2021年春にNetflixで配信される「彼女」に、ゲスの極み乙女。のほな・いこか(Dr)こと、さとうほなみが出演する。
この映画は中村珍のマンガ「羣青」を原作に、夫から壮絶なDVを受けている篠田七恵と、篠田の夫を殺害した同性愛者の永澤レイの逃避行を描いたロードムービー。「ヴァイブレータ」や「軽蔑」で知られる廣木隆一がメガホンを取り、永澤レイを水原希子が、篠田七恵をさとうが演じる。さとうは撮影を振り返って「“殺させた女”であるわたしは、常に『自分は天涯孤独だ』と思いながら撮影しておりました。温かい現場でありながらそのような気持ちで居続けられたのは良いチーム、良い作品だからこそ成し得たことです。是非お楽しみに、お待ちいただければと思います」と語っている。また本作のテーマ曲は細野晴臣が手がける。
廣木隆一監督 コメント
原作の持つエネルギーの強さに引きずられ、女と女の映画を初めて監督させてもらいました。その中で性別を超えたものや超えられないものが見えて来ました。それで何をテーマにすべきかは一つだと。そして見えてきたものにすがりつき、ここまでプロデューサーとシナリオライターとスタッフ達とキャスト達と旅をしてきました。その旅を観客の皆さんと共有できれば最高だと思います。
水原希子 コメント
夢にまで見た初めて愛した彼女と一緒に過ごした悪夢のような時間。
彼女が知らない“愛”を証明する為に自分を犠牲にし、ボロボロになりながら奮闘する日々は、とても苦しく、今振り返っても胸が締めつけられます。
七恵役のさとうほなみさんが居なかったらきっと乗り越えられなかったと思うほど、全てを曝け出して限界まで演じました。
この役を演じて、愛するという事、生きていく上で大切な事がよりシンプルな物になった感覚があります。
さとうほなみ コメント
"殺した女と殺させた女"
何とも恐ろしい言葉ではありますが…
ずっと相容れず、どちらかが歩み寄ろうとするとどちらかが出て行ってしまう。
でも離れられないこのふたり。
何故か可愛く思えてしまう、そんなお話です。
"殺させた女"であるわたしは、常に「自分は天涯孤独だ」と思いながら撮影しておりました。温かい現場でありながらそのような気持ちで居続けられたのは良いチーム、良い作品だからこそ成し得たことです。
出演者、スタッフの皆さま、原作者の中村珍さん、そして廣木監督、水原希子さんに感謝。
是非お楽しみに、お待ちいただければと思います。