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スチャ、OWV、chelmicoら50組超のアーティストが登場!サンリオピューロランドのハロウィン企画盛況

「SPOOKY PUMPKIN 2023」の様子。
6か月前2023年11月03日 14:05

10月28日に東京・サンリオピューロランドにてオールナイトイベント「SPOOKY PUMPKIN 2023」が開催された。コロナ禍でのオンライン配信などを経て、4年ぶりの有観客開催で行われた本イベントには総勢50組以上のアーティストが出演。ピューロランド内に設置された5つのステージでパフォーマンスを繰り広げた。

MAIN STAGE

会場エントランスからすぐの、ピューロランドのセンターに立つ知恵の木を中心にした、本イベント最大のステージ「MAIN STAGE」には、オープンと同時に世界的に活躍するイラストレーターJUN INAGAWAがDJで登場。アブストラクトな音響からダンサブルな楽曲に展開し、独特の世界観でこの日のオープニングを飾った。DJブースに立つと同時にフロアから大きな歓声が起きたサンリオキャラクターのクロミは、USメインストリームやR&B、J-POPクラシックなどを幅広く選曲し、オーディエンスを盛り上げていく。続くLEGENDオブ伝説 a.k.a サイプレス上野がバトンを受け継ぎ、マイクでのパフォーマンスも含めてフロアを温めていく。そして時計が0:00に近づくと、11月1日に誕生日を迎えるハローキティがステージに登場。スティーヴィー・ワンダー「Happy Birthday」に乗せて、フロアからも「ハッピーバースデー」の合唱と拍手が起き、ハローキティの誕生日を会場全体がお祝いした。

オレンジのマントを身に着け登場したスチャダラパーは新曲「リンネリンネリンネ」に加えて、「今夜はブギー・バック(LUVRAW REMIX)」などのクラシックを披露し、ベテランならではのステージでメインフロアのテンションを高める。そして続くDJ Hello KittyはメインストリームのフロアヒットからJ-POPまで幅広いダンスミュージックを中心にオーディエンスを踊らせ、キュートなダンスとアクションでも観客を魅了した。GENERATIONS from EXILE TRIBEの白濱亜嵐、EXILE MAKIDAI、DJ DARUMAによるユニットPKCZは「Gravity」などダンサブルな楽曲を矢継ぎ早につなげ、パワフルなダンスパフォーマンスでフロアを盛り上げた。DISH// のメンバーである橘柊生のDJプロジェクトDJ To-i(from DISH//)は、洋邦楽曲のリミックスバージョンを中心に、同時にブースに登場したオカモトレイジ(OKAMOTO'S)とのDJプレイでパーティを盛り上げていく。DJピエール中野(凛として時雨)は、ロックからアイドル、歌謡曲まで幅広くプレイし、オーディエンスとの一体感を高めた。

「ENTERTAINMENT STAGE」にも登場したOWVの佐野文哉はK-POPを中心にプレイし、OWVメンバーが登場した際にはフロアから拍手が巻き起こった。オーソドックスなBPMからドラムンベースまで縦横無尽なビートアプローチで、オーディエンスをひたすら踊らせるライブを展開したのはパソコン音楽クラブ。オリジナル楽曲に加えて、chelmicoとのコラボや、ピューロランドのパレードで流れる定番曲「KAWAII FESTIVAL」のリミックスなど、バラエティに富んだパフォーマンスで「MAIN STAGE」をコントロールした。ラストに登場したDJセク山は、プレイする楽曲のBPMを徐々に下げ、サイドMCとして登場したサイプレス上野とともに、クロージングDJとしてフロアを絶妙にチルアウトさせた。

