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GENERATIONSがオーケストラとの共演で楽曲の新たな魅力提示した配信ライブ、数原龍友の誕生日も祝福

4年近く前2020年12月27日 19:07

GENERATIONS from EXILE TRIBEが昨日12月27日にオンラインライブ「GENERATIONS LIVE×ONLINE 2020 BALLAD BEST ~ORCHESTRA LIVE~」を開催した。

LDHとABEMAのタッグで12月22日から29日にかけて行われている配信ライブ「LIVE×ONLINE BEYOND THE BORDER」。5公演目に登場したGENERATIONSは「BALLAD BEST」と題して、バラード曲を中心に選曲したセットリストを用意しライブに臨んだ。またライブ全編通してボーカルユニット・DEEP SQUADとオーケストラが参加。この日限りのスペシャルアレンジで、GENERATIONSの楽曲の新たな魅力を視聴者に提示した。

白い燕尾服風のジャケットをまとった7人は円陣を組み、リーダー・白濱亜嵐の「GENERATIONSの音楽をたくさんの人に届けましょう!」という声で気合いを入れる。片寄涼太がグランドピアノの椅子に腰掛けると7人は、巨大なパイプオルガンをバックにDEEPのカバー「空」でライブをスタートさせた。白いジャケットからブラックのジャケットに早着替えを済ませ、続いて披露されたのは「ヒラヒラ」。「BALLAD BEST」と銘打ったライブの2曲目が軽快なロックチューンという意表を突くセットリストで、この日のステージが一筋縄では行かないことをアピールし、ストリングスサウンドを取り入れたスペシャルアレンジの楽曲を余裕の表情でパフォーマンスしてみせた。

これまで女性とのペアダンスで魅せてきた「One in a Million -奇跡の夜に-」は、ボーカル2人がステージの両サイドに立って歌い、パフォーマー5人がセンターで楽曲が持つ世界観をダンスと表情で表現するというスタイルで届けられた。7人は人気曲「Always with you」をさわやかにパフォーマンスしたあと、DEEP SQUADメンバーのコーラスからEXILE「Lovers Again」のカバーを披露。さらに失恋ソングは続き、GENERATIONSは夜景の映像をバックにバラード「涙」を歌った。

花が咲き乱れるステージに移動した7人は片寄が弾くピアノのイントロからORANGE RANGE「花」をカバー。人気曲「Love You More」では笑顔でパフォーマンスする7人が1人ずつカメラで抜かれ、このライブを心底楽しんでいる様子が視聴者に届けられた。「Love You More」のラストを歌った数原龍友が、一呼吸おいて歌い始めたのは「Star Traveling」。ボーカル2人はロマンチックな歌詞を噛みしめるように歌い、パフォーマーはしなやかなダンスと切ない表情で魅せた。白濱がPCに楽曲タイトルをタイピングし始まった「Lonely」では、ジャケットを脱ぎシャツスタイルになった7人がスタイリッシュなトラックに乗せて情熱的なダンスと歌を披露。バイオリニストの演奏に合わせて中務裕太がコンテンポラリーなダンスを舞ったあと、7人は「Stupid ~真っ赤なブレスレット~」「My Only Love」と懐かしい楽曲をパフォーマンスした。

GENERATIONSに代わり、ステージに立ったDEEP SQUADはクリスマスイブに最終回を迎えたドラマ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」のエンディングテーマ「Good Love Your Love」を熱唱。GENERATIONSのボーカル2人が登場すると、DEEP「君じゃない誰かなんて~Tejina~」のカバーをDEEPのTAKA、YUICHIRO、KEISEIと、「片想い」を昨年DEEPと合流し、DEEP SQUADとなった宇原雄飛、杉山亮司、比嘉涼樹というフレッシュな面々と共に披露した。

白のサテンシャツに着替えた佐野玲於の姿が映し出され、始まったのはライブ初披露となる「Fallin'」。寝室のような空間で佐野は裸足のままさわやかにダンスを踊った。ここからはメドレー形式で、パフォーマーにフィーチャーしたコーナーが展開された。白濱は「Into You」、中務は「ECHO」、関口メンディーは「Tell Me Why」、小森隼は「Rainy Room」を披露。全員が再び集結すると、7人は「何もかもがせつない」をパフォーマンスした。

