称)の僕は最高にテンション上がりましたし、これでLiSAさんの魅力がもっといろんな方に届いたらいいなと思います!!
LiSAさんはどの曲も心に刺さるし、前向きになれたり元気をもらえるのですごくおすすめです!
プロフィール
学ランの裏地に「ボイメンで検索!」の文字を刻む、BOYS AND MENの広報担当。10月17日生まれ、愛知県出身。特技はチラシ配りと、風船を鼻でふくらませること。役者としても活動し、2018年公開の映画「キスできる餃子」では主演の足立梨花の相手役を演じた。BOYS AND MENは2019年12月に、映画「新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X」の主題歌を表題曲とするシングル「ガッタンゴットンGO!」をリリースした。
田村侑久 (ボイメン)(@BOYMEN_tamura)- Twitter
BOYS AND MEN
古川毅(SUPER★DRAGON)
OKAMOTO'S「Higher」
赤西仁「Love Yourself」
lyrical school「大人になっても」
・OKAMOTO'S「Higher」1年間ひたすらヘビロテしたOKAMOTO'Sさんのアルバム「BOY」。
収録されている曲の中でも異色な存在感を放っている「Higher」は、その中でも特にお気に入りの楽曲です。
初めて聴いた時からその格好良さに、こんな曲待ってました!!と純粋にはしゃぎました。
いわゆる音サビになっているというポイントは挑戦的なはずなのに、違和感なく“ど真ん中だ”と感じさせられます。
各メンバーが色々な方向にアンテナを張って活躍している、唯一無二のバンドだからこそ体現出来る、ROCKの新たな側面が見られる1曲だと思います。
2019年にリリースされた赤西仁さんのアルバム「THANK YOU」のラストを飾る1曲です。
ピアノソロから始まる幻想的なトラックの上に、何処かいつもとアプローチの違うエモーショナルなボーカル。
切なさや儚さと、アルバムを締めくくるナンバーとしての壮大さに、ガッチリ心を掴まれました。
赤西仁さんの音楽のいちファンとして、新曲をリリースする度に欠かさずチェックしていますが、この曲は個人的に今の赤西さんの表現の1つの新境地だと強く感じました。
大人になっても忘れたくない童心。
自分って何?と思い悩んだ時、ふと思い出した小さい頃の記憶が自分の本質的な部分だったり。
僕自身が“大人”として最初の節目でもある成人の一歩手前だったからこそ、尚更多くを感じさせられた楽曲です。
沢山のメッセージが詰まったリリスクさんのラップが、タイプライターさん手掛けるメロウなトラックに乗り、チルな仕上がりになっていてとにかくエモい!
作詞を手掛けたのはラッパーのJinmenusagiさん。
スパドラメンバーのジャン(海渡)の影響で彼の楽曲を聴く事もあったのですが、僕の勝手なイメージで、こういう路線の歌詞を書く事が意外で、そして素敵で、その振り幅に驚きました。
そんな事実含めて、改めてエモい……!
個人的にrisanoさんのラップ、推しです。
プロフィール
SUPER★DRAGONのメンバー。2000年2月27日生まれ、東京都出身。グループの中では主にボーカルを担当し、ハスキーかつ憂いのある歌声でスパドラの音楽性の一翼を担う。高身長を生かしたハイセンスなファッションも注目を集め、Instagramアカウントでは自身のスタイルを発信している。また俳優としても活動し、資生堂「シーブリーズ」のテレビCMや日本テレビ系ドラマ「3年A組 -今から皆さんは、人質です-」に出演。2020年2月には映画「犬鳴村」の公開を控えている。SUPER★DRAGONは3月より全国ツアー「九龍領域:クーロンズテリトリー」を開催する。
古川毅(@tsuyoshifurukawa_227) - Instagram
SUPER★DRAGON
構成 / 三橋あずみ