ENTERTAINMENT STAGE

クリエイターユニットVJ REAKSの手がける映像がステージ上に設えられた巨大スクリーンに映し出され、映像とステージとの相乗効果も特徴だった「ENTERTAINMENT STAGE」のトップを飾ったのは、セントチヒロ・チッチ(ex. BiSH)のソロプロジェクトCENT。「子供の頃からピューロランドに来ていた」という彼女のエモーショナルな歌声で紡がれるアコギによる弾き語り「夕焼け」で、このフロアは幕を開けた。オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」から登場した4人組ユニットOWVは、「UBA UBA」や「Gamer」など5曲をタイトにパフォーマンスした。ファンの持つ白いペンライトの光を浴びてライブを披露したのは「Star Boys Audition」を勝ち抜いた6人による男性ダンス&ボーカルグループWATWING。「Waves」や「WAIT A MINUTE!」など全7曲を披露し、楽曲ごとに大きな歓声がフロアから巻き起こった。SKY-HI主宰のマネジメント / レーベルBMSGに所属し、来年1月には武道館単独公演も控えるNovel Coreは、「BABEL」や「A GREAT FOOL」など、その卓越したボーカル力に加えてダンスでも魅せ、ソロアクトとしての力強さを見せつけた。

世界的にも注目度の高い4s4kiは、「もっと揺れてるみんなが見たい!」とオーディエンスを煽りながら「Punish」や「おまえのドリームランド」など全9曲を披露。ポップとアバンギャルドを共存させた強烈な世界でフロアを彩った。ステージの転換中に長蛇の列ができたのはVTuberとして、そしてアーティストとして活躍するピーナッツくん。同じくVTuberの甲賀流忍者ぽんぽこの登場や、代表曲「グミ超うめぇ」の披露など、エンタテインメント性の高いステージで観客を湧かせ、話題性だけではないパフォーマンス力を提示する。LADYBABYとして活動していた黒宮れいと金子理江による、今年1月から始動した新ユニットREIRIEは、「ULTRA」などロック色の強い楽曲を、キュートなボーカルと振付でパフォーマンス。女性ファンから大きな歓声を集めていた。2人は最後に「おやすみなさい」という言葉で「ENTERTAINMENT STAGE」を締めた。

FAIRY STAGE

森をモチーフにしたメルヘンチックな造形が印象的な「フェアリーランドシアター」に設けられた「FAIRY STAGE」。音楽だけではなくミュージックビデオやデザインなども自ら手がけ、「SXSW 2023」にも出演したカメレオン・ライム・ウーピーパイは、デジロックを基調としたハードでカラフルな楽曲と、ど派手なパフォーマンスで、この日の「FAIRY STAGE」の口火を切る。2021年にアップされた動画がバズり大きな注目を集めたニューウェイブテクノポップバンドLAUSBUBは、アシッドテクノやテクノポップを中心にしたシンセビートとキュートなボーカルからなる、そのオリジナルなサウンド性でオーディエンスを魅了した。今年、本格的な活動を再開したCharisma.comは「お局ロック」や「HATE」など代表曲に加え、「カンブリア」など新曲もパフォーマンス。改めて感じさせられるラップ巧者ぶりに、多くの観客が拍手を送った。

女優としても活動し、女性ラッパーによる中国の音楽ドキュメンタリー番組にも出演したRINNEEE(吉田凜音)は、「narabe」や「文句BOO」などアッパーな楽曲を中心に、アグレッシブなラップとステージングでオーディエンスを魅了し、その実力の高まりをしっかりとライブで表現。シンガーソングライターのさらさは、ギターを携えて歌う「ネイルの島」でライブをスタート。ソウルフルで芯のあるボーカルと、メロウな楽曲で会場の空気を一変させ、さらさ自身の持つエモーショナルなカラーで「FAIRY STAGE」を彩っていった。メンバー6人がキーボードやミキサーなどを操り、音楽的な幅の広さと凶暴な音響で、入場規制のかかったフロアを揺らした音楽プロジェクトPAS TASTA。そのステージにはPeterparker69やchelmico、ピーナッツくんなどゲストも数多く登場し、「FAIRY STAGE」のトリを華々しく飾った。