今年の5月、GENERATIONSは「離れていても心は一つ」というメッセージを込めた楽曲「You & I」をリリース。この曲を歌う前には、新型コロナウイルスの流行により、人と人とのリアルなつながりが絶たれたファンに希望をもたらしたこの曲についてメンバーが語る動画が配信画面に映し出された。「自分にとって『You & I』とは?」というお題を受け白濱は「自分の新たな価値観を気付かせてくれた1曲」、片寄は「大切な人の曲」、小森は「僕の周りにいてくれるすべての人たち」、関口は「僕と出会ったすべての人たち」、中務は「ファンの皆さんが改めて僕たちの希望であると気付かせてくれた大切な楽曲」、数原は「GENERATIONSとあなたをつなぐ、自分の人生において大切な言葉」、佐野は「“You”、皆さんは僕のパフォーマンスする、表現する理由。“I”、自分たちGENERATIONSは、自分にとって生きがいであり夢を叶えてくれる仲間」とそれぞれ思いを語った。

変わりゆく空の景色の中で「You & I」のパフォーマンスが終わると、関口がDEEP SQUADのコーラスをバックにオリジナルのラップで「Hard Knock Days」のパフォーマンスへとつなぐ。7人で楽しげにダンスを踊ったあとはパーティチューン「AGEHA」を披露。ファンから届いた写真が背後のビジョンに映し出される中「Make It Real」を歌いファンに感謝の気持ちを伝えた。「DREAMERS」を歌い終えたあとには、GENERATIONSから今年の活動を支えてくれたファンに向けて手書きのメッセージが映し出された。本編ラストの「少年」では片寄がピアノを弾き、学生の合唱団のコーラス映像とコラボレーション。GENERATIONSのパフォーマンスを荘厳なオーケストラサウンドと合唱がより盛り上げた。

アンコールパートでは2月10日にリリースされる新曲「雨のち晴れ」がお披露目された。蝶ネクタイを締め、おそろいのスーツを着た7人は「君がいつだって 君であるために 信じられる強さ手に入れた」「君がそこにいる ただそれだけでいい 当たり前のようで特別のこと」と聴く人を肯定するこの歌を真心を込めて届けた。EXILE「時の描片 ~トキノカケラ~」のカバーでは過去のライブ写真が飾られた廊下を歩きながら、ライブ翌日の12月28日に28歳の誕生日を迎える数原をサプライズで祝福。ケーキが置かれた台の下から佐野がプレゼントを取り出すと、数原は「歌いづらいよ!」と笑いながら「踏みしめる ジェネとの時間を」と最後の歌詞を変えて歌いメンバーに感謝の気持ちを伝えた。

数原が泣く泣く買うのを断念したというデニムをこっそり手に入れた佐野が数原に贈り、マネージャーが手配したというマイク型のケーキを数原が味わったあと、ライブはMCのコーナーへ。最初にマイクを取った白濱が「『LIVE×ONLINE』は4回やってきたけど本当に大変だった。みんなに支えてもらいながら……」と泣き出してしまうと、ほかのメンバーはEXILEと兼任しながらGENERATIONSのリーダーを務め、PKCZに電撃加入した白濱の怒涛の2020年の活動をねぎらう。続いてマイクを取った佐野は「自分はEXILEに憧れてその生き方が好きでLDHに入った人間だから、その生き方を投影して踊ることがダンサーとアーティストとの違いだと思ってて。だからEXILEも俺らもステージに立つときは毎回明日死んでもいいと思って踊っています。アーティストとしてポジティビティを届けて、皆さんにも死ぬ気で楽しんでほしいという思いで切磋琢磨してステージを作り上げています」と、新型コロナウイルスの影響下で思うように活動ができない期間に考えたことを話す。そして「RISING SUN TO THE WORLD」をテーマに掲げて行う2021年の活動について、「自分たちアーティストは皆さんに心から元気になってもらいたいと思って、自分の身を削りながら毎日エンタテインメントを届けています。だから今回のライブも、来年のツアーやEXILE TRIBEの動向を見守っていただきたいし応援してほしいし全力で楽しんでほしい。みんなの熱量は半端ないので期待して待っていてください」と力強く語った。

小森は「今年はネガティブな気持ちになることも多かったですし、焦っていた自分もいました。2020年は『みんなで一歩止まれ』という状態になって、周りを見渡すと1人じゃなかったんだなと一番近くにGENERATIONSのみんながいて思いました。自分はありがたいことにラジオやテレビなどチャレンジする場所があって、GENERATIONSから一歩離れて、みんながいたから自分はここにいるんだと感じました」とコメント。関口は「LIVE×ONLINE」を通じて成長できた2020年を振り返り、「当たり前だった生活が新しい当たり前になって今までとは違う生活になった今がある。それをラップに込めました。ウサギとカメの話が入っていたんですけど、自分のことをカメだと思っていて。悩んでいる人もいると思いますが、自分のペースでいい。前を向いて一緒にがんばっていきたいと心から思っています。背中を押し続けられるような存在でいたいと思っています」と自身の思いを述べた。

