ザ・クロマニヨンズの真島昌利(G)の初めての著書「ROCK&ROLL RECORDER」が株式会社ソウ・スウィート・パブリッシングより2月10日に発売される。
本書は人生の転機となったThe Beatlesとの出会いや、初めて手に入れたエレキギター、仲間とバンドを結成して臨んだ初ライブ、“ロックンロールの神様の声がリアルに響いた”というパンクロックから受けた衝撃など、真島が幼少期からTHE BLUE HEARTS結成前後までの歩みを彼のレコードコレクションの写真とともに振り返るもの。The Beatles、The Rolling Stones、チャック・ベリー、Sex Pistols、The Clash、The Jam、The Specials、The Pale Fountains、RCサクセション、P-MODEL、東京ロッカーズなど、200枚を超える真島所有レコードの数々を撮り下ろしたディスクガイド本でありながら、作詞家として名曲を生み出してきた“マーシー節”の効いたエッセイとしても楽しむことができる。
またキャロル解散と同日に秋葉原で手に入れた初めてのエレキギターであるグレコ製EG480や、THE BREAKERS時代に愛用していた黒のスクワイア製テレキャスター、THE BLUE HEARTS活動初期に使用していたレスポールタイプといった貴重なギターの写真も収録。判型は7inchアナログと同じ18×18cmとなっており、細部からこだわりと遊び心、そしてロックンロールへの愛情を感じられる1冊に仕上がっている。
デザイン・DTPを担当したのは、ザ・クロマニヨンズのジャケットを手がける菅谷晋一。撮影には西槇太一とDream Aya(ex. E-girls)が参加しており、取材・編集には真島と親交の深い森内淳(DONUT)が協力している。
なおザ・クロマニヨンズは8月より6カ月連続シングルリリース企画「SIX KICKS ROCK&ROLL」を実施中。1月からは全国ツアー「ザ・クロマニヨンズ ツアー SIX KICKS ROCK&ROLL」を開催する。
本書「ビートルズの衝撃!」より抜粋
ビートルズはドカドカドカと僕の心の中に入り込んで、
キーを回してエンジンをかけて、クラッチを踏んでギアを入れて、
アクセルを「ボアーン!!」とひとふかししたんです。
興奮と熱狂の中で「あんなことがやりたい!」と強く思いました。
そんな風に物事を強く思ったことは、それまで一度もありませんでした。
それは初めての感情で、それからはずっと夢見心地でした。
本書「パンク・ロック大爆発!」より抜粋
ビートルズを初めて聴いたときと同じ声が、
セックス・ピストルズから、パンク・ロックから聴こえてきました。
「なんで君も笑わないの? なんで君もやらないの? 次は君の番だぜ」と
セックス・ピストルズは僕に語りかけたのです。
それは僕にとって、ロックンロールの神様の言葉でした。
その言葉を僕は今まで何度も聞いてきたのですが、
これほどリアルに響いたのは初めてでした。
真島昌利「ROCK&ROLL RECORDER」目次
・ビートルズの衝撃!
・ギター革命
・ロックンロール・ア・ゴー・ゴー!
・夏のリズム・ギター
・ミート・ザ・ローリング・ストーンズ!
・コンテスト&オリジナル
・パンク・ロック大爆発!
・MR.ジョー・ストラマー
・キック・アウト・オブ・ザ・ジャム!
・パンク・ロック・ジャングル
・ロンドンとかニューヨークとかジャマイカ
・ネオアコ暴動!
・日本のCool Beat
・チットチャット