FOOD COURT STAGE

この日のアクトの中で唯一の芸人だった街裏ぴんくが「明るすぎる! シンガポールの昼間ぐらい明るい!」と叫んだ「FOOD COURT STAGE」には、AIR-CON BOOM BOOM ONESAN、ゆっきゅん、Yackle feat. Sora、徳利、valknee、西恵利香、相谷レイナ、plan i、bala、Hangovers、HiiT FACTORY、釈迦東京など、新世代を担うDJからラッパー、シンガー、プロジェクトまで幅広いアーティストが参加した。また、会場内には「そっくり館キサラ」からものまね芸人がシークレットで登場し、観客に飴を配るというサプライズもあった。

DISCOVERY STAGE

この日、最も多くのアーティストが出演したのが「DISCOVERY STAGE」。YourLimitCheers(ChibiChael&Nano Dia)のDJプレイに続いて登場したWhoopee Bombは、弱冠20歳のニューカマーでありながら、SEEDAを始めとするゲスト陣とともに一気に会場の熱気を高める。それとは対照的なメロウな雰囲気を醸し出したのがEminata。「Selfish」などをしっとりと歌い上げ、その確かなボーカル力で観るものを惹きつけた。男女混成8人組ユニットとして活動するlyrical schoolはアメカジで統一したスタイルで登場。「DRIVE ME CRAZY」などの楽曲とパフォーマンス力の高さで、アイドルファンから初見の観客までをしっかりとロックし、ライブの巧みさを証明する。

DJとして登場したオカモトレイジ(OKAMOTO'S)は、K-POPやJ-POPのリミックスを中心にプレイし、DJ / 選曲家としての手腕の高さでフロアを熱狂させる。その派手な空気から、「SAMSAVANNA」で一気に別世界へとオーディエンスを引き込んだのは呂布カルマ。ダウナーなビートと独特な詩世界からなるラップによって生まれる言葉の熱量に、観客は飲み込まれていく。BMSGに所属するAile The Shotaは、「IMA」や「常懐 feat. 春」などを丁寧に、そして楽しげに歌い上げ、ポップセンスあふれるステージングを披露。ロマンチックでタフ、しなやかなラップを聞かせたのはRyohu。「all in one」や「hanabi」など、クールなスタイルでステージを形作っていく。続いて登場したのは御大RIP SLYME。サポートのおかもとえみ&WISEとともに、「JUMP」や「JOINT」など問答無用のクラシックが惜しげもなく披露されるとフロアは大爆発。続くchelmicoも代表曲「Highlight」でライブをスタートさせ、キュートなダンスも印象的な「I just wanna dance with you- period」や「Easy Breezy」など、こちらもヒット曲を矢継ぎ早に披露し、会場の熱気は最高潮に。

宇宙人に抱えられるようなコスプレで登場したPeterparker69。「Flight to Mumbai」などバイラルヒット曲を中心に構成されたステージは、現在進行系のサウンドを強く感じさせた。海外勢とのコラボも多いHIYADAMは、MCを挟まずに30分の持ち時間の中で12曲を披露するサービス精神の高さと、スキルフルなステージングが印象に残り、客席にほかのアーティスト陣が見学にきていたのも納得の仕上がり。ライブアクトとして「Discovery Stage」のトリを飾ったのは6人組ユニットSTARKIDS。コックやゾンビなどのコスプレをするメンバーと、ステージファッションのメンバーの対比から感じる自由さは、音楽的な享楽性を追求したカラフルかつ野放図、バイタリティあふれる楽曲とパフォーマンスにも通じるだろう。最後はクロージングDJのshucreamが、ディスコからアイドルまで幅広い楽曲をプレイし、イベントの名残を惜しんだ。

(c)2023 SANRIO CO., LTD. TOKYO, JAPAN  著作 株式会社サンリオ

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