中務は「コロナウイルスの影響で、皆さんに会える場所がなくなってしまい、存在意義がわからなくなったというか。みんなほど芝居ができるわけじゃないし、歌が歌えるわけじゃないし、自分にはダンスしかない。でもそのダンスを届ける場所がなくなったことで自分はGENERATIONSにいていいのかなと考えることもあって」と切実な思いを吐露。そして「メンバーが支えてくれて、ダンスを褒めてくれてやっぱり自分はダンスを届けていくことが使命だと感じました。本当に自分にはダンスしかないですし、ダンスのときにしか自分を開放できない。そんな自分を輝かせてくれる場所をほかの6人が作ってくれるし、スタッフさんも支えてくれて。そうして自分がここに存在しているんだなとすごく感じました」と付け加えた。片寄は今回のライブについて「GENERATIONSの楽曲が意外とストリングスを入れたアレンジやメロディックな雰囲気と合うんだと再発見できました。タイトルがハードルを上げている分、ご期待に添えているライブになっていたらいいなと思います」と語り、「2021年も皆さんに元気になってもらえるような、そんなグループを目指してがんばっていきたい」と来年の抱負を添えた。

数原は「今年を振り返ってみると激動の1年だったなと思います。ライブがなくなって自粛が続いたあの時期は心に穴が開くとはこういうことだなと感じさせられました。こうやって『LIVE×ONLINE』という新しい形に挑戦していくことで自分の存在価値を見い出せましたし、改めて自分たちがやっていることは皆さんの人生に少しでも華を添えられることなんだなと再認識できるた1年だったなと感じました」と今年の活動を振り返る。そして声帯にポリープができてしまい、年明けに手術を予定していることを告白。「あるときから声が出ないなと検査したところかなり声が出づらい状態になってしまっていました。毎日自分の喉と向き合って、日々声が出なくなる状況にかなり苦しみましたが、振り返ればコロナウイルスにも感染し、またこうしてライブを思い切ってできるとなったときに声が出なくなるという悲劇が続いて。今日もリハーサルを途中で抜けてケアをしてステージに立たせていただいて、自分でも驚いたんですけど画面の向こうで皆さんがこのライブを観てくださっていると感じたときに、ここ最近で一番声が出て、このメンバーと一緒にパフォーマンスできていることが心から楽しいなと感じました。僕にとって、そして僕らGENERATIONSにとって皆さんは太陽のような存在で、皆さんが元気でいてくれるから僕たちの心は元気でいられて、一生懸命歌ってパフォーマンスをすることができるんだなと痛感しました。どれだけつらいことがあっても、皆さんの応援が僕たちを突き動かす原動力だという証明になりました」と、姿は見えなくともファンの思いを受けて今できる最大のパフォーマンスができたと話す。加えて「来年は『RISING SUN TO THE WORLD』という、皆さんを元気にする大きなプロジェクトが待っています。EXILEさん、三代目 J SOUL BROTHERSさん、そしてJr.EXILEとLDH総出で、皆さんの心に暖かい太陽が上ぼるようなそんなエンタテインメントをお届けして参りたいと思います。いい年末を過ごしていただいて、来年は心を明るく、そしてみんなと一緒に日本を元気にしていくつもりでがんばりたいと思っています」と話した。

メンバー全員が話し終え、最後はスツールに座って「いつか晴れ渡る空の下で」を披露。数原が感極まり泣き出してしまう場面もあったが、なんとか最後まで歌い切りGENERATIONSにとって2020年最後の単独公演の幕は閉じた。

このライブの模様は12月30日(水)23:59までABEMA PPV ONLINE LIVEで配信中。本日12月28日(月)20:00からは2020年をもって解散するE-girlsのラストライブ「LIVE×ONLINE BEYOND THE BORDER E-girls LAST LIVE」が配信される。

※記事初出時、本文に誤りがありました。お詫びして訂正します。

「GENERATIONS LIVE×ONLINE 2020 BALLAD BEST ~ORCHESTRA LIVE~」2020年12月27日 セットリスト

01. 空
02. ヒラヒラ
03. One in a Million -奇跡の夜に-
04. Always with you
05. Lovers Again
06. 涙
07. 花
08. Love You More
09. Star Traveling
10. Lonely
11. Stupid ~真っ赤なブレスレット~
12. My Only Love
13. Good Love Your Love
14. 君じゃない誰かなんて~Tejina~
15. 片思い
16. Fallin'
17. Into You
18. ECHO
19. Tell Me Why
20. Rainy Room
21. 何もかもがせつない
22. You & I
23. Hard Knock Days
24. AGEHA
25. Make It Real
26. DREAMERS
27. 少年
<アンコール>
28. 雨のち晴れ
29. 時の描片 ~トキノカケラ~
30. いつか晴れ渡る空の下で

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