なかの綾が6月10日に7inchアナログ5枚組のボックスセット「10th Anniversary BLACK BOX」をリリースする。
「10th Anniversary BLACK BOX」はタイトルの通り、なかのの活動10周年を記念して発売されるもの。10年分の音源の中から7inchアナログ化されていない選りすぐりの10曲が収められる。収録曲のセレクトには、なかの自身のほかに、須永辰緒、クボタタケシ、コモエスタ八重樫、吉沢dynamite.jpが携わっている。
ボックスのパッケージデザインはサリー久保田によるもので、オリジナルラバーコースターと渡辺祐監修の特製リーフレットが同梱される。
なかの綾「10th Anniversary BLACK BOX」収録曲
須永辰緒 セレクト
SIDE A
01. さよならイエスタデイ
SIDE B
01. 愛人(Single version)
クボタタケシ セレクト
SIDE A
01. 経験
SIDE B
01. ウナ・セラ・ディ東京
コモエスタ八重樫 セレクト
SIDE A
01. 涙の太陽(Crying in a Storm)
SIDE B
01. ボーイ・アンド・ガール
吉沢dynamite.jp セレクト
SIDE A
01. ウイスキーが、お好きでしょ
SIDE B
01. 別れても好きな人 Duet with 横山剣
なかの綾 セレクト
SIDE A
01. あたしはあんたのクスリじゃない
SIDE B
01. ワン・レイニー・ナイト・イン・トーキョー
須永辰緒 コメント
ライブのアンコールで遭遇する<さよならイエスタディ>は待望していました。
こんな機会をありがとうございます〇
そして深夜のラウンジでは<愛人>が跋扈するでしょう。
僕のフロアではこれ以上ないカップリングだと思ってます。
※〇はスマイルマーク
クボタタケシ コメント
コメントは出来れば読まないで音だけを楽しんでください。
7インチ化された以外でplayしてたのがこの2曲でした。が、選盤理由です。
コモエスタ八重樫 コメント
A面「涙の太陽」~エレキな綾さん、イカシます。和製ポップス(という言葉がかつてあった)第一弾として知られる名曲、エミージャクソン、安西マリア、渚ようこに歌い継がれた名曲。B面「ボーイ アンド ガール」~ソウルな綾さんもね! これぞ、B面の中のB面、和田アキ子さんのジャパニーズ レア グルーブの傑作。この時代にこのカップリングで7インチをリリースできるなんて! 綾さんありがとう!
吉沢dynamite.jp コメント
A面:「ウイスキーが、お好きでしょ」
お馴染みの某CM曲のカバーですが、オリジナルの良さを最大限に引き出したレゲエ・アレンジにまず“ドキュン”とやられ、そして何より場末の酒場感ある哀愁を帯びた歌声に“ズッポシ”やられました。まるで「私の曲よ!」と言わんばかりの適材適所なセレクト。これでアルバムの中で一番好きだった曲が7インチで“ガッツリ”回せるのだ! 万歳!!
B面:「別れても好きな人」
スティーヴィー・ワンダー好きのハートを擽るピアノで始まり、オスカー・ブラウンJr.のあの曲風なブラスも垣間見える確信犯的なイントロ。オヤジ世代のカラオケ定番曲がお洒落にアップデートされた名曲であります! ここで余談ですが、渋谷の某DJ居酒屋にてこの曲を綾嬢とデュエットした思い出深い曲でもありまして、そんな贔屓目もありのセレクトでもあります(笑)
なかの綾 コメント
錚々たる選曲家の皆さまと並べて頂き失礼します。
“私からの一枚”は、A面「あたしはあんたのクスリじゃない」。歌詞の世界観が大好きなaCKyさん(O.L.H.)にお願いして書いてもらった今作。期待を裏切らない衝撃的な歌詞に普段、可憐でピースフルなたをやめオルケスタがありったけの毒気を盛ってくれました。「立ち上がれオンナ!」と呼びかけるような、迫力と勢いに不思議とアドレナリンがドバッと放出される一曲です。
そして、ちょっとスリリングな雰囲気を纏ったベースラインから繰り広げられるB面「ワンレイニーナイトイントーキョー」。それぞれの楽器の演奏がふんだんに盛り込まれたソロも大好きなパートです。聳え立つ高層ビル群や、コンクリートのザラつきを感じられるアレンジに仕上がっています。
両曲とも、7inchの音質で是非さらに深いところに込められた機微を味わって欲しくて、こちらを選曲しました。なんだか心がザワザワしている日に是非。