BTSやTOMORROW X TOGETHERらが所属するBig Hit Entertainmentが、事業拡大のため会社名をHYBE(ハイブ)に変更することを発表した。
これは本日3月19日にYouTubeで配信されたBig Hit Labelsの新ブランド発表会にて明らかになったもの。代表のパン・シヒョク氏、CEOのユン・ソクジュン氏、HQ CEOのパク・ジウォン氏は、設立16周年を迎えるBig Hit Entertainmentが手がけるビジネスを総括し、拡張できる構造の象徴としてBig Hit Entertainmentから連結、拡張、関係を意味するHYBEという会社名に変更することにしたと語った。
HYBEの組織は韓国のHYBE本社とアメリカ地域に拠点を置くHYBE Americaで構成。事業はアーティストの音楽事業をサポートするレーベルユニット・HYBE LABELS、映像コンテンツIPや学習ゲームに特化された映像ユニット・HYBE SOLUTIONS、言語の壁を越えてファン同士でつながれるコミュニティ・Weverseなどを運営するユニット・HYBE PLATFORMSの3軸で展開される。
HYBE LABELSは、BTSやTOMORROW X TOGETHERらが所属するBIGHIT MUSIC、ENHYPENが所属するBELIFT LAB、GFRIENDが所属するSOURCE MUSIC、NU'ESTとSEVENTEENが所属するPLEDIS Entertainment、ZICOらが所属するKOZ ENTERTAINMENT、そして日本向けのレーベル・HYBE LABELS JAPANからなる。パン氏は「Big Hit Entertainmentがなくなるわけではなく、それより大きい器がHYBEです。BIGHIT MUSICという名前でHYBEを構成する1つのレーベルとしてこれまでと同様にアイデンティティを発信します」と説明を付け加えた。
Big Hit EntertainmentはSNSを通じて3月11日より「What do you believe in?」という問いかけを発信し、所属アーティストたちも「We believe in」に続くメッセージを投稿してきた。この問いに対するHYBEの答えは「We believe in Music」。昨年行われた上場記念式でパン氏は「音楽に基づく、世界最高レベルのエンタテインメントライフスタイルプラットフォーム企業」というビジョンを掲げたが、この中にある「エンタテインメントライフスタイル」という言葉について「音楽からなる無限の想像力と楽しさで満ちた、日常の幸せと暮らしの質を高めるすべての経験のことです。このような経験が個人の成長になり、プラットフォームを通じてまた個人と個人、さらに世界とつながることで個人と世界がいい影響力を分かち合い、肯定的に関係を結べるようにすることが私たちの最終的な目標です」と述べた。
音楽を第一に考えるHYBEのブランドシンボルは、五線譜がモチーフに。大胆でチャレンジングな精神を込め、アクセントカラーはハイパーレモンに決定した。
また発表会の中ではHYBEの新社屋のイメージも公開され、ミュージアム「HYBE Insight」が作られることも明らかになった。「HYBE Insight」は独特な方法で音楽を体験できる空間になっているという。一般公開されるのかは定かではないが、発表会では「たくさんの方々が訪問してくださり音楽の文化的価値を体験してほしい」とパン氏たちは語った。なお発表会の模様はYouTubeにて公開中。